言い訳の東京旅行四日目(5)。ともかくも鮫洲へ。ジョナサン。鮫洲運転免許試験場。堀江敏幸。ピーポくん

朝早く宿を出てきて、朝食まだなんですよね。

朝食を食べたいですね、鮫洲で。

鮫洲でしか食べられない朝食を。

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鮫洲駅近く、京急の高架下にファミリーレストランの「ジョナサン」がありますね。

都民と関東圏の皆様はご存知ないかもしれませんが、ジョナサンって静岡県以西には展開していないんですね。

つまり私が住む大阪府にも店舗はありません。

で、入ったことないんです。

以前、劇画の『ジョジョの奇妙な冒険』の第一部の主人公、「ジョナサン・ジョースター」の名前は作者の荒木飛呂彦氏がファミレスのジョナサンで編集者とよく打ち合わせをしていたので名づけた、というような雑学を耳にしまして。

都内でジョナサン見かけたら入ってみよ、ぐらいに思っていたのです。

ジョナサン自体が私にとっては珍しいし、またジョナサン鮫洲店は鮫洲にしかないので、ここでの朝食は鮫洲でしか食べられない朝食と言ってしまってよいでしょう。

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ジョナサン鮫洲店。

京急の高架下っていうレアな店舗立地。

記念すべきジョナサン初入店。

気合入ります。

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カプチーノ

マグカップが何かハイセンス。

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スパニッシュオムレツのモーニングセットを頼みました。

領収書を紛失してしまいましたが、だいたい600円ぐらいだったと思います。

今、ジョナサンの公式サイトでこのメニューを探したのですが、載っていませんでした。

旅した当時の期間限定メニューだったみたいです。

朝方で店内にお客も少なく、広々した店内でのんびり朝食を楽しめました。

スパニッシュオムレツ、おいしゅうございました。

 

美味しい朝食と初ジョナサンを堪能できて、満足しました。

気持ちがいいです。

これから今日の目的地、鮫洲運転免許試験場に向かいます。

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鮫洲駅の東側に隣接して、鮫洲八幡神社があります。

お参りしました。

境内には厳島神社を祀った池もありまして、雰囲気がありました。

「出世稲荷」と名づけられたお稲荷さんのお社もあります。

当然こちらにもお参りしました。

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東京の下町という雰囲気ですね。

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この先に進むと運河に突き当たるようです。

運河沿いに行けば鮫洲運転免許試験場にたどりつくはずなのです。

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船宿ですな。

つり船と屋形船を出してくれるそうです。

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運河に接して、先ほどの船宿の船着場もありました。

鮫洲から江戸湾、もとい東京湾に漕ぎ出していくのですね。

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現代の鮫洲です。

今は東京湾に通じる運河です。

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この散策路の先で316号線に突き当たります。

316号線沿いに運転免許試験場があります。

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堀江敏幸の小説『いつか王子駅で』に、仕事帰りに路線バスを乗り過ごした主人公が鮫洲まで来てしまうくだりがあります。

大井競馬場方面行きのバスが鮫洲まで来たとき、主人公はかつて知人の女性と連れ立って鮫洲を訪れた過去を思い出し、反射的にバスを降りるのでした。

 

「運転免許を持たない人間にはどう考えても無縁な場所へなぜやってきたのかといえば、ミニカーやプラモデルの車が大好きでテレビのモータースポーツなども熱心に追っているくせに頑として免許をとろうとしない私を諭すように、将来仕事に必要なこともでてくるはずだから車の運転くらいできたほうがいいに決まってるわよ、ともかくいっしょに鮫洲へいきましょうと誘ってくれるひとがあったからだ。彼女の住まいがたまたま大森近辺にあって、免許をとるなら鮫洲がいちばん便利だというだけの話だったけれど、東京に住むのであれば車などかえって邪魔だとかつてもいまもそう信じている私は、免許をとったらすぐに車を買って屋根にスキーの板をくくりつけるのだと夢見心地の彼女にずいぶん醒めた応対をしていたのではあるまいか。そもそも寒い季節に寒い場所へ出かけるなんて生き物の本能にもとると考えていたから、鮫洲ではなくスキー場に誘われたとしても断っていただろう。しかし彼女の口から出てきたのは、いくらかでも男女の関係が進展しそうな雪山ではなく鮫洲だったのであり、私は私で、その地名に立ち止まらざるをえない、もうひとつの理由があったのである。

『ともかくも鮫洲へ行ってみよう』」

新潮文庫『いつか王子駅で』75ページ10行目から76ページ9行目にかけて抜粋)。

 

「ともかくも鮫洲へ行ってみよう」というのは岡本綺堂の書いた『半七捕物帳』の短編にある台詞で、この台詞をちょうど数日前に読んでいた主人公は、知人女性に似た言葉をかけられて鮫洲に同行してしまうのです。

こうして知人女性に付き合って教習所には来たものの、手持ち無沙汰の主人公は「授業を受けているあいだ鮫洲橋のあたりをぶらぶら歩き、陸運支局の横の土手で煙草を吸ったりして時間をつぶした」のでした。

この「ともかくも鮫洲へ行ってみよう」という言葉の魔力に私も引きずられて、鮫洲まで来てしまったようです。

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向こうに見えているのが鮫洲橋ですね。

陸運支局の横の土手、とはだいたいこの辺りからあの鮫洲橋の向こう側にかけての岸辺になるのかな、と思います。

私は煙草は吸いませんけれど、お天気もいいし、ここでしばらく過ごしたいです。

ただ先に運転免許試験場に参りましょう。

『いつか王子駅で』では先の場面に続けて、路線バスを降りた主人公が思い出をたどるように運転免許試験場に入り込みます。

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鮫洲運転免許試験場。

新しい建物ですね。

近くでも写真を撮りたかったのですが、入口の外に男性職員が立っていて、近づいた私に「ご用件は?」と改まった口調で訊ねるので、私はすっかり緊張してしまったのです。

売店に用事がありまして…」と口ごもりながら伝えるのがやっとでした。

追い返されるかと思いましたが、施設内に入れてもらえました。

今回、私は試験場内の売店に用事があってきたのです。

というのも、警視庁のマスコットキャラ「ピーポくん」のグッズが、都内の各運転免許試験場内の売店でだけ購入できるということを事前に知って。

ピーポくんファンの私は、品川方面に来た折には必ず立ち寄るつもりだったのでした。

 

試験場内の売店には飲食品類の他、ショーケース内に各種ピーポくんのぬいぐるみが飾られており、私は興奮しました。

売店の写真も撮りたかったのですけれど、先ほどの男性職員のことを思い出し、控えました。

各種ピーポくんグッズを購入して、試験場を後にしました。

試験を受けにきている人たちの目からは、売店で浮かれている私の姿は場違いに映ったかもしれません。

早々に鮫洲の土手際に戻ります。

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カモメがやたらといますが、この辺りに座ってしまいましょう。

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ぬいぐるみ小。

2410円(税抜き)でした。

いい買い物ができました。

かわいいなあピーポくん…。

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誰かに自慢したい。

鮫洲みやげ、もとい東京みやげと言えばピーポくん人形で決まりでしょう。

ちなみに、以前の記事で言及したテレビゲームの『街~運命の交差点~』には「ポピーくん」という微妙にピーポくんをいじったパロディキャラが登場します。

このゲーム中で重要な役割を果たす「ポピーくん」のぬいぐるみの存在感が印象的で、なら自分は本家のピーポくんのぬいぐるみが欲しい、と思っていたのでした。

とうとう手に入れてしまいました。

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ピーポくんマスコット人形です。

吸盤がついているのであちこち貼り付けられます。

400円(税抜き)でした。

こちらもお気に入りです。

他にもピーポくんシールと栞のセット、ピーポくんマグネット等買いました。

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いい買い物できたし、天気はいいし、ともかくも鮫洲に来て良かったな、とほくほく顔でした。

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カモメの人にピーポくんぬいぐるみを見せびらかしたりしましたが、反応薄でした。

 

ところで、ピーポくんグッズは都内の各運転免許試験場の売店で直接購入する以外に、郵送による購入も申し込みできるそうです。

詳しくは、「一般財団法人京都交通安全協会」の公式ウェブサイト内の案内をご参照ください。

www.tou-an-kyo.or.jp

 

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