韓国順天の旅(1)!
さて、本日三本目の記事がこちらです。
皆様こんにちは、金比羅系です。
今回は皆様を韓国は順天(スンチョン)の旅にご案内しますよ。
楽しみですね~。
まず釜山広域市内、地下鉄沙上駅のそばにあります、西部市外バスターミナルにやってきました。
朝早くからです。
街中なのに、なんか霧がいっぱい出てて妙に雰囲気いいですね~。
一人で、朝から盛り上がってしまいました。
こういう、「市外バス」に乗って順天市に行きます。
内装は日本の長距離バスみたいな感じ。
車内にはテレビ等の設備があります。
全席指定席なのですが、私は堂々と間違った席に座って、お菓子をぽりぽり食べていて。
後から来たクールなお姉さんに「そこ私の席ですよ」と言われてしまう羽目になりました。
旅先では余計なことに気を取られたり、気を抜いたりでポカは多いですね。
私だけでなく、たぶん誰でもそうなんじゃないでしょうか。
乗車した後、数時間にわたり、霧に包まれた山間を抜ける高速道路…を通ってきました。
韓国の郊外って渋いなあ…としみじみ感じました。
日本の地方の風景と、似ているようでかなり違います。
緑に覆われたなだらかな山が続いているんですけれど。
そこに生えている樹木は日本の山林のものに比べるとかなり細く、間隔もまばらに感じました。
車内から写真撮れなかったのが残念ですね。
こちらは途中休憩で寄った休憩所です。
目的地、順天市のお隣、光陽市内にあります。
日本の高速道路のサービスエリアと同じ雰囲気でした。
私は韓国旅でおなじみのカップ入りコーヒーをいただきました。
再びバスに乗り込み、程なく順天に着きましたよ。
順天総合バスターミナルの近くで見た、緩やかな川の流れです。
順天はひなびた地方都市でした。
実はこの前日、釜山で同宿だった順天出身の若者に「順天湾と、宝城(ポソン)の茶畑がおすすめ」と聞きまして。
順天市のことはよく知らずに来てみたのですが…。
旅から帰宅後に知ったのは、順天は1948年に起こった「麗水・順天事件」の舞台になった土地だったのですね。
韓国現代史を知らずに韓国を旅したので、結構いろいろ見るべき場所を見逃してきたような気がします。
ただ現地にいる間は興奮しっぱなしで、目の前にあるものに反応することだけで、いっぱいいっぱいでした。
土地のおばあさんに苦労しながら道を尋ねる一幕もあったりで。
ようやく鉄道の順天駅まで歩いてきました。
この駅舎の手前にある観光案内所で、宿の場所と観光情報を聞き出すことに成功しましたよ。
案内所の職員さんが日本語と英語交じりで熱心に説明してくれて、とても助かりました。
実はこの一連の韓国旅、「韓国の対日感情が悪化している」などと報道されている折に強行したのです。
が、私が旅した限り何ら不愉快な体験はしませんでした。
宿泊施設、観光施設など、対応は親切でしたよ。
最低限の防犯に気をつけることができるなら、必要以上に韓国旅行を躊躇することはないと思います。
宿も駅近くの旅館(ヨグァン)に決めました。
一泊20000ウォン(日本円で2000円前後)だったので、かなり格安でした。
建物は老朽化していて部屋も狭かったのですけれど、まあ満足できる清潔度でしたし、オンドル(韓国式床暖房)も付いてました。
こういう手頃な宿の利用に慣れたら、韓国の地方を巡る旅は容易だな…と思ってしまいました。
予約無しで泊まれるのは、私のような無軌道な旅の好きな旅人には嬉しい限りです。
宿にかさばる荷物を置いて、観光案内所で聞いた「楽安邑城民俗(ナガンウプソンミンソン)マウル」に向かいます。
城壁に囲まれた伝統的韓国家屋の村で、観光地化されていますが今でも人が住んでいるのです。
市内バスで向かいますよ。
都市部から、バスに乗って山間部に入って行きました。
焦り過ぎて、目的地ひとつかふたつ手前の、派出所だか公民館だかの最寄り停留所で降りてしまいました。
まあ、旅先でポカは多いですよね。
長々歩くはめになりました。
山間の土地で、とにかく景色はいいです。
次回に続きます。
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