言い訳の東京旅行三日目(15)。原宿駅から。竹下通りのクレープ、南青山のUMAMI BURGER
代々木公園の原宿門から出てきたので、もうすぐそこが原宿駅なんですね。
遅くまで若者が集まる原宿駅。
しかしその駅舎自体はレトロなもの、というギャップがたまりません。
多くの若者たちとその背景のレトロ駅舎との取り合わせ、稀有なんではないでしょうか。
原宿駅の向かいは工事中でした。
現在どうなっているかはわかりません。
竹下通りはえらい人でした。
何年も前、私が訪れたときは、ここまでの人出ではなかったのですが…。
外国人観光客が大幅に増えた、などの事情も影響しているかもしれません。
竹下通りに来たらここ…と目星をつけていたのです。
クレープ店、Angels Heartでした。
以前にもここでクレープを食べたのです。
チキンケバブを食べ損ねて、方向性は違いますけれど、小腹を満たしたかったわけです。
クレープも好物です。
ちなみに、Angels Heartの前の路地を通り過ぎれば東郷神社の参道に入れます。
東郷神社は、日清日露戦争で活躍した東郷平八郎元帥を祀った神社ですね。
東郷元帥の先祖は薩摩渋谷氏です。
現在の東京の渋谷界隈を領地にしていた渋谷氏の一派が、鎌倉時代に薩摩国(現在の鹿児島県西部)に移住した、その末裔なのですね。
渋谷に近い原宿の地に東郷元帥が祀られていることには縁を感じますね。
若者たちのつくる列に中年の私も並んで、自分の番に至りクレープを注文しました。
ストロベリー生チョコクリームのフレーバーです。
確か500円ぐらいだったと思います。
イチゴとチョコレートと生クリーム、私の好きなものばかりを集めた最高のフレーバーでした。
最後の一口まで堪能しました。
竹下通りを端まで歩いて、竹下口に出てきました。
この先は明治通りですね。
何年ぶりかの原宿、前回よりも活気が増していて楽しかったです。
次に来たときもまたAngels Heartでクレープを食べましょう。
別のクレープ店に行ってみてもいいのですけれど、中年の自分には場違いな原宿に来ているだけで緊張するので、少しでも慣れたお店にばかり吸い寄せられるわけであります。
明治通りもえらい人でした。
南の渋谷方面に向かいます。
表参道を歩いてきて、「表参道」の交差点に来ました。
このような巨大な石灯籠があるとは知りませんでした。
やはり明治神宮の参道であります。
このまま南に青山通りを歩いて、渋谷に戻ろうと思います。
歩いていたらこんな看板を見つけました。
アメリカ発祥のハンバーガー店、UMAMI BURGERの青山店の案内でした。
実はこのお店、今回の旅で機会があれば寄ろうと思いあらかじめ調べてあったのでした。
すっかり忘れていましたが、ちょうどいい具合に看板に出くわしたので、今日の夕食はUMAMI BURGERをいただきます。
路地を進むと大きな教会、結婚式関連の店舗等、何かきらびやかな建築の多い界隈にさしかかり、場違い感にまた私は緊張を覚えました。
UMAMI BURGERの入っている商業施設がもう何か素敵。
場違い感。
気後れしますが、ここまで来た以上入らないのもおかしいので。
店内に入りました。
このお店にはセットメニューがなかったので、単品の"Manly"というバーガーと、あとはフライドポテトとコーラを注文しました。
ハンバーガー店というよりはダイナーかバーのそれのようなカウンターで、脚の長いカウンターチェアに腰掛けて緊張しまくっています。
昔、一時期グルメバーガーにはまっていた頃に、ダイナー的なお店で場違い感を覚えながら食べ歩きを続けていたのを思い出しました。
今回も、南青山の路地の奥まった場所に設けられた立地で、バーガー食べるでもなければまず自分は来なかっただろうな、という場所。
無理して来た感がいっぱいです。
このお店の客層からも自分は外れていると思います。
Manly Burger、来ました。
ハンバーガー単品で1000円ぐらいするので、総額で確か1700円とかそれぐらいしたと思います。
Manly Burgerです。
ビーフパティの上に、オニオンフライがぎっしり乗せてあります。
スモークベーコンとゴルゴンゾーラチーズが味のアクセントなのでした。
凄まじいボリュームです。
ナイフとフォークが添えてくれてあるので、当初はそれらでバーガーを具材ごと小さく切って食べようとしたのですが、そうすると中のオニオンリングが崩れてくる。
うまく食べられません。
どうすれば…と思ったときに、気付きました。
このバーガーの名前はManly(男らしい)。
食べ方を示唆しているのだと思ったのですね。
ナイフとフォークを置いて、バーガーを手づかみし、私は食べ始めました。
ちょうどいい感じです。
バンズとパティとベーコンとオニオンフライ、それぞれ異なる食感が口の中で一緒になって、噛むのが快感です。
美味ですね。
ハンバーガーのメニューはいろいろ種類があったのですが、このManly Burgerにしてよかった、と思いました。
オニオンフライのさくさく食感が自分好みだったのです。
こういう格調高い場所で、意外な男らしい一面をアピールできるのはポイント高いですね。
界隈は結婚式向けの立地っぽいし、いろいろ考えてしまいますね。
いつまでも一人でうろうろしていて。
渋谷駅に戻る途中、宮益坂の街路樹のイルミネーションを見ました。
別冊LightningVol.194 東京ハンバーガー (エイムック 4220 別冊Lightning vol. 194) 新品価格 |