香港旅行四日目(9)。南丫島(ラムアトウ)から帰還、重慶大厦(チョンキンタイハー)でインド料理を食べる
いろいろなことを思いながらの、南丫島(ラムアトウ)ウォーキング。
索罟湾(ソッグワン)に向けて歩いていきますよ。
後はフェリーに乗って帰るだけです。
索罟湾の街。海辺に並ぶ飲食店と、湾内に浮かぶ水上住宅が見えています。
干潟が広がっていますね。
火炎樹の花が、夕日に映えます。
索罟湾のフェリー乗り場の周辺には、飲食店が並んでいます。
時間が半端なので、閉まっているお店が多かったですね。
海鮮料理を出すお店ばかりで、開いているお店は店頭に生簀が並んでいました。
蟹など、高そうなシーフードばかり。
私のような貧乏旅行者には縁がないですな。
そういうわけで、足早にフェリー乗り場に向かいます。
乗り場にたどりついて、驚きました。
波に揺れながら待っていたのは、フェリーというか、小さな船だったのです。
行きの高速船でも船酔いしたので、こんな小さな船で海上を行くのはごめんです。
でも、他に船がなければ仕方ありません。
こわごわですが、乗ることにしました。
さようなら、南丫島(ラムアトウ)。
停泊中の船から、水上住宅が見えます。
この住宅群、南丫島漁民文化村と言いまして、観光客向けに開放しているようです。
住宅の中を見学して民具などの展示を見たり、海釣りの体験もできるそうですぞ。
船は動き出しました。
非常に揺れます…。
湾内はまだよかったのですが、沖合いに出ると、もの凄い揺れになりました。
何しろ小さい船ですから、船底が波にぶつかる感覚が、直に体に伝わってくるのです。
行きのフェリーで酔い止め薬を飲んでいなければ、気絶しているところでした。
しかし薬を飲んでいるし、また波に揺られる感覚が、だんだん面白くなってきたのですね。
そうすると波乗りしているような気持ちになってきて。
こういう船での船旅もいいものだな、と思えました。
索罟湾から香港島の南部、香港仔に届けてもらいました。
そこから北部に戻り、スターフェリーに乗って九龍の尖沙咀(チムシャツォイ)へ。
戻って参りましたぞ。
スターフェリーの乗り場周辺に来ると、なんだか落ち着くようになってしまいました。
慣れですね。
もう、すっかり日は落ちています。
ようやく、香港島の夜景らしい夜景を拝むことができました。
さて、香港で過ごす最後の夜です。
実はまだやり残したことがあったのですね。
初日に宿泊した重慶大厦(チョンキンタイハー)というビルがあるんです。
そのビルの中にはインド料理店が何件かありましてね。
旅に出発する前、「重慶大厦に泊まった夜は中でインド料理を食べたい」と。
そう思っていたわけなんです。
ところが、食べ損ねましてね。
それが心残りでした。
ということでこれから重慶大厦に寄ってインド料理を食べよう、と思ったのです。
夜の10時をまわっていましたが、ビル内を探ると営業しているお店があったのです。
それで、料理を注文しました。
豆のカレーとナン、それにサモサにラッシー。
これで、確か95HKドル程でした。
日本円で1300円ぐらいですね。
これはちょっと、高いと思います。
カレーも、味はともかく量が少なかったし…。
しかし、気にかけていた重慶大厦のインド料理です。
食べることができて、ともかくも満足することができました。
香港最後の夜に、周囲で談笑するインド人客に囲まれながら食べる、インド料理。
なかなか、いい気分に浸れました。
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