異次元に足を取られる旅
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『サンタ女性との一夜』
私は怒鳴り声をあげている。 「おい、酒だ!酒がないぞ!どうして買っておかねえんだ!」 目を吊り上げて、怒鳴る。 しかしこれで私も、俺はどうしようもないのんだくれおやじだ、と自分でもわかっている。 「おい、聞いてるのかよ。酒だよ!」 返事をしてくれない。 畜生、と思った。 「酒をよこせよ!」 私の怒鳴り声だ…