G始め。あまり語りたくない、殺伐とした事柄
先ほど出没したのですよ。
何がって、Gがです。
Gです。
このGというのは、ある昆虫の名の頭文字を取ったものでしてね。
おわかりですか。
こう表現しておわかりいただけないのだとしたら、それはそれで結構です。
よほど清潔な場所にお住まいなのでありましょう。
ともかくGというのは、季節が夏場に入ると顔見せする、ある種の不愉快な昆虫だということだけ。
それだけご理解いただけましたら、幸いであります。
それでですね。
そのGなる昆虫、私の居室に出没しましてね。
夜更けにです。
これを放っておくわけにはいかなかったのです。
なにしろ就寝時刻が迫っていますからね。
他人の生活空間を侵すGを放置して、私は眠れません。
それで私は、Gを何とか「始末」する必要に迫られたわけであります。
Gの始末。
エアガンを使いました。
このエアガンは、随分以前に購入したものです。
プラスチック製のBB弾を、バネの反発力によって飛ばすものなのですね。
天井近くの壁を這うGの脇腹近くまで、このエアガンの銃口を静かに近づけましてね。
危険を察知せず触覚を左右しているGに向けて。
引き金を引いてしまいました。
結構なダメージだったようです。
Gは下にあった私のデスクの上に落下、仰向けになって、もがきました。
その虫の上に、私はキッチンから持ってきた食器用洗剤を一滴、二滴、さらに三滴と垂らします。
洗剤は彼らに、致命的な影響を与えるのです。
洗剤を受けて仰向けでもがくGです。
この相手の動きが鈍ったところで、私はキッチンペーパーを取り出しまして。
この中にGを捕らえて、圧殺してしまいました。
いかがでしたか。
読者の皆様の参考になればと思い、悪趣味とは思いつつ。
できる限り詳細に、G殺害の一幕を描写しました。
お役に立てば幸いです。
暑い夏、できるだけ快適に過ごしたいものですね。
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