言い訳の東京旅行四日目(6)。品川神社の富士塚。品川宿、品達せたが屋。品川駅からさようなら

鮫洲の運河でピーポくんと一緒にまったりできたので、後は品川観光の心残りを解消して今回はお開きです。

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京浜急行新馬場駅近くの、品川神社です。

源頼朝安房国(現在の千葉県南部)から洲崎明神を勧請したことが起こりだそうです。

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お参りとは別に、境内に富士塚があるので来たんですよね。

富士塚は江戸時代に江戸で盛んだった富士信仰の名残りで、要は富士山を模してつくられたミニチュアなんですね。

頂上に上って本物の富士山を遥拝する、あるいはこの富士塚そのものを富士山と見立てて登山する、と言った信仰の現場だったのですね。

東京都内には現在も富士塚が複数残っているそうです。

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峻険な登山道を行く富士登山を、短時間で疑似体験することができます。

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京急の高架の向こうには北品川の商店街が見えております。

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富士塚を下山して、商店街へ。

この道は先で旧東海道と交わります。

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品川区立聖蹟公園です。

何気ない公園ですが、明治元年明治天皇行幸の際に「行在所」となったことにちなみ聖蹟公園と名づけたそうです。

そして、同時にこの公園はかつての品川宿の本陣跡だということです。

品川宿の中心だったということですね。

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燈籠があったりして本陣宿の名残りを演出してますね。

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石井鉄太郎翁の像だそうです。

地元の社会福祉に貢献して、品川名誉市民となった方だそうです。

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新聞少年の像(夜明けの像)だそうです。

先の石井鉄太郎氏によって寄贈された像だそうですよ。

ではその石井鉄太郎氏の像は誰によって寄贈されたのか、というところが私は気になりました。

気になっただけで詳しい事情までは調べません、あしからず。

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品川宿旧東海道沿いがきっちり整備されて商店も並び、まるで今でも宿場として機能しているかのような妄想が楽しめます。

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お土産に、「せんべい処あきおか」で品川巻を買いました

品川宿に来たら本場の品川巻を買うのは外せない、と思ったわけです。

各種せんべいが売られていましたが、お値段はどれもお高めでした。

本場の品川巻は持ち帰って食べたところ美味でありました。

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この坂道の付近は問答河岸跡になるそうです。

問答河岸ってなんか面白いですね、おいてけ掘的な場所ですかね。

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「問答河岸由来記」はあったのですが、字がかすれてよくわかりませんでした。

最後に政治家の故・宇都宮徳馬の銘が刻まれているのだけ、読めました。

宇都宮徳馬による文章だったようです。

問答河岸の由来については、謎のままでした。

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品川宿の北の外れまで来てしまいました。

もう少し歩けば品川駅です。

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京王品川ビルが建っています。

ここが京王電鉄の本社なのかな?と思ったのですが、調べたら京王電鉄の本社は多摩市の聖蹟桜ヶ丘駅の駅前にあるということでした。

とても立派で本社っぽくて、まぎらわしいですね。

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高架下につくられたラーメン店の集まり、「品達」に来ました。

私はここへ来るのは初めてです。

お昼にしましょう。

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数ある名店の中から、今回は「せたが屋」でお昼をいただくことにしました。

創業者の方がよくテレビ等の媒体に出ておられて、知名度あるお店ですよね。

そして知人から「ここは美味い」と勧められてもいたのです。

世田谷区の本店でいただく前に、便利な品達で初せたが屋とさせていただきます。

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1100円のせたが屋らーめんを頼みました。

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これは美味しいですね。

香り高い魚介系のスープにぷりぷりと弾力がありつつ噛み切れば柔らかなチャーシュー。

麺はしっかりの細麺。

私の好みにしっかり合ってました。

今調べたら、せたが屋の店舗が大阪の難波にもできているんですね。

またせたが屋に来たいな、と思ったので、今度は難波店に行ってみようかと思います。

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食後、新幹線の発車時間まで間があるので、柘榴坂を登って…。

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物流博物館に来ました。

日本通運が運営する、企業博物館です。

物流関係の現場で働いていたことがあったので、どんな展示があるのか見たかったのです。

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企画展の「トレーラーと索引者」。

戦後のトレーラー車両の変遷が展示されてあって、見どころありました。

今はすっかり見かけなくなった小さなオート三輪が戦後は資材不足の状況では生産が容易だったので物流の主軸を担ったとか、大型トレーラー車両を日通の技術者が海外メーカーから購入して国産化の研究に使用したとか。

大量消費社会は、物流網とトレーラーの存在とがあってこそ成り立つものなのですね。

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物流博物館裏手に広がる高級住宅地のさなかをうろうろ。

不審者じゃなくてですね、この近くに旧島津公爵邸跡があるというので、見学しようと思ったのです。

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旧島津公爵邸は、清泉女子大学になっていました。

どうも、旧島津公爵邸をそのまま校舎として利用しているそうです。

写真撮ってるからって不審者じゃないですからね。

旧島津公爵邸はジョサイア・コンドルの手による建築。

日本銀行の所有から戦後はGHQによる接収を経て、清泉女子大学によって購入されたということです。

中を見学する時間まではないので、見学できるかどうかわかりませんが、中に入ろうともしませんでした。

清泉女子大学の学生さんが案内してくれる旧島津公爵邸の見学ツアー動画が公開されています。 

素晴らしい建築を保存しながら、そのまま校舎として使っているのですね。

実物を見ることができたら、もっと素敵な体験になりそうです。

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品川駅に戻ってきました。

今回は忠臣蔵、『街~運命の交差点~』、『真・女神転生Ⅳ』等、各作品のロケ地を巡る旅で、楽しかったです。

品川もそうだったのですが、東京には私の行ったことのない街がたくさんあります。

東京は何度来ても楽しいな、と思いました。

いつまでもおのぼり気分を忘れずにいます。

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言い訳の東京旅行四日目(5)。ともかくも鮫洲へ。ジョナサン。鮫洲運転免許試験場。堀江敏幸。ピーポくん

朝早く宿を出てきて、朝食まだなんですよね。

朝食を食べたいですね、鮫洲で。

鮫洲でしか食べられない朝食を。

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鮫洲駅近く、京急の高架下にファミリーレストランの「ジョナサン」がありますね。

都民と関東圏の皆様はご存知ないかもしれませんが、ジョナサンって静岡県以西には展開していないんですね。

つまり私が住む大阪府にも店舗はありません。

で、入ったことないんです。

以前、劇画の『ジョジョの奇妙な冒険』の第一部の主人公、「ジョナサン・ジョースター」の名前は作者の荒木飛呂彦氏がファミレスのジョナサンで編集者とよく打ち合わせをしていたので名づけた、というような雑学を耳にしまして。

都内でジョナサン見かけたら入ってみよ、ぐらいに思っていたのです。

ジョナサン自体が私にとっては珍しいし、またジョナサン鮫洲店は鮫洲にしかないので、ここでの朝食は鮫洲でしか食べられない朝食と言ってしまってよいでしょう。

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ジョナサン鮫洲店。

京急の高架下っていうレアな店舗立地。

記念すべきジョナサン初入店。

気合入ります。

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カプチーノ

マグカップが何かハイセンス。

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スパニッシュオムレツのモーニングセットを頼みました。

領収書を紛失してしまいましたが、だいたい600円ぐらいだったと思います。

今、ジョナサンの公式サイトでこのメニューを探したのですが、載っていませんでした。

旅した当時の期間限定メニューだったみたいです。

朝方で店内にお客も少なく、広々した店内でのんびり朝食を楽しめました。

スパニッシュオムレツ、おいしゅうございました。

 

美味しい朝食と初ジョナサンを堪能できて、満足しました。

気持ちがいいです。

これから今日の目的地、鮫洲運転免許試験場に向かいます。

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鮫洲駅の東側に隣接して、鮫洲八幡神社があります。

お参りしました。

境内には厳島神社を祀った池もありまして、雰囲気がありました。

「出世稲荷」と名づけられたお稲荷さんのお社もあります。

当然こちらにもお参りしました。

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東京の下町という雰囲気ですね。

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この先に進むと運河に突き当たるようです。

運河沿いに行けば鮫洲運転免許試験場にたどりつくはずなのです。

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船宿ですな。

つり船と屋形船を出してくれるそうです。

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運河に接して、先ほどの船宿の船着場もありました。

鮫洲から江戸湾、もとい東京湾に漕ぎ出していくのですね。

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現代の鮫洲です。

今は東京湾に通じる運河です。

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この散策路の先で316号線に突き当たります。

316号線沿いに運転免許試験場があります。

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堀江敏幸の小説『いつか王子駅で』に、仕事帰りに路線バスを乗り過ごした主人公が鮫洲まで来てしまうくだりがあります。

大井競馬場方面行きのバスが鮫洲まで来たとき、主人公はかつて知人の女性と連れ立って鮫洲を訪れた過去を思い出し、反射的にバスを降りるのでした。

 

「運転免許を持たない人間にはどう考えても無縁な場所へなぜやってきたのかといえば、ミニカーやプラモデルの車が大好きでテレビのモータースポーツなども熱心に追っているくせに頑として免許をとろうとしない私を諭すように、将来仕事に必要なこともでてくるはずだから車の運転くらいできたほうがいいに決まってるわよ、ともかくいっしょに鮫洲へいきましょうと誘ってくれるひとがあったからだ。彼女の住まいがたまたま大森近辺にあって、免許をとるなら鮫洲がいちばん便利だというだけの話だったけれど、東京に住むのであれば車などかえって邪魔だとかつてもいまもそう信じている私は、免許をとったらすぐに車を買って屋根にスキーの板をくくりつけるのだと夢見心地の彼女にずいぶん醒めた応対をしていたのではあるまいか。そもそも寒い季節に寒い場所へ出かけるなんて生き物の本能にもとると考えていたから、鮫洲ではなくスキー場に誘われたとしても断っていただろう。しかし彼女の口から出てきたのは、いくらかでも男女の関係が進展しそうな雪山ではなく鮫洲だったのであり、私は私で、その地名に立ち止まらざるをえない、もうひとつの理由があったのである。

『ともかくも鮫洲へ行ってみよう』」

新潮文庫『いつか王子駅で』75ページ10行目から76ページ9行目にかけて抜粋)。

 

「ともかくも鮫洲へ行ってみよう」というのは岡本綺堂の書いた『半七捕物帳』の短編にある台詞で、この台詞をちょうど数日前に読んでいた主人公は、知人女性に似た言葉をかけられて鮫洲に同行してしまうのです。

こうして知人女性に付き合って教習所には来たものの、手持ち無沙汰の主人公は「授業を受けているあいだ鮫洲橋のあたりをぶらぶら歩き、陸運支局の横の土手で煙草を吸ったりして時間をつぶした」のでした。

この「ともかくも鮫洲へ行ってみよう」という言葉の魔力に私も引きずられて、鮫洲まで来てしまったようです。

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向こうに見えているのが鮫洲橋ですね。

陸運支局の横の土手、とはだいたいこの辺りからあの鮫洲橋の向こう側にかけての岸辺になるのかな、と思います。

私は煙草は吸いませんけれど、お天気もいいし、ここでしばらく過ごしたいです。

ただ先に運転免許試験場に参りましょう。

『いつか王子駅で』では先の場面に続けて、路線バスを降りた主人公が思い出をたどるように運転免許試験場に入り込みます。

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鮫洲運転免許試験場。

新しい建物ですね。

近くでも写真を撮りたかったのですが、入口の外に男性職員が立っていて、近づいた私に「ご用件は?」と改まった口調で訊ねるので、私はすっかり緊張してしまったのです。

売店に用事がありまして…」と口ごもりながら伝えるのがやっとでした。

追い返されるかと思いましたが、施設内に入れてもらえました。

今回、私は試験場内の売店に用事があってきたのです。

というのも、警視庁のマスコットキャラ「ピーポくん」のグッズが、都内の各運転免許試験場内の売店でだけ購入できるということを事前に知って。

ピーポくんファンの私は、品川方面に来た折には必ず立ち寄るつもりだったのでした。

 

試験場内の売店には飲食品類の他、ショーケース内に各種ピーポくんのぬいぐるみが飾られており、私は興奮しました。

売店の写真も撮りたかったのですけれど、先ほどの男性職員のことを思い出し、控えました。

各種ピーポくんグッズを購入して、試験場を後にしました。

試験を受けにきている人たちの目からは、売店で浮かれている私の姿は場違いに映ったかもしれません。

早々に鮫洲の土手際に戻ります。

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カモメがやたらといますが、この辺りに座ってしまいましょう。

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ぬいぐるみ小。

2410円(税抜き)でした。

いい買い物ができました。

かわいいなあピーポくん…。

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誰かに自慢したい。

鮫洲みやげ、もとい東京みやげと言えばピーポくん人形で決まりでしょう。

ちなみに、以前の記事で言及したテレビゲームの『街~運命の交差点~』には「ポピーくん」という微妙にピーポくんをいじったパロディキャラが登場します。

このゲーム中で重要な役割を果たす「ポピーくん」のぬいぐるみの存在感が印象的で、なら自分は本家のピーポくんのぬいぐるみが欲しい、と思っていたのでした。

とうとう手に入れてしまいました。

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ピーポくんマスコット人形です。

吸盤がついているのであちこち貼り付けられます。

400円(税抜き)でした。

こちらもお気に入りです。

他にもピーポくんシールと栞のセット、ピーポくんマグネット等買いました。

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いい買い物できたし、天気はいいし、ともかくも鮫洲に来て良かったな、とほくほく顔でした。

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カモメの人にピーポくんぬいぐるみを見せびらかしたりしましたが、反応薄でした。

 

ところで、ピーポくんグッズは都内の各運転免許試験場の売店で直接購入する以外に、郵送による購入も申し込みできるそうです。

詳しくは、「一般財団法人京都交通安全協会」の公式ウェブサイト内の案内をご参照ください。

www.tou-an-kyo.or.jp

 

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言い訳の東京旅行四日目(4)。鮫洲に来た。京急鮫洲駅横には大井公園

大森貝塚遺跡庭園から、再び大森海岸駅に戻ってきました。

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また電車に乗って、北の品川駅方面に戻ります。

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やってきたのは京急鮫洲駅でした。

鮫洲は都民にとっては運転免許試験場があることで有名な場所かと思います。

大阪府民の私は、あんまり鮫洲に馴染みはないのですけれど、今回は運転免許試験場にちょっとした用事がありましてね。

またそれとは別に、私が好きな堀江敏幸の小説『いつか王子駅で』の中に、主人公が鮫洲を訪れるくだりがあったのです。

そのシーンが印象に残っていて、一度鮫洲界隈を歩いてみたかったのです。

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鮫洲駅の西側を通る第一京浜のさらに向こうに、大井公園があるようです。

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敷地の真ん中を坂道が分断する、変わった公園です。

この坂道から高台にかけて、江戸時代には越前鯖江藩の藩主、間部(まなべ)家の下屋敷があったんですって。

間部家が下屋敷とする前は、仙台藩伊達家の下屋敷だったとか。

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高台が公園になってますね。

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この公園の一角に隣接して、ある偉人の墓所があるのですが…。

公園からは墓所内に入れないようになっています。

「こんなところにこんな人のお墓があった!」と私は思いました。

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いったん坂道を降りていきます。

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ここが参道入口のようですな。

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品川区指定史跡「山内豊重(容堂)墓」。

幕末の土佐藩第15代藩主、山内容堂(やまうちようどう)の墓所なのでした。

幕末に活躍した土佐藩出身の志士、坂本龍馬(さかもとりょうま)の主筋にあたる人物です。

山内家の分家筋の出身から藩主となり藩政改革を行いました。

倒幕の流れで大きな役割を占めますが、新政府樹立に際しては実権を握り損ねたようです。

遊び好きで豪放磊落な性格だったようで、藩士たちから慕われる魅力的な人物ではあったのでしょうね。

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お参りしました。

この大井公園の界隈に下屋敷を持っていた容堂は当時「土佐山」と呼ばれたこの高台から見る海の景色が好きだったようで、自らの遺言によってこの場所に葬られたということです。

容堂の墓の隣には薩摩の島津家から第13代藩主である豊惇(とよあつ)に輿入れした女性、候(こう)の墓があります。

容堂は豊惇の養子として藩主を継いでいますので、候は容堂の義母にあたります。

それから容堂の跡を継いだ第16代藩主豊範(とよのり)の夫人の墓と、山内家合祀の墓がありました。

仙台藩伊達家、越前鯖江藩間部家、土佐藩山内家、とこの鮫洲の界隈には大名の下屋敷が多かったのですね。

海が近くて眺めがよく、また大名家が国許から船で物資等を陸揚げするのにも便利だったのでしょう。

鮫洲へ来て早々、この土地の歴史的背景を感じたような。

そんな気持ちです。

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言い訳の東京旅行四日目(3)。まさに異次元、大森貝塚遺跡庭園

鈴ヶ森刑場跡から西に1キロほど歩いたところに、有名な大森貝塚があるそうなんですね。

明治10年アメリカ人のエドワード・モースが列車の中から貝塚付近を見て発見したとかしないとか。

日本史の教科書にモースと大森貝塚については載っていますね。

私も日本史好きを自称しておりますので、そんな重要地点を見逃す手はないのです。

興奮してきました。

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この通りをずっと行けばいいそうですな。

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品川区立大森貝塚遺跡庭園。

着いたようですな。

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敷地内に入る早々、正面の傾斜の先に怪しげな建造物を見ました。

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縄文人の心象世界を具現化したような建造物に囲まれた、広場ですな。

諸星大二郎の漫画『暗黒神話』の世界を思い出しました。

誰もいない。

朝方ですが、この雰囲気は少し恐ろしいです。

建造物は「地層の回廊」というもので、上に登れるそうです。

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異次元の果てで、文明人に会えたような気持ちでした。

モース博士像ですね。

ここ大森貝塚で土器類も発見したモース博士は、縄の模様のついた土器を「Cord-marked(縄文)」土器と命名したのです。

つまりは、縄文土器、そして縄文時代という概念をつくった嚆矢がモース博士だった、というわけです。

モース博士の大森貝塚発見以降、日本における考古学の縄文時代研究が始まるわけです。

ところでモース博士自身は、考古学者ではなく動物学者であったということです。

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登れたので、地層の回廊の上に登ってみました。

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上から見下ろすこの広場の怪しさ。

しばらくは追及せずにおきましょう。

建造物の裏側にまわって、大森貝塚発見地を見ます。

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敷地の東側に接して東海道本線の線路が通っています。

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貝塚、これでしょう。

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内部に、なんと発掘された貝殻がそのまま保存、展示されているのです。

しかも「そっとさわってみてください。」等と書かれてある。

おそれおおくてさわることはできませんでした。

自分が触ったとたんにぽろっと取れたりしたらどうしよう、と危惧したのでした。

これは日本史を習ったばかりの生徒さんに体感してもらいたい場所ですね。

本物の貝塚大森貝塚ですもの。

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庭園の敷地の端に、立派な石碑が立っています。

昭和4年の銘が入っていますから、明治10年大森貝塚発見からかなり年月を下って建てられたものですね。

発起人と賛成人として肩書き付きで当時の各分野の学者、貴族の方の名前が挙げてあります。

私の知らない名前ばかりの中で、「医学博士 小金井良精」の名前を見つけました。

彼は文学者の森鴎外(もりおうがい)の妹婿であり、作家の星新一の母方の祖父にあたります。

大森貝塚の発見は、良精が医学生であった頃の出来事でした。

後に解剖学者、人類学者になる若い頃の小金井良精に、大森貝塚縄文文化の発見が大きな影響を与えたであろうことが想像できますね。

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ちょうど141周年記念の年に訪れましたよ。

141年って何かの節目なんだかよくわからない数字ですね。

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モース博士は、横浜駅から東京駅に向かう汽車の中から崖の中に貝の積み重なりを見つけたといいます。

当時の汽車がどれぐらいの走行速度だったのか知りませんが、モース博士も目ざといですね。

日本に初めて来て、車窓からの風景をよく観察していたのでしょうね。

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波を模したモニュメントが敷地の際にいくつか配置してあります。

縄文時代後期にはJR線路に面したこの崖のあたりが海岸線だったそうです。

この大森貝塚から東はずっと太平洋で、そういう海側に突出した場所だから当時の縄文人がここで貝を採ったり縄文土器を使ったりして暮らしていたわけなんですね。

つまり、品川区民の遠いご先祖がこの辺りを生活の場にしていたわけです。

 

いったん上の縄文の広場に戻りましょう。

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始まってました。

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霧がね。

噴出する仕掛けだったんですね。

この縄文の広場。

実はこの仕掛けについては庭園内の案内版に説明がありまして、ぶらぶらと敷地内を散策しながら、噴出する時間を待っていたのです。

30分ごとに霧が噴出する仕掛けだそうです。

シューシュー言いながら霧を噴出する仕掛けに、私は興奮しました。

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途中で走ってまた地層の回廊の上に登ったり。

霧を上から見たかったんですね。

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霧を見つめるボース先生。

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そろそろ霧の出も下火になってきました。

ずっと見ていても飽きませんでしたが、お暇どきのようです。

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平成の終わりと縄文時代とが繋がったひと時でした。

まさに異次元、大森貝塚遺跡庭園。

皆様もぜひ一度いらしてください。

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日本考古学の原点・大森貝塚 (シリーズ「遺跡を学ぶ」)

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言い訳の東京旅行四日目(2)。大井競馬場来訪。旧東海道を通って鈴ヶ森刑場跡

競馬はやったことがないんですが、この旅の頃に少し興味を持っていまして。

今日は品川区南部を観光するついでに、地方競馬で有名な大井競馬場も見学しておこう、というつもりだったのです。

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「鈴ヶ森」の交差点です。

首都高の高架の向こうには江戸時代の「鈴ヶ森刑場」の跡地が残っています。

高架の向こうには行かず、高架に沿って右折しましょう。

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数百メートルばかり歩いて、大井競馬場に着いたようですな。

しながわ区民公園と大井競馬場は敷地は隣接しているのですが、かなり迂回してこないと来れません。

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入口前にバス停留所と駐車場とを兼ねた広いスペースが設けてあります。

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人が全然いませんね。

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ゲートは閉まってますね。

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営業時間前だから閉まっている、ということではなくレースの開催されてない日に来たのですね。

こういう日にも中を見学できたりしないかな、などと期待して来たのですが、閉まってますね。

何となく予想はしていましたけれど。

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定員の数の根拠を知りたく思いました。

この定員いっぱいに人を入れたら、場内が人でパンパンになってしまうのですかね。

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ゲート内をのぞくと、中は何か遊園地のような雰囲気で。

入りたいなあ…と思いながら物欲しそうな目で中をのぞいていました。

次に機会があれば、レースの開催期間中にでも来たいですね。

競馬場内のグルメとかあるそうで、気にはなっているんですね。

 

…次に行きましょう。

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この道が、旧東海道なんですね。

このあたりはかつての宿場町、品川宿の南の外れでした。

ここから南下して、先に見た鈴ヶ森の交差点付近まで戻ります。

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旧東海道沿い、かつては江戸を出て関西方面に向かう旅人たちがここを通ったのですね。

今は落ち着いた住宅地の風情です。

車道側に自転車レーンが設けてあるのは、歩行者にとっては好感が持てるポイントです。

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鈴ヶ森刑場跡に来てしまいました。

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現在は車道と車道に挟まれた狭い場所に跡地が残るのみですが、現地の案内版によると刑場の敷地は「間口四十間、奥行き九間」あったということですので、だいたい間口が72メートル、奥行きが16メートルほどあったんですね。 

鈴ヶ森刑場では、慶安の変(別名・由井正雪の乱)に関わった丸橋忠弥(まるばしちゅうや)、思い人に会いたい一心で放火事件を起こした八百屋お七など、芝居の題材になった有名な人物が数多く処刑されているそうです。

ここに写真は載せませんが、刑場跡には丸橋忠弥と八百屋お七が磔にされたときに使われたとされる土台の石がそれぞれ残っています。

 

刑場跡に手を合わせて、隣接する大経寺にも参拝してきました。

大経寺は処刑者の供養のために建立された寺院だそうです。 

当初から来訪は予定していたこととは言え、おそらく無実の人も含めた多くの人たちが処刑された刑場跡に足を踏み入れて、気持ちは落ち込みました。

江戸の街の南端に当たる品川宿の入口に鈴ヶ森刑場が設置されていたことは幕府の計算のうえで、これから江戸に入る旅人たちへの見せしめの意味合いがあったといいます。

江戸で下手な真似をすれば厳しい裁きが待っている、という意思表示です。

よからぬ目的を持って江戸入りする旅人、移住者も少なくなかったのでしょう。

それで治安維持の必要性はわかりますが、市民の人権が現代ほど確立されず刑法にも不備があった時代、冤罪を被った市民、または軽犯罪者がここで無惨に処刑された例も多々あっただろうと思うのでした。

観光気分で来ただけに、現地の重い空気にも堪えるものがあり、しばらくは落ち込んだままで歩き続けました。

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言い訳の東京旅行四日目(1)。朝の田町駅、森永プラザビルとエンゼル街。大森海岸駅からしながわ区民公園へ

旅の最終日です。

再び忠臣蔵気分を取り戻したり戻さなかったりしながら、空き時間を東京観光に費やして参ります。

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今回の旅の拠点にしていたJR田町駅界隈であります。

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田町駅に隣接して森永プラザビルが立っているのですね。

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森永乳業、森永製菓の本社が入っています。

森永製菓のミルクキャラメル、エンゼルパイチョコボールは折々に食べています。

特にミルクキャラメル。

ここに本社があったのですね。

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森永プラザビル地下にはエンゼル街が広がっているそうです。

私もエンゼルに会いたいです。

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ここがエンゼル街の入口ですな。

入口は閉まっていますな。

私はエンゼルにも拒否されたようです。

私のせいではなく朝早いせいだと信じましょう。

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エンジェルではなくエンゼルなのが森永流ですな。

独特の天国感を醸し出しています。

森永エンゼル街。

森永エンゼルパイが食べたくなります。

 

近くの第一田町ビル横には、「江戸開城 西郷南州勝海舟会見之地」の石碑があります。

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かつてここに薩摩藩蔵屋敷があり、薩摩国から船で運ばれてくる米等の物資を浜から陸揚げしていました。

その蔵屋敷西郷隆盛(さいごうたかもり)と勝海舟(かつかいしゅう)は会見を行い、幕府側の代表である勝海舟江戸城開城を承諾した、ということなのですね。

そのために江戸城無血開城

官軍、幕府軍共に犠牲を増やさずに済んだ、ということでした。

新政府軍に江戸が包囲され、幕府軍側も全面戦争を覚悟している状況です。

また勝にとっては敵地である薩摩藩蔵屋敷での会見、彼が受けた圧迫感は相当なものだったでしょう。

勝の意を汲む旧知の西郷との交渉で、無血開城は幕府側に有利な条件で決まったのですが、その後も新政府軍と幕府軍残党との戦いは続いていきます。

 

私は旅を続けます。

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田町駅構内にある案内版です。

こういうセンスは素敵ですね。

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京急線大森海岸駅で降りて参りました。

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京急線は線路が高架の上を通っていて、駅舎から出てくると高架下でした。

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大森海岸駅しながわ水族館の最寄り駅です。

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京浜の線路と並んで、第一京浜と首都高の道路が南北に通っています。

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しながわ水族館まで歩いて行きましょう。

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しながわ水族館はしながわ区民公園の中にあります。

今回水族館に入館するつもりはないのですが、区民公園を散策するついでに外からのぞいてみます。

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屋根の下にベンチがむやみやたらと設置されていて素晴らしいです。

でも凹凸をつけて上で横になれないようにしてあるのは残念。

器用な体勢を取れば寝れないことはないですかね。

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公園内に池ですが、どうも隣接する海から海水を取り込んでいるようです。

海鳥が集まっているのです。

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公園内にちょっとした浜辺のような風景。

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カモメですな。

海鳥に出会える公園。

いいですなあ。

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しながわ水族館の入口付近です。

ははあ…と思いながら眺めていました。

営業時間前です。

水族館の入口前を素通りして、公園内の散策を続けます。

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公園内のしながわ水族館に隣接するエリアではFREE Wi-Fiが使えるそうです。

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ここ、ちょうどイルカショーのステージの裏側らしいですね。

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どんな感じなんでしょ。

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潮風の吹いてくるこの朝の公園の感じ、好きです。

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公園南側の大部分が工事中で、封鎖されてありました。

周遊路も途中で通れなくなっています。

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「しながわこども冒険ひろば」ですって。

代々木公園前の「渋谷はるのおがわプレーパーク」に類似の施設ですね。

東京にはこういう児童公園が多いんですかね。

いいことですな。

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時間は午前8時頃、散歩してる人がわりと多かったです。

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近くに海の気配があって、素敵な公園だと思います。

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北側から公園を出ます。

品川区民のためのしながわ区民公園、朝の散策にちょうどいい場所でした。

隣接する大井競馬場を見学しに参ります。

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言い訳の東京旅行三日目(15)。原宿駅から。竹下通りのクレープ、南青山のUMAMI BURGER

代々木公園の原宿門から出てきたので、もうすぐそこが原宿駅なんですね。

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遅くまで若者が集まる原宿駅

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しかしその駅舎自体はレトロなもの、というギャップがたまりません。

多くの若者たちとその背景のレトロ駅舎との取り合わせ、稀有なんではないでしょうか。

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原宿駅の向かいは工事中でした。

現在どうなっているかはわかりません。

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竹下通りはえらい人でした。

何年も前、私が訪れたときは、ここまでの人出ではなかったのですが…。

外国人観光客が大幅に増えた、などの事情も影響しているかもしれません。

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竹下通りに来たらここ…と目星をつけていたのです。

クレープ店、Angels Heartでした。

以前にもここでクレープを食べたのです。

チキンケバブを食べ損ねて、方向性は違いますけれど、小腹を満たしたかったわけです。

クレープも好物です。

ちなみに、Angels Heartの前の路地を通り過ぎれば東郷神社の参道に入れます。

東郷神社は、日清日露戦争で活躍した東郷平八郎元帥を祀った神社ですね。

東郷元帥の先祖は薩摩渋谷氏です。

現在の東京の渋谷界隈を領地にしていた渋谷氏の一派が、鎌倉時代薩摩国(現在の鹿児島県西部)に移住した、その末裔なのですね。

渋谷に近い原宿の地に東郷元帥が祀られていることには縁を感じますね。

 

若者たちのつくる列に中年の私も並んで、自分の番に至りクレープを注文しました。

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ストロベリー生チョコクリームのフレーバーです。

確か500円ぐらいだったと思います。

イチゴとチョコレートと生クリーム、私の好きなものばかりを集めた最高のフレーバーでした。

最後の一口まで堪能しました。

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竹下通りを端まで歩いて、竹下口に出てきました。

この先は明治通りですね。

何年ぶりかの原宿、前回よりも活気が増していて楽しかったです。

次に来たときもまたAngels Heartでクレープを食べましょう。

別のクレープ店に行ってみてもいいのですけれど、中年の自分には場違いな原宿に来ているだけで緊張するので、少しでも慣れたお店にばかり吸い寄せられるわけであります。

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明治通りもえらい人でした。

南の渋谷方面に向かいます。

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表参道を歩いてきて、「表参道」の交差点に来ました。

このような巨大な石灯籠があるとは知りませんでした。

やはり明治神宮の参道であります。

このまま南に青山通りを歩いて、渋谷に戻ろうと思います。

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歩いていたらこんな看板を見つけました。

アメリカ発祥のハンバーガー店、UMAMI BURGERの青山店の案内でした。

実はこのお店、今回の旅で機会があれば寄ろうと思いあらかじめ調べてあったのでした。

すっかり忘れていましたが、ちょうどいい具合に看板に出くわしたので、今日の夕食はUMAMI BURGERをいただきます。

 

路地を進むと大きな教会、結婚式関連の店舗等、何かきらびやかな建築の多い界隈にさしかかり、場違い感にまた私は緊張を覚えました。

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UMAMI BURGERの入っている商業施設がもう何か素敵。

場違い感。

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気後れしますが、ここまで来た以上入らないのもおかしいので。

店内に入りました。

このお店にはセットメニューがなかったので、単品の"Manly"というバーガーと、あとはフライドポテトとコーラを注文しました。

ハンバーガー店というよりはダイナーかバーのそれのようなカウンターで、脚の長いカウンターチェアに腰掛けて緊張しまくっています。

昔、一時期グルメバーガーにはまっていた頃に、ダイナー的なお店で場違い感を覚えながら食べ歩きを続けていたのを思い出しました。

今回も、南青山の路地の奥まった場所に設けられた立地で、バーガー食べるでもなければまず自分は来なかっただろうな、という場所。

無理して来た感がいっぱいです。

このお店の客層からも自分は外れていると思います。

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Manly Burger、来ました。

ハンバーガー単品で1000円ぐらいするので、総額で確か1700円とかそれぐらいしたと思います。

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Manly Burgerです。

ビーフパティの上に、オニオンフライがぎっしり乗せてあります。

スモークベーコンとゴルゴンゾーラチーズが味のアクセントなのでした。

凄まじいボリュームです。

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ナイフとフォークが添えてくれてあるので、当初はそれらでバーガーを具材ごと小さく切って食べようとしたのですが、そうすると中のオニオンリングが崩れてくる。

うまく食べられません。

どうすれば…と思ったときに、気付きました。

このバーガーの名前はManly(男らしい)。

食べ方を示唆しているのだと思ったのですね。

ナイフとフォークを置いて、バーガーを手づかみし、私は食べ始めました。

ちょうどいい感じです。

バンズとパティとベーコンとオニオンフライ、それぞれ異なる食感が口の中で一緒になって、噛むのが快感です。

美味ですね。

ハンバーガーのメニューはいろいろ種類があったのですが、このManly Burgerにしてよかった、と思いました。

オニオンフライのさくさく食感が自分好みだったのです。

こういう格調高い場所で、意外な男らしい一面をアピールできるのはポイント高いですね。

界隈は結婚式向けの立地っぽいし、いろいろ考えてしまいますね。

いつまでも一人でうろうろしていて。

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渋谷駅に戻る途中、宮益坂の街路樹のイルミネーションを見ました。

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