台湾旅行二日目(1)。台北車站から基隆へ。自強號で、もめる?

朝の台北車站界隈です。

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朝から雨…。

気持ちが沈みますが、せっかく台湾に来たのです。

無理くりにでも観光いたしますよ~。

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今日も大きな台北車站。

中に入って、台灣鐵道(Tái wān tiě dào)の列車に乗りますよ。

台鐵の列車で、台湾北東部の港町、基隆(キールン、Keelung、 Jī lóng)に向かいます。

港町が好きなのでね。

 

台鐵の改札にやってきました。

ところが、どうも見たところ、こちらの改札では悠遊卡(Yōu yóu kǎ)が使えないようでした。

対応している改札が見当たらないんです。

路線バスに地下鉄と、各種交通機関の乗車で便利な電子カード、悠遊卡。

初日から頼りっぱなしですが、台鐵では導入されていない?模様。

それで改札前の自動車券販売機で基隆行きの「自強號(Zì qiáng hào)」という特急列車の切符を買って、改札を抜けました。

地下のプラットホームへ。

しかしホームで気付いたんです。

電光掲示版に、基隆行きの自強號の発車時刻が表示されていまして。

次の便、なんとこれから数時間待たないと来ないんですね。

やってしまったと思い、ホームを通って地上に上がり、向こう側の改札口にいた係員に自強號について尋ねました。

若い男性の係員で、英語が通じます。

丁寧に説明してもらえました。

彼が言うところでは、やはり数時間待たないと自強號の次の便は来ないそうで。

基隆行きの自強號は一日の運行本数自体が少なかったんですね。

かわって各駅停車である「區間車(Qū jiān chē)」の便はいくらでもあるそうで。

それなので一度反対側の改札に行ってそこにいる係員に切符の払い戻しをしてもらい、改めて切符を買い直すといい、とのこと。

私もそれがいいと思ったんですね。

再びホームを通り、反対側の、最初に入ってきた改札へ戻ります。

この改札脇で椅子に座っていた年配の男性係員に切符を見せながら、「払い戻しを受けたい」旨を英語で訴えたのですね。

ところがこちらの係員は、英語は通じない模様。

私が差し出す切符を一瞥した後、何か早口で言ってホームへ降りる階段の方を指差したきり、こちらの顔を見もしません。

おそらく「いいからその切符で區間車にでも乗れ」と言ってるのだと思うんです。

しかし、私は、ケチなんですね。

割高な自強號の料金で、區間車に乗るようなもったいない真似はできないんですよ。

それに、このおっさん係員、横柄な態度で。

正直カチンと来たところもあるんですね。

このまま引き下がるのは癪に触ります。

英語がわからないから、投げやりな対応をされたのかもしれない。

こうなれば、もう知る限りの中国語を駆使して、筆談を試してやろうと思ったんですよ。

ペンとメモ帳を取り出しました。

「我買了自強号的車券、但是我要区間車的車券」。

自強號の切符を買ったが區間車の切符が必要だ、という意味のつもりです。

こう、中国語の繁体字簡体字もろくにわからないので、日本の漢字で頑張ってメモ用紙に書きました。

それでこのメモ用紙を、さっきのおっさんのところに持って行ったんですね。

おっさんは私が書いた文章を一瞥して、さっきと同じ短い言葉を放って、ホームに降りる階段を指差しました。

そしてその後はこちらの顔を見もしません。

やっぱり「いいからその切符で區間車にでも何でも乗れ」と言ってると思うんですね。

依然としてやる気の無いおっさんのなげやりな態度です。

私の頭には血が昇りました。

頑張って筆談まで試みたのに、さっきと全くおんなじ反応ってどういうこと!

しかし頭に血が昇ったところで、中国語が話せないと抗議もできません。

どうなってるんだ、台鐵のサービスは!

そう心の中で相手に怒鳴りつけて、実際はおとなしく階段を降りてホームに行き、やってきた基隆行きの區間車に乗り込みました。

自強號の切符は區間車切符より日本円にして80円ばかり高いだけ。

80円の損のために頭に血を昇らせて、寿命を縮めていては割に合わない。

そう自分に言い聞かせるようにして、何とか怒りを鎮めました。

あの係員のおっさんにしても「たった80円程度が惜しくて人の手をわずらわせるなよ」ぐらいの気持ちで、ぞんざいな対応だったのかもしれません。

しかし最初に話した若い係員は親切だったので、このおっさん係員の対応を、どうしても私は厳しく見てしまうのでした。

外国人対応には世代間で差が出てしまうのも、無理のないところだとは思うのですが。 

 

そうやっていまだ腹を立てながらも、列車に乗り込んだ以上は車窓の旅を楽しみます。

台北から基隆までは西部幹線という路線で、區間車に乗っても一時間弱の台鐵の旅です。

雨模様の下、緑豊かな台湾の風景を味わいました。

しかし途中で経由した台鐵の駅々は、車内から見る限り老朽化したホームのものが多かったのですね。

それで、終点の基隆車站はどうなのだろう、と思っていたのですが。

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降り立った基隆車站地下のホーム、綺麗でした。

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水事情の悪い台湾にあって、飲める水の給水機が備え付けられているのも嬉しいです。

基隆に来るまでにひと悶着ありましたが、これから気分を変えて街歩きを楽しみたいと思います。

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