『In Order to Live: A North Korean Girl's Journey to Freedom』

ずいぶん前に購入して、ただしばらくは読む気になれなかったのです。

最近、思い立って冒頭のページを試し読みしてみて、その流れのまま数日かけて最後まで読んでしまいました。

In Order To Live: A North Korean Girl's Journey to Freedom

In Order To Live: A North Korean Girl's Journey to Freedom

 

 

Yeonmi Park著、"In Order to Live: A North Korean Girl's Journey to Freedom"です。

DPRK(Democratic People's Republic of Korea、朝鮮民主主義人民共和国)を脱出した「脱北者」である著者の体験記でした。

DPRKでは上流の家柄で裕福な家庭に、両親、姉と暮らしていた著者、Yeonmi。

しかし国有物の窃盗を行っていた父親の逮捕をきっかけに生活状況が悪化し、あるとき彼女は隣国の中国に脱出することになります。

 

ところで私は以前にも彼女と似た立場の方が書いた伝記本を読んでいます。

kompirakei.hatenablog.com

 

Hyonseo Leeさんの"The Girl With Seven Names"でした。

この本の中では、度重なる危機を主人公である著者が危ういところで切り抜ける展開が続き、冒険譚のように読めてしまうことができました。

まるである種の娯楽作品であるかのように読んでしまえる面があったのです。

でも今回読んだYeonmi Parkさんの本では、著者を含めた脱北者の人々が、危機から逃れることができずに酷い運命に晒されます。

脱北ブローカーの手引きを経て中国の国境付近に潜伏、韓国への移住を計る中、脱北者たちは人間扱いをされません。

中国当局への密告をされると捕まってDPRKに送還されてしまう弱い立場なので、密告をされないためにはどんな目に遭っても耐え忍ぶ他ないのです。

そうした過酷な環境と非道な仕打ちにも、生き延びるために順応しないといけない脱北者たちの姿が描かれ、胸が締め付けられるような思いがしました。

 

間一髪のところで危機を避け続けることができる脱北者など、少ないのですね。 

ただ、生きてさえいれば、希望を持ち続けることはできます。

深い傷を負い、それでも明日を信じて生きて行く人たちの姿に、本を読んでいる自分も勇気づけられます。

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