台湾旅行三日目(2)。檳榔店を眺めて歩く。剝皮寮から西本願寺広場へ
朝食を済ませたお店、達人豆漿大王(Dá rén dòu jiāng dà wáng)から、大通り沿いに歩いていきます。
雨が降り続いて、風情はあれど、歩くのがつらくて嫌になってしまいます。
台湾で、歴史のあるレトロ建築がスターバックスのお店になっているのをよく目撃しました。
鳥の販売店が集まる通りに、檳榔(ビンロウ、Bīn láng)のお店を見つけました。
檳榔はヤシ科の植物で、この木の実を噛み煙草のように口の中で噛んで味わう、台湾名物の嗜好品なんですね。
台湾の街角の至るところに、この檳榔を扱うお店があるのですね。
放射線状に棒が六本飛び出たような形のネオンが、檳榔店の目印なのです。
伝統的に、露出度の高い服装をした若い女性が店内で販売していることが多く、若干の妖しい雰囲気を醸し出しています。
稀に、中高年の男性が販売している異色のお店もあって、それもまたセオリー破りで面白いのですがね。
私は煙草を吸う習慣も無いし、檳榔は噛んだ後にタイミングよく実を吐き出さないと中毒になると聞いていたので、身の安全をとって挑戦しませんでした。
お店を外から眺めるだけです。
無理をしない台湾旅です。
剝皮寮(Bāo pí liáo)と言われる界隈にやってきました。
趣きあるレトロ建築のアーケード下を歩いていきます。
雨に降られっぱなしの台湾旅ですが、建物の軒下を歩けば濡れないようになっているのはありがたいことです。
剝皮寮の歴史的建物群は観光スポットになっていて、ボランティアの解説員の方々も常駐しています。
中には日本語ができる方もおられるようでした。
パンフレットも、日本語のものが用意されてあります。
剝皮寮から出た後、北に向かっていきます。
やはり檳榔のお店が気になります。
どうもこの道沿い、多いんですね。
「太陽神」ってスケールの大きい店名ですな。
いろんな檳榔店がありますね。
私は買いませんが。
西門の街に至る道の途中に、「西本願寺広場」という場所があります。
日本統治時代に、本願寺の寺院があった場所なのですね。
鐘楼が再現されています。
本殿跡は、土台だけ残っています。
この界隈、寺院が火事で焼失した後、違法建築の住宅が密集して建ち並んだそうで。
近年になって、それらの違法建築の住宅を撤去して、緑地公園として整備し直したのですね。
並々ならぬ苦労があって、そこまでして本願寺公園を整備した理由はなんなのか…そこは気になるところでした。
敷地内に野良犬っぽいワンちゃんがいて、やたらと私の後をついてくるんですね。
あまり近くに来るものだから怖くなって手で「シッシッ」と追い払おうとしたら、遠くからこちらの状況に気付いたらしい飼い主らしい人が呼び戻す声がして、ワンちゃんはそっちに走っていきました。
飼い犬だったんですね。
人様が飼っている犬に「シッシッ」などと振舞ってしまい、赤面しました。
以前に旅した香港でも思いましたが、日本以外の国では、猫と同じで野良なのか飼われているのか曖昧な状態の犬もいるんだな、ということを実感しています。
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