上海旅行一日目(3)。上海老街散策と豫園。本場の麻辣湯
外灘から有名な中国式庭園、豫園に向けて歩きましょう。
黄浦江の川沿いから、内側に入ったところにあります。
なんとなく下町っぽい雰囲気になってきました。
上海ではまだ自転車が物流の担い手として現役です。
上海老街を通って豫園まで行けます。
商店が立ち並ぶ通りでした。
観光客も多く、活気があります。
半ば歩行者天国的な場所ですが時折自動車は来るし、上海の街中には無音で走る電動バイクが多いのです。
さすがに人の脇をすり抜けるようなときはバイクの乗り手も速度を落としますが、無音でいつの間にか近づかれていることも多く、そういうときは焦ります。
上海の街をお年寄りが歩くのはつらいかも、と思います。
自転車と無音バイクにさえ気をつければ、散策は楽しいです。
この華宝楼という建物の裏手から豫園に行けるそうです。
この辺りが豫園の入口にあたる場所なんですね。
日が暮れて、豫園の閉園時間はとっくに過ぎていました。
しかしそれでもこの混雑です。
この九曲橋は豫園の外にあるので閉園時間後も通れます。
しかしあの狭い橋の上でスリが横行するというネット情報を事前に見ていたので、池の端から眺めるに留めました。
また雑踏の中をガイド本を見ながら歩いていると、「タビビト?タビビト?」と私に声をかけてくる女性がいます。
私は気付かないフリをして通り過ぎました。
上海の観光地で日本人を狙ったぼったくり詐欺が多発しているという話も、聞いていた折です。
声をかけられても相手にならず、無視してしまうのがおそらく安全だろうと思います。
豫園の肝心の庭園に入れなかったので、人気のある観光地の雰囲気を味わうに留まりました。
時間がもっと早ければ庭園を鑑賞することもできたのですが、うまくいかないものです。
日も暮れたので、今日の宿に向かうことにします。
宿は、翌日の目的地である魯迅公園の近隣に予約しています。
地下鉄に乗って行きます。
宿に到着して、チェックインを済ませました。
夕食をとるためにお店を探して、宿の近くをうろうろ。
かなりさ迷った挙句、麻辣湯のお店を見つけて入ります。
本場上海の麻辣湯です。
具材をこれでもかというぐらい入れて、これで13元(約222円)でした。
安いです。
しかしかなり辛いです。
好物の湯葉にうずら卵等々、調子に乗って具材を取りすぎて、途中で食べるのが苦しくなるぐらいでした。
お店の外観の写真を取り損ねましたが、ご家族で経営されている、小さいながらも雰囲気のいいお店でした。
お店を切り盛りしているお兄さんと、そのご両親らしいお爺さんとお婆さん。
それとお孫さんでしょう、小さな女の子がいて、店内で遊んでいるところでした。
皆さん終始にこやかで、唯一の客である私が居心地のいいように気を遣ってくれているのが伝わってきます。
旅の初日を終える前に、上海にもこういう穏やかなお店があるのだな、とわかっていい心持ちになれました。
価格:842円 |