言い訳の東京旅行一日目(8)。焼麺劔を偵察。神田川、都電荒川線、甘泉園公園。素敵な早稲田燈幻郷

早稲田通りから再びR.O.STARの裏口横の路地に入ります。

コーヒーとチーズケーキをいただいたばかりなんですけれど、実はR.O.STARから近場にもうひとつ、目当ての飲食店がありました。

f:id:kompirakei:20181227022411j:plain

道沿いに日本語学校があり、アパートも多い界隈です。

高田馬場二郵便局」を越えて、ファミリーマートのある角までまっすぐ北に進みます。

その角で右手、東に曲がるんですね。

f:id:kompirakei:20181227022847j:plain

すぐ北側を神田川が流れている、住宅街の路地です。

学生さんらしい、若い人たちの往来が多いです。

いい感じの界隈だな、と思いました。

早稲田大学の近場。

大きな材木店の前をさらに進んで。

f:id:kompirakei:20181227023029j:plain

ありました。

まだ開店前でしたけれど。

ラーメン店、「焼麺劔(つるぎ)」高田馬場本店です。

高田馬場には堀部安兵衛(ほりべやすべえ)関連の史跡を見に来たのですが、実は焼麺劔の存在も、東京旅行の折の高田馬場散策を決めた動機のひとつでした。

ここは焼麺劔という店名通り、「焼麺」なる名物メニューを提供する人気店なのです。

お昼の営業は11時から15時まで。

夜の営業時間は18時からということで、開店までまだ数時間の間があります。

その間に高田馬場を散策してきましょうか。

実は朝食べたラーメン二郎がいまだにおなかに重く効いていまして、ちょっとラーメン一杯食べるのも覚束ないのでした。

さっき食べたチーズケーキはかろうじて別腹に入ったのです。

あと数時間歩けば本腹も少しは空くだろう、とは思うのですが…。

焼麺劔には後で戻ってきます。 

 

この際、近くにあるのだから、神田川を拝んでおきましょう。

歌のタイトルにもなったくらいで有名な川ですけれど、私はまだ見たことがないのです。

焼麺劔の近くから細い路地を北に抜けて、神田川の川沿いの通路に出ました。

f:id:kompirakei:20181227024438j:plain

夕暮れの神田川ですな。

鴨が泳いでますな。

赤い手拭いマフラーにしたり。

横丁の風呂屋で待ったり、待たせたり。

今でも若い二人の日常があったりなかったりしそうな。

下宿っぽいアパートが、界隈に多いです。

f:id:kompirakei:20181227024751j:plain

ただ柵が高く、神田川を見下ろすのもひと苦労です。

また焼麺劔前の路地に戻りました。

f:id:kompirakei:20181227025229j:plain

焼麺劔から少し東に歩いたところにあるこの小さな「まつ川公園」は、何かのアニメ作品だったか漫画作品だったかのロケ地になったと。

ネット情報を得ています。

作品名は失念しました。

読者の皆様の御検索にお任せします。

f:id:kompirakei:20181227025402j:plain

すぐ横に階段があるんですね。

f:id:kompirakei:20181227025511j:plain

階段上に公園のもみじからの落ち葉が多いですが、まだ緑です。

f:id:kompirakei:20181227025651j:plain

階段を登り切るとふくろうのモニュメントが立っているのでした。

ふくろうが見ている先の高台の上も、細い路地と集合住宅が立ち並びます。

この辺り、高田馬場駅からも至近でなおかつ静か、なかなか住みやすそうです。

 

まつ川公園の脇までまた階段を降りて、そのまま東に路地を進んで行きます。

f:id:kompirakei:20181227030315j:plain

明治通りに出ました。

この南の「馬場口」という交差点で早稲田通りと明治通りが交差しています。

私は北の交差点へ。

f:id:kompirakei:20181227030628j:plain

北の交差点「高戸橋」で、都電荒川線の車両を見ました。

南北の明治通りと東西の新目白通りが交差しています。

北の雑司が谷学習院下の停留所を通って来た荒川線車両が、この高戸橋でカーブして新目白通りに入ります。

神田川沿いの新目白通りをこの先の面影橋、そして終点の早稲田の停留所まで走るのです。

f:id:kompirakei:20181227031606j:plain

これは早稲田駅停留所から来た車両ですね。

雑司が谷、大塚、飛鳥山王子駅前等の停留所を経由して、遙か東の終点、三ノ輪橋停留所まで向かいます。

きっと長い旅になるのでしょう。

私は十年近く前の東京旅行で池袋に行った際に、雑司が谷停留所から早稲田停留所まで乗ったことがあります。

そのときに今歩いている界隈も車窓から見たはずなんですが、あんまり覚えていませんでした。

f:id:kompirakei:20181227032129j:plain

面影橋停留所です。

なんだかこの停留所界隈、香港旅行で乗った新界地区を走るライトレール(軽鉄)の、元朗の街の駅まわりを思い出させる風景です。

香港の元朗の人にこの面影橋停留所界隈を見せたら、たぶん納得してくれるんじゃないかと思います。

 

面影橋停留所の先で、南側の路地に入りました。

f:id:kompirakei:20181227033052j:plain

面影橋停留所の傍らに、甘泉園公園があるんです。

f:id:kompirakei:20181227033540j:plain

元々は尾張徳川家の土地で、その後には御三卿清水徳川家の江戸下屋敷

明治時代には子爵相馬家の庭園となり、昭和に入ると隣接する早稲田大学の管理化に置かれます。

その後、昭和44年に新宿区が買収し、区立公園として開かれました。

中は回遊式の日本庭園になっています。

f:id:kompirakei:20181227033701j:plain

公園の前に同じ型の自転車がむやみに停めてあります。

上海でよく見たレンタル自転車ですな。

都内散策で観光客が気軽に使えるのなら、かなり便利だと思います。

f:id:kompirakei:20181227034017j:plain

「早稲田燈幻郷」という試みが成されている模様。

何か園内をライトアップしているようなのですね。

冬場の開園時間は、午前7時から午後5時まで。

もう午後4時半をまわっているので、もうすぐ閉まってしまいます。

急ぎ足で門をくぐりました。

f:id:kompirakei:20181227034309j:plain

早稲田燈幻郷。

素晴らしいものでした。

私のこの写真で魅力が伝わるかどうか、心もとないです。

黄昏時のうす暗闇の中、照明が水面を照らし、淡い光を反射しているのでした。

お茶にして美味しい、甘い水が泉から湧く。

そんな由来を持つ甘泉園です。

f:id:kompirakei:20181227034714j:plain

池の周囲ではちょうど子供たちが鬼ごっこに講じていて、私は何か幻を見るような思いでした。

真冬になると樹木に掛けられたあの三角の「雪吊り」の上から雪が積もって、また美しい風景が見られるそうです。

f:id:kompirakei:20181227034844j:plain

蛍の光を思わせるような、優しげな明かりを水面に眺めて、思わず嘆息してしまいます。

素敵です。

甘泉園公園に、高田馬場に来てよかった。

そう思いました。

暗くなってからこんな美しい風景が見られるのに、午後5時に閉園してしまうのは、少し惜しいような…。

しかしおそらく午後5時前の黄昏時が、美しさのピークになるのでしょう。

絶妙な時間に入園できたのは、幸運でした。

 

※追記

後で調べたところ、早稲田燈幻郷の開催期間は11月17日から12月9日までの開催で、12月27日現在は終了しています。

また早稲田燈幻郷の開催期間中は、甘泉園庭園公園の閉園時間は午後8時まで延びるということでした。

夜の庭園の風情も楽しめたのですね。

来年の開催にも期待しましょう。

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

神田川

新品価格
¥400から
(2018/12/27 13:25時点)

 

kompirakei.hatenablog.com

kompirakei.hatenablog.com

 

kompirakei.hatenablog.com

 

kompirakei.hatenablog.com

 

kompirakei.hatenablog.com