『手間のかかる長旅(075) 町子のブログを、頑として読まない時子』

三人で、ぼんやりと、古墳の周囲に長居するわけにもいかない。 時子(ときこ)は、町子(まちこ)とヨンミを近くの自宅に連れていった。 どうせ時間をつぶすなら、自宅がいい。 町子はこれまで何度か遊びに来たことがあるし、ヨンミもすでに一泊している。 二人にそう気遣わせずに済むだろう、と思い二人を招いたのだった…