言い訳の東京旅行一日目(1)。慶應義塾大学のお膝元に三田本店、ラーメン二郎の洗礼

旅そのものを満喫する、ということが難しい性格なのです。

「旅は未来の自分への投資でもある」だとか「ブログ、創作のためのネタ集め」だとか。

理屈をつけて「旅行による利益」を求めてしまうのです。

貧乏性の故なのですね。

また他人様から「旅行ばかりしてる」と批判的な目を向けられたときの言い訳でもあります。

娯楽のための旅ではなく実利のための旅だと装っておけば、追及を免れるような。

他人の目なんか気にしなければいいのです。

ただあんまり開き直れていません。

そんなわけで実質娯楽一辺倒の旅でありながら、何かと言い訳を容易するのが常です。

端から見れば「いちいち理屈をつけて面倒くさい旅行記だな」という感想は持たれると思います。

今回もそんな旅です。

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JR新大阪駅にやってきました。

新大阪駅と言うと、大阪の新幹線の搭乗駅として著名です。

私も新幹線に乗りに来たわけです。

新幹線に乗って旅行だなんて、何年ぶりでしょうか。

10年近くになると思います。

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のぞみの指定席を事前に押さえてあります。

のぞみは速くて、指定席に座れば快適な旅が楽しめます。

のぞみの車内に慣れると、LCCの窮屈な座席にはもう座れそうにありません。

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窓際でしたので、窓越しに富士山を撮影することができました。

撮影地点は田子浦の辺りで、街の向こうに富士山が構えていて、素晴らしい風景でした。

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新大阪駅から二時間半ばかり、東京の品川駅で新幹線を降りてきました。

去年の10月に東京旅行を敢行した結果多大な刺激を受けることができたので、また自分への言い訳をこしらえながら東京にやってきたのです。

今回は品川駅を中心に、各地の観光をするつもりでおります。

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品川駅のひとつ北にあるJR田町駅で降りてきました。

ちょうど通勤時間の山手線に乗り、ひと駅だけでも満員電車に揺られ、気持ちが萎縮してしまいました。

あのすし詰め具合は大阪の環状線の比ではないな、と思います。

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慶應義塾大学のお膝元、田町。

JR田町駅と、地下鉄の都営浅草線三田駅とが併走しております。

目の前の大通りの下を都営浅草線が走っているわけです。 

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三田二丁目の交差点を経由して、慶応義塾大学方面に向かいます。

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キャンパスは高台の上にあるのですね。

まあ私は慶應義塾大学に用があるわけではないので、門前を素通りします。

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大学の門の前を少し通り過ぎたところに、有名なお店があるのですよ。

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ラーメン二郎三田本店なのでした。

全ての二郎系ラーメンの原点にあたるお店なのですね。

朝から営業しているラーメン二郎三田本店

店の前に行列が出来ているのが常のことらしいのですが、見たところ今日はまだ誰も並んでいない様子。

幸先がいいです。

ラーメン二郎をいただくために、早朝に朝食をごく軽めに食べてきています。

これからガツンとブランチをいただくわけです。

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横断歩道を渡って、三田本店に近づきます。

薄いケーキのような三角形の店舗です。

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店舗前の飲料自販機には、消化を助ける?黒烏龍茶が並んでおります。

 

店内の食券自販機で食券を買い、並ばずに済んだのでそのままカウンタ席の椅子に腰掛けました。

カウンタの上に食券を置きます。

とても狭い店内です。

カウンター内には従業員の人たち、そしてラーメン二郎のファンから「総帥」と呼ばれている創業者の男性の姿がありました。

このお店の人たちのたたずまい、そしてラーメンを待つ常連客?たちの醸し出す空気に、私は半ば気圧されています。

ややあって「野菜ニンニク入れますか」の呼びかけがあり、私は「ニンニク少な目」を注文しました。

マシマシでも何でもない、ニンニク少な目です。

これまで大阪の二郎系の店に入り、ニンニク少な目なら完食できているのです。

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ラーメン、一杯わずか600円です。

出されたラーメンはひと目でわかるほど量があって、躊躇しました。

「三田本店の量は多くない」なんてネット情報もあったので、そんなに心配していなかったのですが…。

食べ始めて、気付きました。

えらい量です。

二郎系ではチャーシューを先に食べてしまうのが完食のコツです。

冷蔵庫から出してきてすぐスライスしたばかりのような冷たくごついチャーシュー。

熱いスープに浸すようにして温めながら、食べました。

塩辛いチャーシューです。

盛られたもやしを主とする大量の野菜も、スープにつけるようにしながら食べていきます。

野菜とチャーシューを片付けるまでは、以外とすんなりいきました、空腹ではあったので。

しかしそれからが苦しかったのです。

麺と格闘し続けながら、くじけそうになりました。

スープの水面下に眠っている極太の麺の量が膨大です。

美味しい、なんて感想を言っている余裕がありません。

いや、空腹だった最初のうちはちゃんと美味しく感じたのです。

しかしそれはわずかな間のことでした。

「これ以上の炭水化物は毒!」と体から拒否反応が出ているのをはっきりと感じます。

もう残してしまおうか、途中何度も自問しながら、それでも完食。

スープも頑張って飲み干そうとしたのです。

ニンニクと脂の溶けた醤油風味のスープ、塩分がとてもキツイです。

最後は体がどうしても受け付けず、器の底の方に残す結果に終わりました。

 

体の内部が麺で詰まっているような感触に苦しみながら、かろうじて店外に出てきました。

とにかく苦しいです。

今食べた分を果たして何時間で消化できるのだろうか、と消化のことばかり考えてしまいます。

喉元ぎりぎりまで食べ物を収容しているような感覚すらあって。

このまま東京の街を歩いていて何か粗相をしてしまわないか、心配です。

ラーメン二郎の原点を知って、それなりの満足感はあります。

ただこの苦しんでいる時点での率直な食後の感想を述べさせていただくと、「食べなければよかった」ということになります。

安くておなかがいっぱいになるラーメン二郎

お金のない学生たちの味方。

でも、おなかを一杯にした結果こんなに苦しい思いをするとは。

そう言えば他のお客で「麺半分」と注文していた人たちがいました。

ラーメン二郎を一杯のラーメンとして美味しくいただくつもりなら、私も麺半分にするべきでした。

初日の朝から東京旅行も何も、娯楽気分が頭から全部吹っ飛んでしまいました。

娯楽どころか、大食の責め苦を受けに東京に来たかのようです。

言い訳も出ません。

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