東京旅行三日目(2)。思い出の新宿サザンテラスから新宿御苑に入園。ラクウショウのファンになる
下北沢を見るだけ見て、新宿に戻って参りました。
今回の東京旅行のテーマのひとつが、「世田谷区探訪」でした。
下北沢を締めとして、今回の世田谷区探訪は終わりにします。
まだ見ていない世田谷区の街々は、今後の東京旅行の機会に見ていくつもりです。
今日の残りの時間は、世田谷区以外に東京で気になっていた場所をまわってから帰りますよ。
まずは新宿から始めます。
新宿駅近くの新宿サザンテラスに来ました。
大きなタカシマヤタイムズスクエアのビル、変わりませんね。
もう何年も前にこの界隈に来たことがあります。
アメリカから来た、「クリスピー・クリーム・ドーナツ」の1号店がサザンテラスにできて話題になったとき、すぐここまで食べに来たのです。
数えてみたら、もう十年以上前の話です。
そのクリスピー・クリーム・ドーナツ1号店も今はなくなり、建物はそのまま別のテナントに替わってしまっています。
時間が経つのは早いですね…。
開業して間もない1号店のお店の前には大行列ができていたのです。
その末尾に私も並び、ショーウィンドウの中で店員さんがドーナツをつくるのを見守りながら、ドーナツの味を想像していたときの思い出が蘇ってきました。
大阪にも支店が出来てから何度かクリスピー・クリームのお店には入りましたが、ここで行列に並んだ後に食べたドーナツの味は一度きりのものでした。
当時自分で行列に並びながら、「話題にまんまと乗ってしまう自分が恥ずかしい」なんて少しは思っていたものですが。
今になって思うと、こうやってふいに思い出せる思い出を持つことができて、よかったと思います。
アメリカから来たファーストフードを食べに東京に来たのは今回の旅も一緒なので、10年経っても人間変わらないってことでもありますね。
感傷にひたりながら、歩いて参ります。
タカシマヤタイムズスクエアに向かって歩道橋を歩いて行くこの時間、好きです。
特にタイムズスクエアに入る用事はないので、外から見るだけですがね。
新宿駅に乗り入れる各路線の列車発着を上から見下ろすことができる、鉄道好きにはたまらないスポットでもあるんですね、この歩道橋。
サザンテラスから地上に降りて、今度は新宿御苑に向かいます。
新宿御苑は、大都会新宿の中にある緑豊かで広大な空間なのです。
これまで行ったことがなかったので、楽しみにしています。
「黒豚島津」なんてお店がありました。
鹿児島が好きで武家の島津氏にも関心をもっているので、こういう店名には敏感です。
これも何かの縁なので、隣の吉野家で豚丼の朝食をいただきましょう。
と思ったのですが、かまあげしらす定食を頼んでいました。
390円でした。
豚丼食べるつもりだったのですが、大阪の店舗では見たことのないしらす定食、これを見逃すのも難しかったのです。
しらすの柔らかい食感が好きです。
食べ終わって、再び新宿御苑に向かって歩きます。
吉野家を出て間もなくして、ビルの間に緑が見えてきました。
日も高くなってきましたところで、新宿御苑の新宿門前です。
初新宿御苑。
入園料200円、チケットを買い、入って参ります。
樹木が生い茂る、鬱蒼とした森の中を歩くことができます。
広大な園内の敷地はそれぞれテーマを持ったいくつかのエリアに分かれていて、生えている植物の種類もエリアごとに違うのです。
植物園が好きでよく入りますが、植物の名前はすぐ忘れてしまいます。
いつも名前を知らぬ木々を眺めては「あの木はいいですなあ」と思うだけです。
珍しい巨木が群立していますね。
あの間の遊歩道を歩いて行きましょう。
巨木群の根元付近の地面から、怪しいものが大量に突き出ています。
これ、ラクウショウという名のあれら巨木の、「気根」なんだそうです。
根から地上に伸ばしたこの気根を通じて、ラクウショウは酸素を取り入れるんですって。
ラクウショウは沼地や湿地に生える樹木で、水辺に生えている場合なんかは気根を水面から出すんだそうです。
非常に面白い形状の気根です。
一度観察してしまうと、もう目が離せません。
ラクウショウのファンになってしまいます。
地上に出ている樹木と気根の間の、地中の根っこ部分はいったいどんな状態になっているのか、見てみたくなりました。
しかしそれはできない相談です。
土を掘り返すのはいけません。
地中の根の形を想像して済ませようと思いますが、想像図すら全く頭に浮かびませんでした。
ラクウショウの地中の状態については謎のままです。
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