『田んぼが電池になる! 小学生にもわかるハシモト教授のエネルギー講義』橋本和仁
石油、原子力等を用いた既存のエネルギーで私たちの生活は成り立ってます。
それらを利用することの利点は大きかったのですが、昨今その負の面も目立つようになってきました。
となるとそろそろ、新たな次世代エネルギーが見つからないのかどうか。
気になりますよね。
『田んぼが電池になる! 小学生にもわかるハシモト教授のエネルギー講義』。
橋本和仁氏の本です。
タイトルに「小学生にもわかる」とある通り、前提知識のない読者にも読みやすい文章で書かれています。
本書は「エネルギーとは何か」という根本的な解説から始まります。
そしてエネルギーが生まれる過程と、それを行うための技術。
さらにその技術によって可能になる新たなエネルギーのつくり方について解説します。
これから既存のエネルギーの代わりとして求められる次世代エネルギーですが。
環境汚染のリスクが小さいことと、既存のエネルギーに引けをとらない効率性が大事なんですね。
我々が容易に思いつく太陽エネルギーなんかも、無限ではあっても効率がまだ良くありません。
ただその効率、今後の研究成果次第で向上する余地があるようです。
また本書タイトルに挙がっている田んぼのようにですね。
実は我々の周囲の以外なところに、エネルギー源が無数に存在するのです。
可能性があって、今後大きな成果が出るかもしれない分野なんですね。
次世代エネルギーの研究って夢があるし、今後面白いことになりそうです。
そういう期待感を持たせてくれる1冊でした。
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