2019年春韓国大邱旅行一日目(1)。大邱に来た。自転車レーン、합기도(ハプキド)。武術幻想
私、韓国旅行がわりと好きなんですね。
以前に韓国旅行に二回、それぞれ釜山、ソウルに行ってまして。
それで2019年の春頃にまた韓国に行こう、と。
そうなったときに、以前行った場所に行くのは面白くないので、韓国第三の都市と言われる大邱(テグ)向けに旅行することにしました。
大邱国際空港から降りてきました。
わりと小さな空港で、空港内で迷うことの多い私は好感を持ちました。
ただ難しいのはこの空港、併設の銀行の営業時間が短くて、お金の両替が難しいんですね。
それを事前に聞いていたので、私は今回日本国内で最低限の1000円分、韓国通貨にして10000ウォン足らず、両替をしてきました。
たとえ営業時間内でも、空港内の銀行ってレート悪いですからね。
大邱市街地にあるという外貨両替店を目指しましょう。
とは言え、釜山やソウルと違って、大邱って市内にレートのいい外貨両替店が一店舗だけ、基本的に選択肢がないという話で。
そしてその唯一の両替店の営業時間が不定期だとかで。
不安が拭えません。
歩道に自転車専用レーンが設けてあって、日本みたい。
韓国は自転車に乗る人が少ないと思っていたのですが、大邱は違うようです。
自転車に乗っている人をちらほら見かけました。
いずれもママチャリのような安価な自転車ではなく、ロードバイクタイプの自転車でした。
空港から最寄りの地下鉄駅がわりと離れてまして、歩かないといけません。
距離にして1キロ以上あります。
私は荷物がバックパックだからいいのですが、スーツケース持参で歩くにはつらい距離です。
たぶん空港前で発着する市街中心地行きのシャトルバスもある…と思うのですが未確認です。
散策道にも自転車レーンが設けてあります。
久しぶりに韓国に来た!という嬉しい気持ちなのですが、私を出迎える大邱の街の方は静かでした。
この아양교(アヤン橋)を渡った向こう側に地下鉄の아양교역(アヤン橋駅)があるらしいです。
橋の途中に建物が設けてあって、その中でカフェも営業してました。
高層集合住宅が並ぶのを見ると、韓国へ来た感慨が湧きます。
それにしても、日差しがきついです。
大邱は別名「デフリカ(アフリカ並に暑い)」と呼ばれるぐらい、夏の猛暑で有名だそうです。
まだ春ですがすでにかなりの暑さです。
歩いているだけで汗をかきました。
橋の向こう側をしばらく歩きました。
地下鉄駅の出入口付近の街で見かけました。
「합기도(ハプキド)」って漢字で書けば合気道ですね。
ビルの2Fが、この합기도という武術の道場らしいです。
YouTubeで見つけた합기도動画のリンクを貼っておきます。
この합기도、日本の合気道とは名前こそ同じですけれど直接の繋がりは無いみたいで。
합기도の創始者は大東流合気柔術の武田惣角(たけだそうかく)の弟子となって術技を学んだ後に、自流を創り上げたということのようです。
合気道の創始者、植芝盛平(うえしばもりへい)も武田惣角から柔術を学んでいますから、합기도と合気道は兄弟筋、と言うことはできますかね。
日本人の私から見たところは、テコンドーの打撃技に合気道の組技を混ぜ合わせたような…そんな武術に思えます。
そう言えば、総合格闘技の往年の名選手、ゲーリー・グッドリッジが初期UFC参戦時の肩書きが確か、합기도の使い手…という触れ込みではなかったかと思ったのですが。
確認してみたら、グッドリッジ選手のファイトスタイルは韓国系の別の武術、Kuk Sool Wonでした。
人の記憶、というか私の記憶はあやふやです。
それにしても、Kuk Sool Wonも気になる。
こちらは沖縄の空手に合気道を混ぜたような…。
なんかコメントしづらいですね。
Kuk Sool Wonが국술원なら、漢字にすれば「国術院」ですな。
武術の流派名というか、団体名みたいですね。
おそらく韓国ではなく、アメリカ在住の韓国系の方がつくったアメリカの武術団体なのでしょう。
勝手に納得しました。
韓国武術に興味が無い人にはどうでもいいことばかり書き立てて、すみませんでした。
地下鉄아양교역構内に入ります。
車両乗降口の頭上に、「내일 또 만나요!(明日また会いましょう!)」と、それだけ書いて吊るしてあります。
何気ないようですけれど、韓国も日本と同じく自殺者の多い国であることを考えると、深い言葉だと思えてきます。
明日また会えるのは素晴らしいこと。
じんわり来ました。
もしかしたら私の深読みかもしれませんけれど、こういう何気ない気遣いに好感が持てます。
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