言い訳の東京旅行三日目(6)。嵯峨谷で蕎麦。文化村通り、松濤文化村ストリートを歩いて鍋島松濤公園まで
スペイン坂の次に、鍋島松涛公園という公園に行くつもりなのです。
その前に朝食を食べます。
渋谷センター街はそろそろ店々の開店時間を迎えるからでしょうか、慌しい動きを見せています。
路上にかなりの量のゴミが散らかっていたのを、大人数の商店主と思わしき人たちがいっせいに掃除をしているのです。
その様子は圧巻であると共に、正直私は「こんだけゴミが散らかってるって、ここに来る人たちどんだけマナーなってないんだ」と呆れたのでした。
ハロウィンの頃の渋谷の狂乱が思い起こされました。
自国は午前9時前、渋谷駅の方からセンター街に流入する人が増え始めています。
鍋島松涛公園のある松濤に行くには、渋谷駅前から109の前を通って文化村通りをずっと行きます。
前年に渋谷に来たときには109の中でエスカレーターに乗りました。
今回はもういいですね、それは。
通り過ぎます。
この先の道玄坂二丁目の交差点で東急百貨店渋谷本店の前を左手に曲がればいいのです。
それにしても、「渋谷で朝食」というのにちょうどいいお店を決められません。
「蕎麦 冷麦 嵯峨谷」の渋谷道玄坂店がありました。
お蕎麦ですね。
このとき11月で、肌寒い頃ですけれど、私はそんな季節に暖房の効いた店内で冷たいお蕎麦を食べるのもいいかなと思ったのです。
入口で自販機から食券を買う仕組みです。
私以外には東南アジアから来た観光客の一家が先客で来ていて、自販機に戸惑っているところでした。
彼らの後に私も目当ての食券を買いました。
お蕎麦と玉子かけご飯のセットで390円でした。
幅広でコシの強いお蕎麦で、甘い出汁に絡めて食べると美味でした。
量も結構たっぷりで、満足です。
蕎麦と玉子かけご飯の組み合わせも意外と違和感なくいただけました。
前年には八重洲と三軒茶屋で名代富士そばのお蕎麦をいただきましたが、東京ってお蕎麦のチェーン店が多くて、いいですね。
私の地元の大阪にも独立営業のお蕎麦のお店は多いです。
あと、駅の構内には駅そばのチェーン店が入っていることも多いです。
ですが、街中で食事できる手頃なチェーン店の蕎麦店となるとほとんど見ません。
有名な「そじ坊」ってチェーン店はありますが、ここはどちらかと言うと腰を据えてお蕎麦を食べながら信州のお酒を飲んだり郷土料理を食べたりできる、本格的なお店ですね。
私のような予算の限られた者がしょっちゅう食事できるところではありません。
一方の東京で、街中に手頃なお蕎麦のチェーン店が多いのは、冷たい蕎麦好きの私は羨ましく思うところであります。
富士そば、嵯峨谷、他にもお蕎麦のチェーン店が東京にはまだありそうですね。
今後も朝食の度に訪れていきたいです。
文化村通りを進みましょう。
東急百貨店渋谷本店に隣接しているBunkamuraです。
東京における、各種文化の発信拠点であります。
私は演劇芸術には疎いのですけれど、小説はときどき読むので、Bunkamuraで選考される「Bunkamuraドゥマゴ文学賞」のことを知っています。
受賞作で読んだことがあるのは町田康の『くっすん大黒』くらいですが…どんな作品だったか忘れましたね。
Bunkamuraへは、後で時間があればお邪魔しましょう。
文化村の向こうは、松濤郵便局前の交差点です。
松濤は高級住宅地なのですが、まだこの辺りまでは商業地域の雰囲気が強いです。
松濤文化村ストリートで渋谷駅前と松濤は繋がっています。
緑に覆われた建物は、フランス料理のガレットを提供するお店、Galettoriaです。
この分岐を右に行きましょう。
ちなみにGalettoriaの何軒か先には、ニンニク料理専門店のGarlic garlicがあります。
高級住宅地っぽくなってきました。
渋谷区立鍋島松濤公園に来ましたね。
ここには前から一度来たかったのですが、これまで機会に恵まれませんでした。
来れました。
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