2020年2月に姫路に一泊二日の旅行をしてから、二年経ちました。
コロナ禍で感染者数が多いままで、大好きな旅にも行けない状況で。
つらかったですね。
少し状況が安定したと見えた今年の3月に、日帰りで三重県の伊勢と鳥羽に行ってきました。
目の前の列車に乗って、伊勢に向かいます。
伊勢市駅に着きました。
鶴橋駅から片道約2時間かかりました。
最期にお伊勢参りに来たのは10年以上前だと思います。
ずいぶん久しぶりに来たという感じです。
3月、午前中はまだ風が冷たいですね。
豊受大神宮(外宮)をお参りしました。
豊受の神を祀っています。
食糧を司る神様ですね。
さらに路線バスに乗り、南へずっと行った先の皇大神宮(内宮)へ。
五十鈴川ですね。
禊ぎでしたか、ここも神事の場なのですよね。
内宮にお参りいたしました。
コロナ禍も感染者数が下がり安定した時期で、参拝者の数がかなり多かったです。
境内に「御料御馬」として、お馬さんが飼われていました。
アングロアラブ種の馬だそうで、堂々とした体躯でした。
境内に神馬を飼う神社を時々見かけますが、本当にごく稀ですよね。
内宮の参道沿いにお土産店が並ぶ界隈に隣接して、おかげ横丁があります。
例の、伊勢名物赤福の会社が運営する界隈ですね。
時代劇の撮影セットのような風情でした。
近隣にある月読宮にもお参りしました。
月読(つくよみ)、伊弉諾(いざなぎ)、伊弉冉(いざなみ)の三神が祀られています。
鳥羽駅で降りて参りました。
近鉄とJRが乗り入れる駅です。
鳥羽で海を見ながらの観光をしようと思ってやって来ました。
駅前にある鳥羽さざえストリートは居酒屋など、海産物を使った飲食店が並ぶ界隈です。
人が前を通ると店の従業員の人たちが次々に路上に出てきて呼び込みをする、私のような小心な者にはおっかない場所でした。
シーフードで一杯やるのは最高なんですが、安くはないですからね。
私はお昼は手頃なお店で食べるつもりです。
道沿いに「漂泊の詩人 伊良子清白の家」がありました。
伊良子清白という詩人の住居が保存、公開されています。
明治時代に鳥取県の医者の家に生まれ、山陰、台湾、九州と移り最後にこの鳥羽で医院を開業し、医業の傍ら詩を読んだ人でした。
伊良子清白という名前を聞いて、まず劇画の『シグルイ』に出てくる伊良子清玄を連想しましたね。
ひと気の少ない商店街で、お昼をとる店を探しています。
事前にインターネットで目星をつけていた「七越茶屋」にたどり着きました。
伊勢うどんを中心に、伊勢の海鮮料理などがお手頃に食べられるお店だそうです。
手こね寿司膳(梅)、税込み1430円でした。
鳥羽名物の手こね寿司と、伊勢名物の伊勢うどんのセットですね。
まあ思ったほどお手頃価格ではなかったですけれども。
副菜とみそ汁も付いていいとこどりで、美味しゅうございました。
さらに上級のセットだと、さざえの壺焼きが付いたものもありました。
七越茶屋から少し南に歩くと、すぐ高台の城山公園があります。
この公園、戦国時代の城跡に隣接しているのですよ。
鳥羽城といって、戦国時代に織田信長の配下で活躍した武将で大名、九鬼嘉隆(くきよしたか)の築城した本拠です。
九鬼嘉隆は志摩の出身で、水軍衆を率いた海の戦国大名であります。
城山公園の展望台にはTOBAのモニュメントがあります。
九鬼嘉隆は織田信長の命令で鉄甲船を建造し毛利水軍との海戦に大勝したのですが、おそらくその鉄甲船をモデルにした遊具でしょうね。
上に乗ってみました。
城山公園から山城跡に渡ります。
この通路からもう城の遺構のようですね。
石垣が復元されています。
本丸跡です。
ずいぶん広いですね。
ミキモト真珠島も眺められます。
空中通路で渡るんですね。
ミキモト真珠島では海女の素潜り実演も見学することができるのですが、入場料が1650円ということで、今回は見送りました。
平成20年代に入ってようやく発掘調査が行われたということです。
二の丸跡に鳥羽小学校が立てられ、本丸跡は小学校のグラウンドとして利用されていたということなので、鳥羽城跡の遺構としては近年まで保存を受けていなかったのですね。
現代に入り城跡が宅地利用などされて遺構が保存されていないというのは、多々あるケースではあります。
![]() |
城ミニ[鍬匠甲冑屋] 鳥羽城 (三重県) 日本の城 お城のジオラマ模型 プラモデル 城郭模型 価格:39,500円 |