2019年春韓国大邱旅行四日目。大邱国際空港周辺。나라さんお見送り。칼국수(カルグクス)を忘れずに
最終日です。
大阪に帰る飛行機の便が午後3時頃に空港を出るので、だいたいその一時間前に空港に着いていればいいわけです。
それまでちょっと東大邱駅周辺を散策しながら、時間をかけて大邱空港方面に向かうつもりです。
地下鉄の乗り換えで立ち寄った中央路駅構内で、偶然。
「기억공간(記憶空間)」と題されたスペースです。
2003年2月18日、ここ中央路駅で、放火によって停車中の列車と駅構内が燃え、多くの命が失われました。
私も当時、関連の報道をテレビで見た記憶があります。
現在も中央路駅構内に、火災で焼けた車両の一部、駅構内の設備等を保存し、展示しています。
私も見学しましたが、事件の跡を残す生々しい保存展示は、正視に堪えませんでした。
亡くなった方々のために手を合わせました。
大邱にも大型書店、教保文庫があります。
韓国語書籍を数冊買いました。
夏は暑くてたまらない大邱の街ですが、街中にベンチが多いのは有り難いですね。
座って休めて。
ただ、日向で熱くなっているベンチにはちょっと座ろうって気にもなりませんが。
衣料品店が、売り物を建物の路地側の壁に掛けているのを見て、思い切ったことをするなあ、と思いました。
再び地下鉄に乗り、大邱国際空港の最寄り駅、아양교(アヤンギョ)駅で降りました。
駅名の由来になった아양교を渡り、空港のある北側へ。
この橋から結構な距離を歩きます。
川を見るだけで涼が取れるような。
心理的効果を得ました。
大袋入りのお菓子なんかも多く取り扱っているマーケットです。
大邱国際空港は規模が小さいので、空港内でお土産を売っているお店を探すより、こういう空港近くの商店でバラマキ土産を探すといいかな、と思います。
私もお菓子類をいろいろ買いました。
大邱国際空港へ。
まだ名残り惜しいですが。
しかし空港に到着してみると、私が乗る予定の便が一時間半ほど離陸が遅れるとのこと。
また一時間ほど時間の余裕ができました。
小規模な空港の中で時間を潰すのも難しいので、外を歩きます。
空港からまた南に歩いて元の川沿いへ。
ここのベンチに座ってしばらく休憩しました。
木陰で気持ちいいです。
空港から南に大通りが通っていて、その大通りの両端と近辺には商店が多く集まっているんですね。
飲食店にも困りません。
空港近くには宿泊施設は少ないし街の中心部でもないので利用する機会も少ないと思いますが、大邱から帰る前にごはんを食べて行くなら、この空港南側の商店街は狙い目かもしれませんね。
最後の最後に三枚目ゲット。
お馴染み、Hello Venusの나라(ナラ)さんの販促ポスターでした。
お見送りしてもらってる気分です。
맛있는 참はまた国に帰って飲ませてもらいます。
칼국수(カルグクス、うどんに似た料理)が3500ウォン(約350円)ですって。
韓国旅行の際にはカルグクスをいただくのが恒例ですが、今回はまだ食べていません。
大邱のカルグクス、食べておきたいですね。
ビルの上階に합기도(ハプキド)の道場があります。
初日にも아양교の橋の南側で합기도の道場を見ています。
空港に隣接して韓国軍の施設があるので、もしかしたら韓国軍の関係で空港の近くに합기도の道場が多いのかな…と私は想像しました。
また칼국수の宣伝広告が立っています。
さっき見た黄色の広告のお店とは別のお店みたいですが…。
ここに決めてしまいます。
「옛날 손칼국수(イェンナル ソンカルグクス)」。
옛날が昔、손が手って意味なので、「昔ながらの手作りカルグクス」ぐらいの意味でしょうか。
店に入ると、お店を切り盛りしているおばさんが人懐っこいといいますか、親切な対応で、心がなごみました。
「これがお勧め」とジェスチャーで示された칼국수をお願いしました。
칼국수、5000ウォン(約500円)です。
アルマイトの器がたまりません。
キムチと、あと驚いたのは生のシシトウも出てきました。
しかし辛くないもので、味噌をつけていただきます。
これがみずみずしくて、美味しかった。
칼국수。
麺は手打ちなのでしょうか、太くしっかり食感で、食べるのが楽しい。
若干コクのある、たぶん海鮮出汁の、塩加減のちょうどよいスープも良かったです。
大変美味しゅうございました。
お店の方の好印象もあって。
大邱旅行の最後に食べる食事、ここに決めてよかった。
しみじみと、そう思いました。
大邱には、また来たいです。
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