韓国旅行一日目(5)。公州の夜、書店でのひと幕。そしてお酒
Mom's Touchでの食事の後、モーテルに帰るついでに買い物もしていきます。
左は東南の大田、もしくは東北の天安に繋がる道です。
真っ直ぐ行けば南西の扶余へ着きます。
後日、私はこの扶余にも行く予定なのです。
大通り沿いに「e-문고(e-文庫)」なる書店がありますね。
いい書店なのでしょう。
この時間に空いてるのは有り難い、と思い入ってみることにします。
実は日本で、ネットで調べた欲しい韓国語書籍のリストをメモしていて、持って来ているのです。
そのメモを見ながら店内の書棚を見ていると、外から入ってきた店の人らしい中年の女性に声をかけられました。
怪訝そうな顔をしているので、「もう閉店だから出ろ」と言われたのかな?と思ったのですが、彼女は私の手のメモを見ている様子。
「何か本を探しているのか?」と尋ねていたのですね。
手招きされて一緒にカウンタの方に向かうと、女性は中の端末で在庫検索を始めました。
「欲しい本を探してあげるから買いなさい」という商売っ気の強い感じ。
書店の人がこんなに営業意欲を露わにするとは…と一種の感銘を受けました。
先にカウンタ内にいた女性のご主人らしい男性は、半ば苦笑の顔を私に向けています。
この旦那さんはおっとりした雰囲気です。
女性と一緒に帰ってきていた息子さんらしい若い男性が英語を話せたので、間に入ってもらいました。
女性は息子さんに指示して、在庫のあった書籍を取りに行かせています。
こうなると私は成り行きを見守るばかりです。
欲しかった本のうち、二冊だけ在庫があって、カウンタに運ばれてきたのですね。
両方とも買わないといけないような雰囲気だったのですが、現物を見るとどちらもそれなりに厚みのある本です。
私はまだ旅の途中で、できれば重い荷物を増やしたくありません。
やむなく一冊だけ買う旨を息子さんに伝えました。
息子さんもお母さんも異議を唱えることもなく、支払いに進みます。
ほっとしました。
続けて、領収証が欲しかったので"Can I get a receipt?"と息子さんに頼むのですが、私のreceiptの発音が悪いのか通じません。
もどかしくなって、春の上海旅行の際に覚えた中国語の「票(ピャオ)」という単語が口をついて出ました。
韓国語でも似た発音の「票(ピョ)」で、中国語のそれと同じで領収書ではなく各種のチケットのことを指すのですが、私はやぶれかぶれだったのでした。
しかしこの「票」から、息子さんは私の言いたいことを察してくれた様子。
お母さんに伝わって、レシートというか本格的な領収証を書いてくれたのでした。
韓国でレシート、領収証は「영수증(ヨンスジュン)」と言うらしいです。
今回の韓国旅行ではコンビニ、飲食店でもレシートをもらえることが少なかったので、韓国ではレシートを採用している種類の店と採用していない種類の店があるようです。
ヨンスジュン、覚えておきましょう。
欲しかった本のうち一冊だけを選び、残り一冊は今回は見送りました。
また後日ソウルの大書店で買い物する予定なので、そのときに買えばいいか、ぐらいの気持ちです。
店の人たちにお礼を言って出てきました。
後はコンビニで買い物でもして、モーテルの部屋に戻ります。
旅先の夜には、土地のお酒をいただくのが定番なのです。
いろいろ買いました。
これは買ったのではなく、ただでもらったものです。
モーテルのフロントの前に業務用のアイスクリーム冷蔵庫があって、アイスクリームを取り放題だと言われたのでひとつもらってきました。
韓国には「메로나(メローナ)」という定番のメロン味アイスがあるのですが、そのメローナはなくって、どうもそのパチモンらしい一品です。
メロン味のシャーベットを固めたものですね。
日本以上に過酷な韓国の夏の暑さに、じわじわと痛めつけられていた折。
パチモンかもしれませんが、とても美味しくいただきました。
アイスの前菜の後、そのまま晩酌に入ります。
土地のお酒と言いますか、韓国ビールのHiteの、Extra Coldですな。
部屋のクーラーが効いてくるのを待つ間に、もう飲んでしまいます。
よく冷えてて美味。
苦味はそこそこで、飲みやすいと思います。
ちなみに韓国ではビールのことを「맥주(メクチュ)」と言います。
生ビールだと「생맥주(センメクチュ)」ですね。
飲食店で頼むときも「ビール」では通じないらしいです。
韓国にいらっしゃるお酒好きの方は、覚えておられると便利かと思います。
肴にはこれです。
三養食品が激辛即席麺「불닭볶음면(プルダッポックンミョン)」味のスルメを出していました。
辛さ控えめで甘さの方が主体だったので、「まあまあ」の評価をくだしたいと思います。
お酒を飲むとチーズも欲しくなる。
「맥스봉(Maxbon)」のチーズですな。
ラベル下部に「BONNIE」とあるのはキャラクタの名前みたいですね。
このBONNIEの大きな頭はアフロなのか何なのか、と悩みます。
すました顔してるけど大丈夫なのか、BONNIE!
チーズはまっとうなお味でした。
お酒が進みます。
こちらも韓国のメクチュ、Cassであります。
Freshだそうです。
この缶のラベルのデザイン、美味しそうでいいですね。
こちらも苦味そこそこ、飲みやすいメクチュです。
テレビ放送で「트로트(トロット、韓国演歌)」の番組をやっていたので見ています。
私は日本の演歌はよく知らないのですけれど、トロットは好きでよく聞いているのです。
韓国旅行でモーテルに泊まると、韓国のテレビ番組がいくらでも見られるのは嬉しいです。
ニュース番組、バラエティ番組等の視聴を通して、韓国の世相も味わえますよね。
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