『手間のかかる長旅(018) 時子と町子は比較的穏やか』

町子(まちこ)と別れた後、時子(ときこ)は寄り道せずまっすぐ自宅に帰りついた。 いろいろなことがあったので、とても疲れている。 土手でたて続けに怖い目に遭った。 お昼ご飯を食べたところまではよかったのに…と時子は思い返していた。 気まぐれに川沿いを散策して帰ろう、などと時子と町子の意見が下手に一致してし…