香港旅行一日目(1)。重慶大厦(ちょんきんたいはー)入場!
皆様こんにちは、金比羅系です。
香港に行く!
と前々から言ってました通り、行って来たんですね。
四泊五日の旅なんですね。
私は大阪の住人でして、最寄りの空港は関西新空港になります。
やってきました。
今回は人生で二回目の海外旅行でして、出発に向けて自然と気持ちは盛り上がります。
動く歩道に乗って、第二ターミナルに向かいますぞ。
なぜって、お世話になるLCC、ピーチアビエーションさんの発着場が第二ターミナルなんですね。
第一ターミナルから動く歩道に乗ったり空港内バスに乗ったりしましてね。
わりと時間がかかります。
ピーチの飛行機って、なんだかコンパクトなサイズに見えるんですよね。
他社のに乗ったことが無いので、偏見かもしれないのですが。
これは、離陸直後に窓から撮った写真なのです。
そのときはこの地形見て、いったいどこなのかわからなかったのですけれど。
今から考えると、たぶん淡路島ですね。
淡路島上空を通過!
離陸から三時間と少しの空の旅。
眼下に陸地が、さらには都会の姿が見えてきました。
どうも香港に着いたようです。
飛行機着陸後、到着ゲートからシャトルトレインに乗って空港へ。
だだっ広いですな。
さすが、アジアを代表するハブ空港であります。
とりあえず、街まで出る必要最低限の分のお金を、空港内の両替所で両替してもらいました。
空港内の両替所はレートがよくないので、できるだけ市街地で替えるに限るのです。
空港建物から外に出たとたん、凄い熱気。
日本と比べても蒸し暑さで勝る、香港の気候であります。
異国の空気が感じられて、楽しくなってきました。
これから、今日の宿泊予定地であります九龍の市街地まで行きたいと思います。
鉄道もありますが、バスが安価だということでバスに乗ることにしました。
香港で旅する場合「オクトパスカード(八達通)」というプリペイドカードが便利です。
鉄道、バス、フェリーなど公共交通機関の運賃。
さらにはコンビニエンスストアの支払いも出来てしまう、超便利なカードなのです。
空港、鉄道駅の「服務中心(サービスセンター)」窓口で購入できます。
金額のチャージは服務中心のほか、駅構内の「増殖機」端末を使えば簡単にできます。
このカードをさっそく空港で購入しましたので、市街地に向かうバスでも使ってみましたよ。
支払いの際に不慣れな香港通貨の計算をしなくても済むので、とても助かりました。
このオクトパスカードには、旅を通して助けられることになります。
ま、過信し過ぎて失敗することもあったんですが。
その失敗についてはまた後々の記事で書きますね。
ともかくも、バスに乗りましたよ。
整備された道路を走ってランタオ島を後にします。
中国大陸の南端、九龍半島にやってきましたぞ。
九龍半島南の市街地、尖沙咀(チムシャツォイ)で下車!
街中に出てきて、大都会香港に来たことを実感できました。
通行人の中には欧米人、インド系の人たちの姿も見られて、国際的な雰囲気です。
街路樹がガジュマルの樹なのもポイント高いです。
道沿いにブランドショップが並んでて原宿の表参道ぽい道なのですが。
異国情緒があります。
熱気も凄くて、歩いているだけで汗が出てきました。
本日のお宿予定地、重慶大厦(ちょんきんたいはー)であります。
下層階には多数の外貨両替所にインド料理店など。
上層階には安宿が混在するビルなのです。
沢木耕太郎氏の『深夜特急』にも、当ビルに滞在する描写がありました。
バックパッカーの間では、有名な場所なのですね。
そういうわけで、私もこのビル内の宿に宿泊しますぞ。
ビルの一階に入ると、こんな感じ。
ビルの入口付近から一階のエレベーター付近にかけて、インド系の客引きの人たちに取り巻かれます。
Do you have a room?(部屋決まってる?)
There is a nice room for you!(いい部屋あるよ!)
という具合に、かなり押しの強い人たち。
インドの街中ってこんな感じなのかな、と思わせるような雰囲気。
なんだか嬉しくなってきました。
でも、こういう客引きの誘いに乗ると、どんな宿に連れて行かれるかわからない。
I have a room already!(もう部屋あります!)
I have a reservation!(予約があります!)
とこちらは連呼。
予約なんてしてないんですがね。
それでも、あきらめずに迫る人もいるのですね。
最終的にはI am fine! I am OK!と言いながら無理やり振り切りましたよ。
ビルに入ってくるインド系以外の入場者は、ほぼ例外なく追いかけられていました。
そんなやりとりを楽しみながら、ビルの内部に入っていきます。
まず、一階のレートの良い両替所で日本円を香港ドルに両替。
そして、上層階に行って某宿に入りました。
広東語を話す宿の従業員に、ジェスチャー交じりの英語で宿泊交渉。
なんとか、二泊できることになりました。
二泊で400香港ドル(約6000円)だったので、かなり安いです。
両替所も宿も、『地球の歩き方』に載っていたお勧めを参考にしたのですね。
一人旅の際、かなり使える一冊です。
部屋の窓からは、向かいのビルが見えるばかり。
安いなりで、かなり狭くて老朽化の進んだ部屋でした。
ただ掃除は行き届いていて、わりと清潔です。
つかの間、ベッドに座って休憩。
ところで偶然なのですが、この宿、旅行作家の下川裕治氏の本に出てきた宿だったのですね。
どこに出かけようか、参考に、持参した下川氏の香港本のページをめくっていたら。
今まさに、自分がいる宿についてのエピソードが目についたのです。
香港に来る前にもその本は一度読んでいたのですが、宿の名前はすっかり忘れていました。
自分がいる場所についての文章を読むというのは、新鮮な感覚がありますね。
宿でまったりしながら、まだお昼を少しまわったところ。
大きな荷物を置くことができたので、楽になりました。
これからどこへ行くのも自由。
そう思ってガイド本をめくりながら、なかなか考えがまとまりません。
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