上海旅行二日目(6)。上海中心部至近の水郷、七宝老街。七宝教寺にお参り

上海近郊には、水郷(水郷古鎮)と呼ばれる水路を取り込んだ集落がいくつかあるのですね。

その水郷の中でも「七宝老街(七宝古鎮)」は上海市街中心部から地下鉄9号線に乗って行けるということで、観光客の人気も高いとか。

そうガイド本に載っています。

手軽に行けるのはいいですね。

ということで、私もその七宝老街に向かいます。

水郷とか海辺の街とか、私の趣味に合います。

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いくつかの路線を乗り継いで、地下鉄9号線の七宝站です。

駅出口から出て参りました。

ここは水郷…という雰囲気ではなく、都会都会してます。

地下鉄駅の上に駅ビルあり、道路向かいにショッピングモールあり。

本当に水郷なんてあるのか?と怪しみました。

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この方向に進めばいいそうです。

歩きます。

自動車の通行料が多く空気が悪いので、マスクも装着しました。

 

しばらく歩くと、町屋が密集する道の狭い区域に入ります。

水郷、七宝老街に着いたようですな。

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観光地観光地してますね。

ある程度、予想したことではありました。

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門から直接入るのでなしに、なぜか狭く仕切られた通路を通って入場させるスタイルになっております。

七宝老街内への観光客の入場速度を調節する意図なのでしょうか。

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細い路地の両脇に伝統家屋を利用した各種土産物店が並ぶ七宝老街です。

えらい人出です。

殺人的と言ってもいいですな。

日差しも厳しい折でした。

まだ水郷の片鱗は見えませんね。

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向こうの方に橋らしい人混みの盛り上がりを見て取りました。

橋があるということは、水路でありましょう。

人混みに混じりながら、橋の上へ。

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橋の西側です。

遠景で水路の両岸に高い建物が並んでいるので、あんまり「水郷古鎮!」って感じでもないですな。

これはこれでいい眺めではあります。

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橋の東側は高い建物もなく水郷水郷してる…のですが前にいる人の頭が写り込んでしまいました。

橋の上を通る人が多いので、いつまでも写真を撮っていたら他の人の迷惑になります。

慌てて撮っています。

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橋の向こうの路地はよりいっそう激しい人混みでした。

躊躇しました。

この先を進めば確実に心身を消耗します。

迂回します。

 

人通りの穏やかな裏路地を通り抜けて、七宝教寺という寺院に向かいます。

途中、このお店がありました。

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沙県小吃です。

軽食の、チェーン店的なブランドなのですね。

福建省にある沙県の出身者たちが、沙県政府から飲食店経営の技術指導等の開業支援を受けて、中国全土に広がって店舗を増やしてきた経緯があるのです。

そんなわけで、中国全土で見られるお店です。

正確にはチェーン店ではなく、沙県政府が「沙県小吃」の商標を管理していて。

経営の独立した各店舗の経営者に、少額の登録料と引き換えに店名のブランドを貸している形態であります。

かなりのお手頃価格で食事ができる庶民的なお店だということで、私も上海に来たら入店しようと目論んでいたのでした。

どこにでもお店があるはずなのに、上海の市街地中心部ではなかなか見つかりません。

ようやく七宝老街でお目にかかれました。

それはいいのですが、ちょうどお昼どきで、狭い店内はお客で満席です。

店の前にも立って順番を待ちながら、煙草をふかしている男性がいるぐらいです。

炎天下の人混みを抜けてへたっている私は、ここにきて入店をためらいました。

ためらった挙句、店の前を通り過ぎてしまいました。

満席の店内に入って店員さんに食べたい料理を筆談等で伝える手間を想像すると、「気になるお店だけど、今はいいかな」と思ったのでした。

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いずれ昼食はどこかで食べたいです。

沙県小吃の店舗にまた出会えるかどうかはわかりませんが…。

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水路の奥行きに目をこらしました。

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水路を迂回した末に七宝教寺にたどり着きました。

ところでこの門をくぐった先の守衛室の陰に、年輩の男性が座禅を組む形で座り込んでいて。

念仏のようなものを唱えながら、参拝客に向かって深々とお辞儀を繰り返していました。

物乞いというよりは何らかの修行に没頭する行者のような…。

お寺の関係者でもなさそうでしたが、お寺とはどういう関係の人なのだろうか、などと考えながら山門に向かいます。

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山門の入口はふさがっていて、脇の仏具販売所の内部を通って境内に入ります。

入場無料でした。

七宝老街という街の名前は、七宝教寺が由来になっているのだそうです。

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建物自体は最近の建築と見えました。

ただ、お寺自体の建立は1000年以上前だということです。

本殿の御本尊を拝んできました。

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七重の七宝塔が立っています。

この塔も龍華寺の龍華塔と同じく、微妙に傾いているように見えます。

そういう建築様式なのかもしれませんね。

ガイド本によるとこの七宝塔は2002年建立だそうです。

日本の寺院では仏塔として、五重の五重塔、二重の多宝塔などが一般的ですね。

もともと仏教の経典の中に出てくる「七宝塔」がそうした仏塔の起源であるようなので、この七宝教寺の七宝塔は仏塔の原典の姿をよりよく再現しているのかな、と思います。

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ところで境内に、説明らしいものもなく妙な像が立っていました。

神代に文明を創り上げた神様…でしょうか。

杖の先で北斗七星?らしき軌跡を描いているようです。

北斗七星とすると、道教北斗星君という神に思い至ります。

ただ仏教寺院の境内に、道教の神様がいるものでしょうか?

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神が文様を描く杖の先を、母豚が気迫のある顔立ちで見守っています。

北斗七星と子連れの豚が象徴するものが何なのか、気になりました。

 

七宝教寺で参拝を済ませた後、混雑を避けて迂回歩きしながら七宝站に戻ります。

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これで見納めだと思い、しみじみと水路を眺めます。

以前にもこれに似た風景を、見た記憶がありました。

大阪の堺市で、かつて環濠都市だった名残りのある界隈を歩きました。

七宝古鎮とは規模も風情も違いますけれど。

もしかしたら、街の性格は似ていたかもしれませんね。

水運を活かして運ばれて来る品々の、集積地になるのです。

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水門の上が橋になっていて、渡れるようになっているのは合理的でした。

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水路沿岸に、生活感ある住宅が並びます。

水郷と呼ぶにふさわしい風景でした。

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