韓国旅行二日目(8)。若者の街、弘大を夜歩き。京義線ブックストリート。地下鉄駅で絶望

地下鉄に乗り、弘大入口(ホンデイック)駅で降りました。

弘大(ホンデ)は若者の街として有名で、弘大は弘益大学(ホンイクテハク)という美術大学の略称なのですね。

芸術を学ぶ若者が多く集まるせいか、お洒落なカフェを始めとした飲食店などが並び、街並にも芸術がかった美意識が感じられるのです。

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午後11時前にも関わらず、駅前に若者が多いです。 

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日本の東京の街で例えると、渋谷か原宿に近いような。

どちらかと言えば原宿寄りですかね。

なんで私がこういう若者の街に来たかと言いますと、目当ての飲食店が弘大界隈にあって、そのお店を探しているのです。 

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しかし見つかりません。

だいたいの場所を調べてきたつもりが、勘違いしていたようでわからなくなってしまったのでした。

夕食を食べていませんので、この遅い時間におなかも空いています。 

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界隈の、かつての鉄道線路跡を公園にした「京義線ブックストリート」に入り込みました。

鉄道跡であり、また本をテーマにした公園でもあります。 

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高架下に、駅舎まで再現されてあります。

こういうのいいな、と思いました。  

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この駅名になっている「책거리(チェッコリ)」というのは韓国の習慣で、学校などで教科書なり本なりを一冊学び終えた後に、同級生や先生たちと一緒にお祝いして楽しむパーティーのことだそうです。

日本に無い、そういう習慣が韓国にはあるんですね。

学習を大事にするお国柄がわかります。

 

目的のお店を見つけられず、午前0時を過ぎてから鍾路3街駅に戻ってきました。

しかし地下鉄の駅構内から宿最寄りの出口に向かおうとすると、通路の真ん中に駅員らしい男性が立っていて、そこに向かった乗客が何か言われて引き返して来ます。

その中に日本人観光客らしい若い人たちもいて、「どこから出たらいいんだろう」などと相談し合っています。

どうも時間が遅いので先にある出口は閉じられてしまったらしいのですね。

他の出口を探すしかないのですが、駅構内はとても広く、できることなら他の出口まで歩きたくありません。

そのとき私はふと、もしかしたら他の出口も皆封鎖されてしまったのでは、という懸念にとらわれました。

だって駅構内の特定の出口だけが封鎖されるなんておかしいな、と思ったのです。

駅の営業時間が過ぎたので一斉に出口は閉められて、うかうかこの駅で降りた乗客はまた電車に乗って他の駅まで戻らないといけないのではないか。

そんな状況が頭に浮かんだのですね。

しかし他の駅まで戻るにしても、どの駅なら出口から出られるのかわかりません。

「どうもソウルの地下鉄ではこの時間になると一斉に出口が閉まるらしい」という前提が私の脳内で固まりつつあって、どんどん不安になってきました。

いったいどこへ戻ればいいのでしょう。

絶望的な気持ちになりました。

宿の最寄り駅の最寄り出口まで来て、こんな目に遭うのはたまりません。

迷ったあげく、立っている駅員相手に状況を説明しようと思い近づいていくと、駅員は遠くから私に何か話しかけています。

それでもなお近づいていくと、彼は大きな叫び声をあげました。

「だからこっちは通れないって言ってるでしょ!」というニュアンスなのが声の調子と表情からはっきりわかります。

ただこっちも黙って引き下がるつもりはないのですね。

相手にわかるかどうかお構い無しに、英語で「困っている、いったいどこから出ればいいのだ」と訴えました。

英語が話せない駅員のようでしたが、こちらの訴えている意味はわかった様子。

別の方角を指差して説明していました。

私が心配したように電車に乗って他の駅に戻るのではなく、この駅の他の出口から外に出られるようです。

駅構内の通路を長々と歩くのはしんどいですが、電車に乗ってどこともしれない外に出られる駅を延々と探すことに比べれば遥かにましです。

いったいどこのディストピア映画でしょうか。

おとなしく駅員に言われた通り、宿から遠い方の出口から地上に出たのでした。

私が乗ってきたのが最終電車だったのか、それともまだ後に最終電車が控えていたのかはわかりません。

なんにしろ、駅構内に乗客がまだ残っている時間帯に出口を閉めてしまう駅側のやり方はどうなんだろうと思いました。

せめて最終電車到着後一時間ぐらいは全ての出口を空けておくとか、できないのでしょうか…。

何か駅側にもやむを得ない事情があるのかもしれませんが。 

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外に出てくると、午前0時を過ぎてもまだまだ活気のある鍾路3街の街でした。

遅くまで飲んで帰る人も多いだろうに、地下鉄の駅は早々と営業を終了してしまって、大勢の飲み客の人たちはどうやって家まで帰るのでしょう。

気になりました。

まあ大方タクシーか、徒歩なのでしょうけれど。

むしろ朝まで飲み明かすのかも?

私もおなかが空いています。

宿も近いことだし、この辺りで深夜の屋台料理に挑戦してもよかったのです。

近くの席の韓国人客とも交流できそうな雰囲気です。

ただ一日いろいろあって、これ以上冒険するのは億劫になっていたのでした。

宿への途上のコンビニでサンドイッチ等の食べ物を買って、部屋に持ち込みました。 

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食後の晩酌のビールと肴にするお菓子も買っています。

LOTTEが、日本のハウスの「とんがりコーン」に類似したお菓子を発売していました。

その名も「꼬깔콘(コッカルコン、三角コーン)」。

この製品は「버팔로 윙맛(ボパルロウィンマッ、バッファローウィング味)」、つまりアメリカの鶏肉料理バッファローウィングを模した味で、甘辛くて非常に美味しくいただきました。

食感はとんがりコーンほぼそのままでした。

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