台湾旅行一日目(3)。美味しい胡椒餅。台北車站の周辺を歩く
台北の市街地に戻ってきました。
今夜の宿をなんとか確保できましたので、次はごはんを食べる場所を探して、台北車站周辺をうろうろします。
降り続く雨。
バイク大国台湾を象徴する写真を撮ろうと、バイクが並んで停まる交差点にカメラを向けたのですね。
そこで気付いたのですが、横断歩道を渡った先に気になるお店があるのです。
青信号を待って横断歩道を渡りました。
胡椒餅(Hú jiāo bǐng)のお店、「饒河街の」福州世祖胡椒餅でした。
胡椒餅とは、胡椒と辛いタレで味付けした豚肉とネギから成る餡を、小麦粉の生地で包み、窯でカリカリになるまで焼いた食べ物なのです。
私も台湾に来るまでにネット情報等でその美味しさについて聞いていたんですね。
ぜひともその胡椒餅、食べてみたいと思います。
店員の若いお兄さんたちが生地をこねたり窯に仕込んだり、合間にお客の誘導をしたり。
店の前の狭い通路に、胡椒餅を待つ人たちが並んでいます。
そうして待つお客の間から日本語の会話も聞こえてきました。
日本でも有名なお店なのかも?しれませんね。
私の順番がまわってきたので、50元(約200円)支払って胡椒餅をひとつお願いします。
手渡すときに店員さんが「熱いよ!」と日本語で声をかけてくれました。
受け取ると、実際に、袋越しでも手が熱い!
やけどしそう。
しかし、出来立てで生地のいい香りがするのです。
生地には白胡麻もまぶされていました。
私はおなかが空いております。
生地を割ってみましょう。
やけどの心配しながら、生地に穴を開けました。
香りを知ろうと鼻先を近づけると、中から来る熱気がかかります。
しかしいい香り。
歯応えがあってわずかに甘さのあるパリパリ生地と、胡椒とネギの風味が効いた辛口の餡。
肉汁にも旨味があります。
とても美味しいですね。
出来るなら毎日おやつに食べたいぐらいです。
何とはなしに、その味付けには大阪名物の「551の豚まん」を連想させるところがありました。
幸せな気持ちになってしまいました。
美味しい台湾グルメでおなかが満たされて気分もよくなりました。
今夜はしばらく周辺の散策を続けて参ります。
しばらく前にバス停を探してさまよい歩いていた頃よりも若干雨足が弱まり、心の余裕があります。
台北車站の大きな駅舎が散策の基点であります。
なんとなく、東京の上野駅周辺を思わせる街の雰囲気であります。
台北車站から、博物館ですとか公園ですとか周辺の各種文化施設へのアクセスもいいのです。
大きな建物に惹かれます。
台北車站の駅舎前。
写真を撮りながらうろうろしてたら、通りがかった中年女性に何か話しかけられました。
私も中国語は少し勉強してきましたが、人に話しかけられて内容を理解できるほどではありません。
苦し紛れに"I don't understand."と答えたら「我不知道!」と言い返され、去られてしまいました。
「我不知道(Wǒ bù zhī dào)」は「わからない」って意味です。
こちらの「わからない」に女性も「わからない」で返してきたのですね。
変な感じで取り残されて、だったら最初からこちらが我不知道と言っておけばよかった、と後悔。
外国に行くとお年寄りに話しかけられることは多々あるのですけれど、台北では老若男女問わずよく話しかけてきます。
滞在中、何度も話しかけられました。
これはたぶん台北が台湾の各地方から人が集まってくる土地柄だからかも、と想像しました。
おそらく道を聞かれているんだと思うんですね。
しかし中国語がわからないと、相手が何を言っているのかわかりません。
裏を返せば、中国語がわかれば台北で使う機会は結構多いということかもしれません。
簡単な中国語でもいいから話すようにすれば、コミュニケーションの糸口になるかもしれませんね。
そんなコミュニケーションの機会を逸しました。
今後は私も我不知道でも何でもいいから知ってる中国語を使うようにしよう、と心構えを新たにしたのでした。
散策を続けます。
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