『外国人客』

ランチタイムのヘルプで入る、時短シフト。 そういう契約でファミリー・レストランに勤めている。 控え室で着替えを済ませて、慌しい厨房内の人たちに挨拶をして、ホールへ向かう。 「ミコちゃん、早く」 ホール入口の付近で、同僚の田北寧子が焦りがちに手…

言い訳の東京旅行三日目(13)。古賀政男音楽博物館、JASRAC前から富ヶ谷、代々木八幡宮へ

東京ジャーミー前から、井の頭通りを東にずっと行けば代々木公園に着くんですね。 代々木公園は何年も前に一度行ったきりなので、ちょっと行ってみようかな、と思います。 早い話が、今日の事前からの予定は渋谷散策と茶沢通り縦断と東京ジャーミー見学で全…

言い訳の東京旅行三日目(12)。代々木上原、東京ジャーミー見学

下北沢駅から、小田急小田原線に乗って東に二駅。 代々木上原駅で降りてきました。 代々木上原駅は東京ジャーミーという日本最大のモスク(イスラム教寺院)の最寄り駅なんですね。 東京ジャーミーを見学しに来ました。 「代々木上原駅南」の交差点です。 目…

言い訳の東京旅行三日目(11)。三軒茶屋から下北沢まで。茶沢通り縦断

渋谷駅から東急田園都市線で三軒茶屋駅まで来ました。 前年にも来た三軒茶屋駅界隈です。 三軒茶屋交差点のこの風景をまた見ることができて、感無量です。 一年に一度はここに来たいものです。 渋谷と違って、なかなか三軒茶屋に立ち寄る用事も少ないのです…

言い訳の東京旅行三日目(10)。百軒店から道玄坂、渋谷駅。渋谷モヤイのご加護

ムルギーでの昼食後、午後の予定のためにいったん渋谷駅まで戻ります。 百軒店は、歓楽街。 けれどテナントのよくわからない雑居ビルとかアパート、マンションもあって店舗ばかりでもないので、昼間はわりと静かな雰囲気です。 夜の様相は夜に来ないとうかが…

言い訳の東京旅行三日目(9)。神泉駅から裏渋谷通りを通って玉川通り。道玄坂には百軒店の名店、ムルギー

神泉駅界隈から、道玄坂の「百軒店」の辺りに行きたいのです。 百軒店にあるお店で昼食をとる予定です。 ただ散策を含めて、いったん首都高速3号渋谷線沿いの道に出て、ちょっと遠回り的に行きます。 「裏渋谷通り」というらしい、小道です。 住宅地の間を通…

言い訳の東京旅行三日目(8)。鍋島松涛公園から神泉駅。京王井の頭線に乗りたい

鍋島松濤公園の外周も歩きます。 周辺は、高級住宅地なんですね。 宅地のさなかに緑が茂っていて目の癒しです。 勾配を登った公園の北側にも出入り口があります。 『街~運命の交差点~』の篠田正志(しのだまさし)シナリオでこの松濤公園の周辺を訪れて、…

言い訳の東京旅行三日目(7)。渋谷区立鍋島松濤公園で、『街』の場面を回想した

松濤公園の様子をうかがっています。 この松濤公園の界隈は江戸時代は紀州徳川家の下屋敷でした。 それが明治時代になって鍋島侯爵家に払い下げられました。 鍋島家は九州の佐賀藩の大名だった家柄です。 鍋島家は明治維新で失職した佐賀藩士たちの失業対策…

言い訳の東京旅行三日目(6)。嵯峨谷で蕎麦。文化村通り、松濤文化村ストリートを歩いて鍋島松濤公園まで

スペイン坂の次に、鍋島松涛公園という公園に行くつもりなのです。 その前に朝食を食べます。 渋谷センター街はそろそろ店々の開店時間を迎えるからでしょうか、慌しい動きを見せています。 路上にかなりの量のゴミが散らかっていたのを、大人数の商店主と思…

言い訳の東京旅行三日目(5)。朝のうちに廻る『街』のロケ地。「オカヤマビル」、タワーレコード渋谷店、スペイン坂

宮下公園(工事中)からタワーレコード渋谷店が見えます。 全国にあるタワーレコードの総本山でしょう、渋谷店は。 本店ですね。 タワレコの正面に回りましょう。 タワレコの前に出ようとしながら…。 神南郵便局前交差点の先の、特徴的なビル。 どうも見覚え…

言い訳の東京旅行三日目(4)。美竹通りを歩きながら。West、第二美竹分庁舎を眺めて宮下公園(工事中)まで

いったん宮益坂上まで戻り、そこから今度は宮下公園方面に向かいます。 この宮益坂上と宮下公園とを結ぶ美竹通りを歩いていたら、左手にある路地がなんだか見覚えのある風景だったのですね。 全然ノーマークでたまたま来たんですけれど、この場所。 『街~運…

言い訳の東京旅行三日目(3)。国連大学からアンカフェ、青山学院。『街~運命の交差点~』移植を希望する

こどもの城の東隣には、国際連合大学本部の施設が立っています。 国連大学を卒業したらエスカレーター式に国連に就職できるのか? おそらくそういう上手い話は滅多に転がっていないと思いますけれども。 学生なのか、関係者らしい大勢の人たちが催し物の準備…

言い訳の東京旅行三日目(2)。渋谷駅東口を経て、宮益坂を登る。岡本太郎作品の磁力

現代の渋谷の街に戻りましょう。 ここをずっと行くと、警視庁渋谷警察署の裏側に出ます。 ところでこの辺り、地価高そうですね…。 渋谷駅の至近なのに雰囲気が落ち着いていて、いい感じ。 六本木通りですね。 上り坂のずっと先に六本木ヒルズが見えますね。 …

言い訳の東京旅行三日目(1)。渋谷の街。金王八幡宮界隈へ。庚申塔群もある

東京旅行も三日目にもなると、東京の雰囲気に体が慣れてきますね。 今回の旅は一貫して「忠臣蔵の故地を巡る旅」がテーマだったわけなのですが、三日目はそのテーマからいったん逃れまして、朝から渋谷に来ました。 渋谷駅構内の、ハチ公前広場を見下ろす例…

言い訳の東京旅行二日目(9)。観光地浅草歩き。浅草寺、待乳山聖天から浅草六区

東京スカイツリー前に来たのが午後2時頃、展望デッキに登って降りてきたら午後5時前で、二時間と少し観覧にかかった計算になります。 夕暮れ時ですが宿に帰るにはまだ早い時間です。 これから隅田川向こうの浅草まで足を伸ばそうと思います。 東京スカイツリ…

言い訳の東京旅行二日目(8)。東京スカイツリー内部に潜入。男性と無言の攻防。眺めは抜群、東京の絶景

東京スカイツリーの根元に来ています。 屋台スペースがありますが人が多くてちょっとお店をのぞいてみようという気になりませんでした。 これからあの上まで登ってやろうというのです。 建物内に潜入します。 しかしまず入場券販売カウンターにたどり着くま…

言い訳の東京旅行二日目(7)。『真女神転生Ⅳ FINAL』で馴染みの錦糸町駅、錦糸公園。東京スカイツリーの威容

コシャリ屋コーピーでコシャリを食べた後、JR錦糸町駅前に来ています。 駅ビルの名前はTERMINAって言うんですね。 イタリアの駅みたいですね。 丸井錦糸町店も駅側から見るとしっかり百貨店然としています。 私は見た目の地味な裏口から入ったのでスーパーに…

『瞬殺猿姫(52) 猿姫の縁者。吟味にあたる織田弾正忠信勝』

織田弾正忠信勝(おだだんじょうのじょうのぶかつ)は、那古野城の地下牢に来ている。 いくつかに区切られた房のそれぞれに、罪人が押し込められている。 尾張一国を統一して後、弾正忠は領内の治安回復に努めていた。 それで、収監される罪人の数は日増しに…

『手間のかかる長旅(107) 暗い本堂。座り込むアリス』

靴を脱いで、暗い本堂に足を踏み入れた。 「あれっ」 中の風景に目が慣れてきた。 「アリス…?」 時子(ときこ)は恐る恐る声を上げた。 すぐ手前に、正面の御本尊に向かって、アリスが座り込んでいる。 その横に美々子(みみこ)が立っていた。 御本尊に向…

『瞬殺猿姫(51) 海の上、阿波守に復讐する猿姫』

織田三郎信長(おださぶろうのぶなが)と蜂須賀阿波守(はちすかあわのかみ)は力を合わせた。 二人で茶店の中から、猿姫(さるひめ)の体を抱えて、外に運び出した。 外には、農家で借りた荷車を支えて、佐脇与五郎(さわきよごろう)が待っている。 阿波守…

『手間のかかる長旅(106) ぽくぽくと鳴る木魚。アリスは先んじる』

山門内側で待っていた美々子(みみこ)たち先の三人と合流した。 「遅いぞ」 美々子は腕組みしている。 「理由も無しに急いで先に行くからでしょ」 町子(まちこ)は負けていない。 ヨンミは本堂を見ている。 東優児(ひがしゆうじ)は境内を囲む土塀の際に…

言い訳の東京旅行二日目(6)。メガテン聖地巡礼。夜の街、錦糸町。コシャリ屋コーピー何食べる

なぜ錦糸町に来たのか? 東京スカイツリーに向かう中継地であることとは別に、一度来てみたかったのです。 錦糸町が、私の好きなテレビゲームの『真女神転生Ⅳ FINAL』という作品で、主人公の少年「ナナシ」の故郷であり本拠地として描かれているんですね。 …

『瞬殺猿姫(50) 猿姫を狙う織田弾正忠信勝』

織田家の当主、織田弾正忠信勝(おだだんじょうのじょうのぶかつ)は、清洲城を本拠に定めている。 隣接する諸国との戦は小康状態にあって、動きがない。 城内の空気は落ち着いている。 彼の兄、三郎信長(さぶろうのぶなが)を支持する織田家家臣は家中から…

言い訳の東京旅行二日目(5)。堀部安兵衛の道場跡も公園に。隅田区の各種の橋。錦糸町へ

両国公園の南を「馬車通り」なる通りが通っています。 この馬車通りを東に少し歩くと、すぐ南北に走る国道463号線にぶつかります。 この463号線の向こう側は、「墨田区緑」になっています。 463号線を境にして両国の町と緑の町とが分かれているのですね。 私…

『手間のかかる長旅(105) 山門を目指す、時子と町子とアリス』

時子(ときこ)たちと同じバスから降りた年輩の女性たちが、ぽつぽつと間隔を置いて如意輪寺があると思しき方へ車道の勾配を登っていく。 六人はその後に続いた。 「何これ、結構歩く流れじゃないだろうね」 歩きながら、美々子(みみこ)は小さな声で懸念を…

『瞬殺猿姫(49) 止める猿姫。三郎は佐脇を問い詰める』

では行って参る、と二人は茶店から出て行こうとする。 「三郎殿、どこへ?」 猿姫(さるひめ)は慌てて縁台から立ち上がりかけて、背中の痛みに耐えかねて再び後ろに尻餅をついた。 蜂須賀阿波守(はちすかあわのかみ)が駆け寄って彼女の肩を押さえる。 「…

言い訳の東京旅行二日目(4)。本所松坂町公園、両国公園。史跡の多い両国を、駆け足通過

引き続き、忠臣蔵テーマの旅に戻ります。 JR品川駅から電車に乗って、両国駅まで。 以前にも一度、両国観光には来たことがあるんです。 もう十年近く前ですがね。 駅構内からもう相撲推しで掛かって来てるんですね。 圧力があります。 観光客も多いです。 駅…

言い訳の東京旅行二日目(3)。品川に健在、Anna Miller's(アンナミラーズ)。悩ましい朝食の時間

東禅寺からしばらく歩いて、品川駅前です。 品川駅前ってこんな感じなんですね。 今まで東京には何度となく来ているのですが、いつも東京駅ばかりを旅の基点にしていて。 品川駅前に来たのはこれが初めてです。 品川駅の西側、高輪口です。 人通りは多いので…

『瞬殺猿姫(48) 猿姫の痛手。三郎たちの算段』

茶店の奥から、彼女が漏らすうめき声がわずかに聞こえた。 織田三郎信長(おださぶろうのぶなが)は、思わず唇を噛む。 床机に腰掛けて、苦々しい顔でいるのだった。 背中を刺されて負傷した猿姫(さるひめ)。 彼女を、三郎は仲間の蜂須賀阿波守(はちすか…

言い訳の東京旅行二日目(2)。泉岳寺お参り。白金台。周辺に不思議な坂が多い

高輪大木戸跡近くの、泉岳寺の交差点まで来ました。 この交差点から緩い勾配を登っていきます。 門前まで来ました。 曹洞宗の寺院、萬松山泉岳寺。 朝の7時からもう開門しているということです。 慶長17年(1612年)に徳川家康によって、かつての主であった…