異次元に足を取られる旅
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『夕食のための徒労』
買い物に行って買うべきものを買わないまま、買わなくていいものばかり大量に買って帰ってきた。 「ああ…」 店で買い物をしながら、真理(まり)は自分でも何かが足りないと思っていたのだ。 それで思いつくままに、目的のものではないかと思われるものを次々にかごに放り込んだ。 どうもすっきりしないので、そうやってい…