東京旅行三日目(1)。新宿から下北沢へ。静かな演劇の街を歩く
東京観光の最終日であります。
夕方には飛行機に乗って大阪に帰ってしまいますので、時間を有効に使って最後までしぶとく観光して参ります。
朝早くに新宿歌舞伎町のカプセルホテルを後にしました。
朝の歌舞伎町は客引きの人もおらず、静かで歩きやすいですね。
歌舞伎町にゴジラがいるというので見ていこうと思ったんですね。
どういう状態なのかここからの角度ではよくわかりませんけれど、まあいいです。
熱烈なゴジラファンと言うわけでもないので、ゴジラの全貌を確認することもなく次に行ってしまいます。
わざわざポーズを取ってくれているゴジラにすれば私は薄情な観客でした。
電化製品店ビルの街頭テレビで、朝からSergio Mendesの"Mas que nada"が流れていて己の中のラテン気質に火がつきました。
ブラジルいいですね。
Sergio Mendes来日公演の宣伝でした。
東京にはいろんな国の人たちが来るのですね。
この高架下のトンネル通路、何度か通りましたが、「大都会の高架下のトンネル通路」の雰囲気がよく出ていて、しみじみと感じ入るものがあります。
人知れずいろんなドラマが生まれていそうな場所でした。
思い出横丁を向こう側に眺める、靖国通り沿いの交差点です。
朝は人通りもまばらですね。
オダキュウオダキュウ。
小田急といえば小田原、箱根。
いいですねえ。
小田原も箱根もこれまでに行ったことがありますが、一度新宿発の小田原箱根旅行をやってみたいものです。
今回は小田原箱根までは行けませんが、世田谷区内まで小田急に乗っていきます。
駅の改札から出てきたら、この風景でした。
ここが下北沢の街らしいです。
下北沢って地名を時々耳にするので、どんなところか来てみたかったのです。
小劇場と飲食店と衣料品店が多くて、若者の街なんだそうですね。
世田谷区内には面白い街がたくさんあるようです。
さっそく散策してみます。
いきなりこんな看板の洗礼を受けました。
ゲバラ風味の男性。
キューバプレスサンド。
私はキューバの風土に憧れを持っているので、そんなサンドは魅力的です。
やはりまだ朝早いこともあって、お店は営業時間外でした。
カフェバーだったのですね。
住宅街の中にこんな異国趣味のお店が平然と建っているなんて、下北沢がどういう街なのか、すぐに飲み込めました。
とはいうものの、どの辺りに下北沢らしさの色濃いメインストリートがあるのか、よくわかりません。
とりあえず有名なランドマーク「本多劇場」を探して歩いています。
わりとこじんまりした住宅地らしい雰囲気もありますね。
中南米民芸店もあるそうで、物凄く心引かれました。
しかしやはり営業時間外。
中に入ってみたかったです。
下北沢駅の南口辺りには、妖しげな魅力あるビルの建つ味わい深い界隈がありました。
私が最初に出てきたのは南西口で、集合住宅の多い場所だったのです。
こちら側はこちら側で、飲食店が立ち並んで楽しそうな繁華街の趣きです。
珍しい、アボカド料理の専門店がありました。
アボカド、私の好物です。
もしお昼時だったら迷わず入ってアボカドのランチに挑戦しているところでした。
下北沢、中南米要素がところどころに見られて、嬉しくなります。
巨大なペプシ缶下の自販機で、ペプシが一切売られていないという拷問です。
でもたぶん角のモスバーガーでペプシを提供しているでしょうね。
よかったです。
鈴なり横丁、中に飲み屋街と小劇場が入った建物です。
のぞいてみると建物の中に大きな木が生えていて、驚きました。
鈴なりって、樹木にお店がたくさん成っている、ということなのかもですね。
ところでこの鈴なり横丁、茶沢通り沿いにあるんです。
茶沢通りというと三軒茶屋で歩いた目抜き通りで、つまり三軒茶屋から下北沢まで、南北にこの道が通っているんですね。
北の下北沢と南の三軒茶屋、かなり距離は隔たっているのに、茶沢通りでしっかり繋がっています。
今度東京に来たら、三軒茶屋から下北沢まで茶沢通りを歩きとおしてみようかな、と思いました。
そうして本多劇場もようやく見つけましたよ。
劇場の上が集合住宅になっている?ようです。
見つけたは見つけたけれど、まあ中に入る予定もないし、入ろうにもまだ閉まっているしで外から眺めるだけですけれどね。
しかし有名なランドマークを眺めることができて、自分の気持ちには一区切りついたように思いました。
飲み屋等、飲食店が多い中に本多劇場の他にも小劇場があって、演劇人と演劇愛好家が集まる界隈であるのでしょう。
本多劇場もショッピングフロアまで経営していて、多角化経営の方針のようですな。
どこのお店も閉まっているし、演劇人も見当たらないしで、朝の下北沢散策は非常に静かに幕を閉じました。
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