2019年8月金剛山でハイキング。大阪府の旅

二泊三日の八王子旅に行ってきた翌月なんですが、天気が良かったので金剛山ハイキングに行こうと思い立ちました。

金剛山大阪府千早赤阪村奈良県御所市の県境にまたがっている山です。

八王子の高尾山に登った余韻がまだ残っていて、軽いハイキングがまたやりたかったんです。

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さっそく登って参りましょう。

大阪側からだと、金剛山までの鉄道最寄り駅は南海高野線河内長野駅か、近鉄長野線富田林駅からになりますね。

最寄駅とは言ってもそこから金剛山までは距離があり、とても歩いて行くことはできません。

まあ登山の先達の中には、歩いて行く猛者もいらっしゃるようですけれど。

河内長野駅富田林駅、どちらの駅からも、金剛山登山口停留所までの路線バスが出ています。

一般の登山客はこちらを利用するのが常道であります。

私は河内長野駅から南海バスで登山口まで来ました。

片道の運賃が480円、乗車時間は30分ほどでした。

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途中、金剛山キャンプ場を通ります。

BBQ場なんかがあって、よさげな施設です。

BBQいいですね。

私は荷物運ぶ車を持ってないし、BBQするような知人もいないので、縁無いですがね。

どうにか一人BBQする手立てを考えようかと思います。

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紫陽花というとだいたい6月のイメージだったんですが。

すでに8月に入ってるのに綺麗な花が咲いてました。

山の上で気温が低くて紫陽花の花が遅くまで残ってるとか、何か理由がありそうです。

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視界が開けました。

そろそろ頂上、展望台にも着きそうです。

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尾根と尾根の谷間をくぐるような山道ですな。

ちょっと山城の中の通路みたい。

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鉄製の展望台が出てきました。

いいですね。

登りましょう。

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いきなりですが、もういい景色でした。

眼下から響く蝉の鳴き声を聞きながら。

風が気持ちよかったです。

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どっちがどっちだかわかりませんが、たぶんこれが西の大阪湾の方の景色だったと思います……。

雲が立ち込めて、海岸線までは見えませんね。

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電波塔らしきものが三本頭を出しています。

あちらがたぶん金剛山山頂の方かと思います。

山頂の国見城跡の展望台からは、大阪平野が見渡せるはずです。

行きましょう。

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この鉄塔展望台も、高所恐怖症の人でなければなかなか楽しめると思います。

私は軽度の高所恐怖症なので、あまり足元は見ないようにしていました。

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東京の高尾山と比べると、金剛山の方は登山口に商店も少なく交通も不便なのですが、観光地化されてない良さがあると思います。

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山頂近くの平地部分には、金剛山はごく古い修験道の聖地でありますので、修験道に関わる神社、史跡等が点在しています。

これは高尾山とも共通しますね。

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金剛山で一番標高が高い地点は、この葛木神社の境内になるようです。

お参りしました。

祭神は一言主大神です。

古い神様で、『古事記』には雄略天皇葛城山に狩猟に入ったところ、山中で自身にそっくりの姿の神に遭遇したと。

そういう記述があるそうです。

それが一言主の神だったのですね。

信仰としては、「願い事を一言で祈願するとかなえられる」神様だと信じられています。

お参りの際もこのことを覚えておくとよいですね。

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金剛山頂の広場にやって参りました。

ここはかつて南北朝時代の武将、楠木正成(くすのきまさしげ)が築いた国見城の城跡でもあります。

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平地の真ん中にPL(パーフェクト リバティー)教団の白い「PLの塔」がかろうじて見えますね。

わかりますか?

富田林市周辺が見えているわけですね。

国見城というだけあって、河内国大阪府東部)から和泉国大阪府南西部)までは頑張れば見渡せる感じです。

摂津国大阪府北西部、兵庫県東南部)まで見るのはちょっとしんどいぐらいですかね。

天気がよければ摂津方面も見えるかも。

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自分で握ったんじゃなくて、コンビニで買ったおにぎりですが。

こういう絶景を眺めながら食べるおにぎりはたまりませんね。

ちなみに、国見城址の近くにある金剛山山頂売店では、お酒とか軽食類なんかも販売しています。

山頂までの物資は確か剛力の人が運んでくるので、なんでも割高になってますが。

おでんなんかが名物です。

自販機でカップ麺も買えます。

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大阪府側の登山口から山頂近くまで移動できる金剛山ロープウェイですが、営業休止中です。

どうも運営元の千早赤阪村の財政状況がよくないらしいです。

先に前を通ったキャンプ場の近くにも村営の温泉施設と飲食店があったのですが、そこも営業を終了して閉鎖されてしまいました。

金剛山は大阪近辺の登山趣味ハイキング趣味のある人には人気があって、登山者数は少なくないはずなのですが。

登山者がお金を使う要素が少ないので、千早赤阪村は儲からないんですね。

難しいものですね。

せめて温泉施設が、登山口の近くにあれば。

高尾山口駅横の極楽湯のように、登山なりハイキングなりを終えてひと汗流してから帰るっていう需要は、絶対根強いはずだと思うんですが。

京王高尾山極楽湯京王電鉄の運営、金剛山でも南海電鉄近鉄が商業施設等の運営に一役噛めば、千早赤坂村の負担も軽くなりそうなものなんですけど。

これまでにどこの会社も参画していないところを見ると、収益が見込めないということなんでしょうね。

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何かと高尾山と比較しつつも、やはり地元、南大阪の山。

今後、コロナ禍が終わった後にはまた、府外、海外から来る人たちにも登って親しんでもらいたいと思うのでした。

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