『星の彼方、貴方と私のラーメン』

「あれっ」 ミコは顔を上げた。 周囲を見回した。 おかしい。 今、確かに感じたのだ。 しかし自分を取り巻く環境を再確認して、ため息をついた。 ありえないのである。 「あれっ」 ミコは、再び顔を上げた。 まただ。 おかしい、が、確かに感じた。 無駄とはわかっていたが、周囲を見回してみる。 何の便りもない。 再びた…