香港旅行四日目(3)。中国本土に近い漁村、流浮山(ラウファウサン)。カキの貝殻壁を拝む
いまだ雨の新界です。
元朗(ユンロン)の市街地に戻ってきました。
お買い物が楽しそうな街です。
しかし、私にはまだ観光すべき場所が残っているわけで。
ここで時間を使っている余裕はないのです。
これから、香港と中国本土の境界に近い、流浮山(ラウファウサン)という土地に行きます。
そこの海辺から、対岸の中国が見えるそうで。
見てみたいと思ったのですね。
軽鉄の元朗駅に隣接する、東バスターミナルからお洒落なバスで参ります。
バスはまた市街地を離れて走り続けます。
雨が酷くなってきて、バスの外で雷まで鳴り始めました。
不安になります。
そうしている間に、雨が弱まることもなく、流浮山に到着。
観光地としては、穴場と言えるかもしれません。
それにしても、旅先で振り続ける大雨。
弱りました。
乾物店、飲食店が並ぶアーケードの路地もあります。
海産物全般が売られてますが、名産として特にカキが有名なんだそうです。
地元産のオイスターソースなんかも売られています。
岬の先端にある展望台まで行きたかったのですが。
その展望台まで行く道が未整備で、水はけが悪く、とても歩けません。
試してみたら、足先が浸かってビシャビシャになってしまいました。
長靴でもあれば何とかなるんでしょうけれど。
歩けないとなると、展望台方面まではどうもタクシーで行くしかないようです。
私はタクシーに乗れるほどお金を持っていないので。
展望台に行くのは、今回はやめておくことにしました。
代わりに、先ほどのアーケードの路地を進んでみます。
ところどころ雨漏りしてて、時々濡れながらも進みます。
商店が並ぶ界隈を通り抜けてしばらく行くと、目の前が開けました。
小さな埠頭に出ましたよ。
左手の遠方に、うっすらと長い橋が見えますね。
あの橋、対岸の中国、深圳(シェンチェン)市に通じているのです。
ただ、曇っているせいで、対岸はよく見えませんでした。
この辺りはカキが特産なので。
よく取れるみたいですね。
上の写真の海岸、砂利みたいに見えるものは、全部カキの貝殻です。
肉を剥いた後、残りの貝殻を海岸に積み上げたのですね。
こんな場所もありました。
カキの貝殻で作られた壁です…私の頭より高いところまで積まれていました。
ただの貝殻ではあるのですが。
ここまでの量が積まれていると、なんだか背筋の寒くなるものを感じさせます。
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