『感傷的な彼女と冬の藤』

こんなところにこんな公園があったのか、というような公園を発見した。 家の近所である。 確かに近所をくまなく歩いたことはない。 人生では、学校へ行ったり職場へ行ったり、定まった道を行き来するだけ。 盲点は多い。 それにしてもこんな近くに大きな公園があって、気付かないとは。 今日子(きょうこ)は、信じられな…