川沿いの土手を歩いていると、時々変わったものを見かける。 「見て見て」 町子(まちこ)が叫び声と共に、土手から見下ろせる川原の一点を指差した。 つられて時子(ときこ)も町子が指差す方向を見た。 一匹の犬がいる。 白い毛並みのほっそりした犬が、川…
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