2019年春韓国大邱旅行三日目(4)。大邱の夜と言えばチメク。대구통닭(テグトンタク)のテイクアウト
今回の旅の基点にしている東大邱駅界隈まで戻ってきました。
今夜の宿を探しています。
東大邱駅南側のモーテル街に見つけた「파라다이스 모텔(パラダイスモーテル)」。
一泊の宿泊料が평일(平日)25000ウォン(約2500円)で토요일(土曜日)35000ウォン(約3500円)とありますね。
大邱のモーテル宿泊料相場ってなかなかお手頃みたいです。
フロントで宿泊の可否を聞いてみると部屋があり、また日曜日は平日価格が適用されるようで、25000ウォンでいいと。
即チェックインを決めました。
泊まった部屋も、内装はラブホテル寄りですが、綺麗で居心地の悪くない感じ。
今後また大邱に再訪することがあるなら定宿決定です。
荷物を部屋に置いて、外に出てきました。
夕食どうしようか、と。
大邱は鶏肉の生産地で、フライドチキン等の鶏肉料理を食べる文化が盛んで。
以前に紹介した「大邱10味」とは別に、フライドチキンもローカルグルメとして有名なんですね。
また韓国には「치킨(チキン)」と「맥주(メクチュ、ビール)」をあわせた「치맥(チメク)」という造語もあり、フライドチキンを食べながらビールを飲むことをそう言うのですね。
最近、大邱ではこのチメクの組み合わせを提供する屋外チメクイベントなども盛んに行われています。
大邱はチメクのメッカであるわけです。
暑い夜、チメクを楽しむ大邱の夏の夜。
私もチメクをやらかしてみよう、と思います。
ほんとに蒸し暑い気候なんです。
東大邱駅南側のモーテル街近くには飲食店も多いのですけれど、チキン店が以外と少なくて。
大通り沿いにあったのは、このお店でした。
대구통닭(テグトンタク)ですな。
フライドチキンのことを통닭(トンタク)というみたいです。
1978年から営業してる、まあ老舗ですね。
カウンターでテイクアウトの意思を伝え、メニュー表から目についたハーフ&ハーフのものを勢いで注文しました。
その二種類のチキンの内訳はよくわかりません。
全部で18000ウォン(約1800円)でした。
テーブル席に座って待つように言われ、店内お洒落な雰囲気で気後れしながら、チキンを受け取るまで10分ほど待ちました。
モーテルの部屋に帰ります。
こういう袋に入れてくれます。
これでいちセットですね。
二種類のチキンがそれぞれ別の箱に入っています。
ダイコンの水キムチもサービスしてくれてあります。
マスタードの小袋がひとつ、塩胡椒の小袋がふたつ。
割り箸がふたつ。
あと嬉しかったのが、コカコーラのサービスですね。
部屋の照明がラブホテル的な艶かしい色合いで、チキンも赤っぽく見えてしまうんですけれど。
二種類のチキンです。
左のが普通のフライドチキン。
右のは衣が甘辛い味付けになっています。
衣サクサクに仕上がっています。
おいしゅうございます。
こちらは甘辛、ヤンニョム仕立てですな。
ただヤンニョムチキンと言うほどソースが絡めているわけではなく、あくまでフライドチキンです。
こちらもおいしゅうございます。
どちらも塩胡椒を適量かけながらいただきます。
大邱の夜と言えばチメクですからね。
韓国のビール、CassLightをチキンのお供に。
飲みやすいです。
コーラは後でいただきましょう。
チメク気分満喫しながら食べ始めたのですが、しばらくして気付きました。
チキンの量、むやみに多いんですね。
すぐおなかいっぱいになってしまいました。
日本のKFCでチキン6ピース入りのボックスを一人でたいらげたりしていたので、平気だと思ったのですが。
平気じゃありませんでした。
食べても食べてもチキンが減りません。
통닭のハーフ&ハーフの1セット、二人で食べてちょうどいいぐらいの量でした。
しかし食べ残しをモーテルの部屋に置いていくのも気兼ねなので。
何としても完食しないといけません。
楽しいチメクの夕食が、一人大食い大会に成り果てました。
辛くない、ダイコンの水キムチ。
大量のフライドチキンの合間に食べる爽やかな食感の水キムチ。
水キムチがこんなに有り難い存在だと思ったことは人生で初めてです。
よく見るとこれ、대구통닭の自社製造っぽいですね。
サイドメニューも自前で用意するこだわりよう。
何とかチキンも完食することができました。
おなかパンパンです。
苦しくて、食後はシャワーを浴びるなりすぐ横になってしまいました。
チメクもチキンも当分はいいかな、というのが正直な感想です。
苦しい眠りの一晩でした。
幸か不幸か、鶏に責められる夢は見ずに済みました。
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