ランタオ島の西端、水上住宅で有名な漁村、大澳(ダイオー)にやって参りました。
観光客が多く、活気があります。
バスターミナルの近くには飲食店、お土産店も軒を連ねています。
来るなり猫ちゃんに遭遇しました。
漁村だから魚が取れて猫が多いのかも、と猫好きな私の期待は高まります。
岸辺に並ぶ水上住宅と、その住宅に横付けされたボート群が見えますね。
手前の大きなものは観光客向けの遊覧ボートです。
この海辺の観光地感、私は好きです。
海の香りと、飲食店で売っている食べ物の香りとが交じり合って。
鼻先に流れてきます。
猫がのびのびしているのを見ると、気持ちがなごみます。
水上家屋、陸地側から見るとこういう具合なんですね。
バスターミナルから離れるにつれ、次第に観光客の姿もまばらになってきました。
土地の神様の祠もありますぞ。
たぶん右から「土地爺」と呼ぶのでしょう。
念のため、とちじじい様!と心の中で呼びかけながら、拝みました。
中には仙人のような風貌の像が祀ってありました。
祠に万国旗が飾ってあるのがにぎやかでいいですな。
海辺には干潟が広がっています。
ムツゴロウとかハゼとか潜んでいそう。
そして通路には野良猫どころか野良犬までいました。
変に人なつっこそうで、こちらに近づいてくる風情なのが、かえって怖いです。
香港ではときどき野良犬を見かけました。
日本と違って、野良犬への扱いが優しい社会なんですね。
病気の対策さえ取れるなら、その方がいいですな。
岬の埠頭にまで来ました。
景色を見ていたら、空腹になってきました。
遠くに見える町がバスターミナル方面ですな。
入り江になっているんです。
かなり歩いてきたので、おなかも減るわけですよ。
来た道を戻って、土産物店を物色しようと思います。
土産物店が並ぶ界隈、この混雑です。
さっきまでひと気の少ない海沿いを歩いていたので。
まるで急に違う土地に来たような、錯覚を覚えました。
私も他の観光客に混じって、何か立ち食いできる食べ物を買ってみます。
とてもいい香りがしていたので、これをいただくことにしました。
香港、マカオでは一般的な食べ物のようです。
鍋で煮た、熱々のカマボコのような。
魚のすり身でつくった、大きな団子なんですね。
カレーソースにつけていただきます。
このカレーソースが、激辛!
さらに熱いものですから、やけどしないよう、道の端で時間をかけて食べました。
外側がしっかりして内側はふわふわの、絶妙な食感と風味のお団子です。
そこに、激辛カレーソースがとても合うんですね。
これは香港グルメの筆頭に加えてもいい、という私の独断が下りました。
お値段も300円ほどで、お手頃です。
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