『The BFG』Roald Dahl

この作品が、とうとう映画になったそうで。

The BFG

The BFG

 

以前に購入して読んでいたのですね。

今回、再読しました。

Roald Dahlの児童文学、"The BFG"。

挿絵はQuentin Blakeの手によるものです。

 

ある月の明るい夜、少女Sophieは寝室の窓から、街を徘徊する巨人の影を目撃します。

その後、彼女は巨人に気付かれ、さらわれてしまいます。

それが彼女とThe BFG(The Big Friendly Giant)との出会いでした。

自称する通り、大きくて親しげな巨人であるThe BFG。

彼との交流の合間に、SophieはThe BFGとは全く異なる性格の人食い巨人たちの存在を知ることになります。

彼らの恐ろしい計画を知り、彼女はThe BFGと力を合わせて人食い巨人たちを倒そうとするのでした。

 

Roald Dahlの代表作の一つである、本作です。

児童向けの作品とは言えブラックユーモアが効いていまして。

悪趣味すれすれ、な面もあります。

平和を愛するThe BFGと対比して描かれる、人食い巨人たちの振る舞い。

彼らが行う蛮行の描写をあまり真剣に読み込んでしまうと、気分が重くなります。

しかしDahlの絶妙なセンスで、恐ろしいシーンもコミカルに描写されております。

あまり心配する必要はありません。

強すぎる人食い鬼たちをSophieたちがどうやってやっつけるのか、それも見所のひとつ。

楽しく読めるのですね。

Quentin Blakeの描く可愛らしいイラストがまた、作品の楽しい雰囲気を保つうえで一役買っています。

 

どこか境遇の似たSophieとThe BFGとが心を通わせていく過程は、なかなか素敵です。

作品全体を通しての雰囲気は楽しく明るいものですので、皆様気軽に読んでみられるとよいかと思います。

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The BFG

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