『手間のかかる長旅(058) 米不足の食卓 』

ヨンミを泊める一件をとりあえずメールで連絡した町子(まちこ)と美々子(みみこ)から、時間差を置いてそれぞれ返信が来た。 勤務先での休憩時間に入ったのだろう。 時子(ときこ)はそれらのメールを読んだ。 二人とも激励の言葉と、明日の昼に例の喫茶店で皆で落ち合う旨をつづっている。 メールの文面を読みながら、…