言い訳の東京旅行三日目(3)。国連大学からアンカフェ、青山学院。『街~運命の交差点~』移植を希望する
こどもの城の東隣には、国際連合大学本部の施設が立っています。
国連大学を卒業したらエスカレーター式に国連に就職できるのか?
おそらくそういう上手い話は滅多に転がっていないと思いますけれども。
学生なのか、関係者らしい大勢の人たちが催し物の準備で忙しそうでした。
欧米人の人の姿も多かったので、やはり国際的な大学のようです。
もし国連に就職しやすいんだったら、渋谷のキャンパスライフなんて楽しそうだし、ここに入学してみてもよかったですね、私の人生。
国連大学の内実を全く知らないので、うかつなことは言えないのですが。
国連大学の東隣の敷地は、さらに奥まったところに通じる通路になっています。
この先にはコスモス青山という商業施設があって、私はここを目当てに来ています。
エスカレーターで地階に降りながら。
ああ、と思わず嘆息しました。
私の言わんとするところ、わかる人が見ればすぐにわかる風景です。
コスモス青山の地下2階中庭にある「un cafe(アンカフェ)」というオープンテラスのカフェなのです。
ここは、先述の『街~運命の交差点~』で、主人公の一人である大学生「金曜日」こと篠田正志(しのだまさし)が、謎めいた年上の女性「日曜日」と度々密談を交わす場所なのでした。
その他の登場人物たちもここを訪れています。
施設内にも席がありますね。
まだ営業時間前です。
テラス席は施設の共有スペースではなくお店の設備なので、座るのは遠慮しましょう。
もし営業時間内に来ていたら座って美味しいコーヒーの一杯もいただくところだったのですけれど。
今度は施設内にまわってun cafeの店舗を見ました。
施設内の敷地はわりと限られているようです。
ちなみに外からいくらのぞいても、厨房がどこにあるのか私にはついにわかりませんでした。
同じ階に青山ブックセンターもあります。
ここも結構有名なお店ですね。
確か洋書を多く取り扱っている書店だったと思います。
開店していたら、洋書の物色したかったですね。
コスモス青山から青山通りに戻りました。
青山通りの向こう、南側は青山学院大学のキャンパス敷地になっています。
各界に卒業生を多く輩出する大学です。
芸能人にもここの出身者が結構多いです。
国連大学じゃなくて、この大学に入ってもよかったですね、私の人生。
青山学院大学キャンパスの向こう側には、青山学院高等部があります。
金王八幡宮界隈と六本木通りを歩いていた生徒さんたちはおそらくここの高等部に通学していたのですね。
ついでに言っておくと、『街~運命の交差点~』に出てくる「緑山学院」のモデル。
ほぼ間違いなくこの青山学院です。
un cafeのくだりで言及した篠田正志は緑山学院大学の学生でした。
また別の主人公の飛沢陽平(とびさわようへい)は緑山学院高等部の生徒です。
思い出したので書きますが、この飛沢という人物はまだ高校生でありながら、ぶっ飛んだレベルのプレイボーイなんです。
彼のシナリオでは色男として浮名を流す彼が、un cafe含む渋谷に実在の各喫茶店で女性たちと会うシーンが頻繁に出てくるんですね。
飛沢のシナリオは詳細を語りにくいんですが、本当に内容を簡単にざっくり言うと、モテる男子が遊びすぎた挙句にかつて交際した女性たちによって苦境に追い詰められる…という話なんですね。
面白いんですよ。
私もいち男性プレイヤーとして最初は「モテ男が調子に乗りやがって、早く痛い目に遭え!」と思いながら遊んでいたのに、それがいつの間にか飛沢に感情移入しまくって、果てには彼の苦境と一緒に一喜一憂する自分を発見していた…というなんとも絶妙の構成と演出が盛り込まれているんです。
他の主人公たちのシナリオもそうなんですが、彼らが生きる渋谷での起伏に富んだ五日間を一緒に体験するうちに、感情移入せずにはいられなくなるんですね。
『街~運命の交差点~』、遊んでみればいかに深い作品であるかわかります。
なので皆様にはぜひ実際に作品を遊んでもらいたいところなんですけれど、今流通している家庭用ゲーム機ではPSPぐらいでしか遊べないんです。
それもPSP自体がもう古くてかろうじてハード本体が流通しているぐらいで、『街~運命の交差点~』のソフトは中古市場でないと買えません。
最新のゲーム機、あるいは手近なスマートフォン用のアプリで『街~運命の交差点~』が移植される日が早く来るように、私も祈っているんですけれども。
祈るだけでは足りないのかもしれませんね。
隙を見ては無関係の人たちに洗脳、もとい宣伝を仕掛けていくと移植の実現に結びつくかもしれませんね。
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