『要点を理解して、きちんと自分の知識にする読書の習慣』宮口公寿
読書日記を書く上でまず必要なことは、対象になる本の要点をつかむことだと思ったのです。
要点を理解して、きちんと自分の知識にする読書の習慣 (アスカビジネス)
- 作者: 宮口公寿
- 出版社/メーカー: 明日香出版社
- 発売日: 2010/02/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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宮口公寿氏の著書、『要点を理解して、きちんと自分の知識にする読書の習慣』。
読みました。
「記憶術」のセミナーを開いている著者が、受講生と接していて気付いたことを基に書かれています。
著者によると本を隅から隅まで読んで丸暗記しても、問題が解決するとは限らないのだそうです。
知識の丸暗記が、問題解決につながっていないケースがあるのですね。
もともと何らかの目的があって読書する場合、その目的にかなう読書をする必要があります。
必要な知識を得たいのなら、必要な知識を得ることを意識して本を読まないと駄目です。
その場合、本を読みきること、丸暗記すること自体が目的にすり替わってはいけないのですね。
一冊の本の中の一部だけを読んで事足りるなら、その一部だけをしっかり読んで。
あとは、読書を手早く済ませてしまっていいわけです。
一冊で必要な知識を得られない場合は、別の本を読むことになります。
短時間で一冊の要点を押さえて、次の一冊にあたることも必要になるんですね。
私の場合、読むこと自体を楽しむ読書と、問題解決のための読書を混同しがちで。
必要な知識を得るために本を読み始めても、いつの間にかじっくり全文を熟読していることが多いです。
そんな読書も娯楽になっているので無駄ではない、とは思いたいのですが…。
読後、何でその本を読み始めたのか、自分であやふやになっていることも多いのですね。
読書日記を書いてもあやふやになっている場合は、要点がつかめず読書をしてしまった結果なのです。
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