東京旅行三日目(7)。どこへも行ける、日本橋。もう帰ります
馬子禄で蘭州拉麺の昼食の後、いったん神保町駅で東京メトロ半蔵門線の電車に乗りまして。
大手町駅経由で、東京駅近辺に戻って参りました。
そろそろ帰り支度の時間が近づいています。
その前に、東京駅近辺で見たい場所があったのです。
日本橋です。
日本橋って有名ですよね。
東京に来たら日本橋観光、みたいなイメージありますよね。
私だけですか?
日本橋にやってきました。
こういう場所だったんですね。
日本橋の上を首都高の高架が通っていて、その高架に「日本橋」のプレートが掛けてくれてあります。
親切ですね。
でも上の高架の方を日本橋と勘違いする観光客もいるんじゃないですかね。
大丈夫ですかね。
日本橋の欄干の上に守護獣的な人がいますね。
車輪を足先に抱えた獅子のような。
見事な造形の獅子です。
勇ましくあります。
足先に抱えているのが車輪か盾か何だかわかりませんでしたが、後で調べたら東京の市章だということでした。
昔、東京が東京市だった頃のものなのでしょう。
首都高の高架下には遊覧船の乗り場がありますね。
わかりやすくてよろしいですね。
東に日本橋川を下って行けば流れは隅田川と合流し、やがて東京湾に出ることができます。
私は船に乗らず、海にも出ないで日本橋周辺をうろうろします。
橋の中ほどには守護獣の麒麟が構えています。
獅子に輪をかけて、こちらも凝った見事な造形です。
私は高架が好きなので、首都高高架下に掛かる日本橋に魅力を感じるのです。
ただ「高架が日本橋の景観を損ねる」という主張もあるそうで。
その気持ちもわかる気はします。
この辺り、日本橋北側の岸辺は江戸時代に魚河岸があった場所でもあります。
当時の人の往来は、今よりももっと賑やかだったのでしょう。
目の前に高架があると、かつての美観というものは想像しにくいですよね。
日本橋の北側にはこの風景があります。
私は田舎者なので「ニューヨークっぽい町並みだな」という感想を持ちました。
三越ビルのスケールの大きさ。
現代の高層ビルとは違う建築の美しさがあります。
この界隈に「按針通り」という通りがあって、三浦按針(みうらあんじん)の屋敷があった通りらしいので、見ておくことにしました。
三浦按針は本名がWilliam Adams、江戸時代初期のイングランドの航海士で、日本に漂着した後に徳川家康(とくがわいえやす)の外交顧問となった人物です。
按針通り、いまいち按針っぽさがわからない通りでした。
後で調べたところ、この通りの先に按針の屋敷跡の石碑があったそうなのですが、按針っぽさに鈍い私はそこまで行かずに引き返してしまいます。
隣のむろまち小路ものぞいておきましょう。
むろまち小路の方は手前の方に鰻屋さんがあって飲食店も多くて、散策によさそうな通りでした。
鰻、食べたいですね。
しかし数が減っているというし、我慢です。
鰻と違い、私の財布の中身はいずれ増やすことができます。
日本橋は国道1号線を始め、多くの国道の始点になっているのです。
国道1号線は、大阪の梅田まで東海道を通して続いているのですよ。
ここを中心に、日本全国に旅立つことができるんですね。
日本橋から東京駅方面まで歩いて戻りながら、この界隈やっぱりニューヨークの雑踏っぽいな、と思いました。
私の脳内のニューヨークってこんな感じなんですね。
東京駅から高速バスに乗って成田国際空港まで一時間と少し。
そこから飛行機で関西新空港まで無事に戻って参りました。
二泊三日、いろんな刺激のあった、楽しい東京の旅でした。
お土産は、日本橋の日本橋屋長兵衛で買ったバター風味焼カステラでした。
おいしゅうございました。
価格:87円 |