2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

福島駅から河川敷へ。大阪市の旅

所用があって、そのついでにまた大阪市内を歩いてきました。 JR大阪環状線の福島駅にやって来ましたよ。 福島駅は大阪駅のお隣で、この福島界隈はオフィスビルと飲食店が多いです。 駅の近くにある商店街には、占いのお店が集まっていることでも有名です。 …

『蓄財、それは善行から』

折々にテレビ番組を見ると、新しい知見が得られるのである。 私の場合、お金が欲しい。 テレビ番組で、お金儲けについて知りたいのだ。 でも私の頭では、お金を得るための難しい話はわからない。 それなので真面目な経済番組ではなく、もう少し俗なお金儲け…

『活字中毒のひと』

私が活字中毒、と言うのは言い過ぎだ。 「いや、活字中毒ですよね?」 人の指摘は、厳しい。 「でも私程度で。活字中毒って、言ってしまっていいのかな」 目の前の相手が着ている派手なTシャツには、英文のコピーライティングが印刷されている。 私はその文…

『食事作法、美意識の範囲』

食事は、いかに音をたてずに執り行うか。 それが肝要だと私は思っているのだ。 できる限り、静かにものを食べる。 誰しも、食事はそうやってとるべきだ。 そう思っているので、昼時に入った行きつけの食堂で、私は大きな殺意を覚えている。 カウンター席の隣…

『寝ていたいが、先輩の言葉』

怒鳴り声が辺りに響いている。 「おい、役立たずがごろごろしやがって、邪魔だ」 私は、道の真ん中に寝そべっている。 怒鳴り声は、辛辣なものだった。 それは明らかに、私を指したものだ。 ただいくら辛辣な怒鳴り声でも、それが自分の発したものであれば、…

『瞬殺猿姫(41) 猿姫、行き先を思案する』

猿姫(さるひめ)は、心の疲れを押して祠に戻った。 「猿姫殿っ」 観音扉の戸を開けるなり、歓声を耳にする。 織田三郎信長(おださぶろうのぶなが)の声である。 「お帰りが遅かったので、拙者心配しておりました」 祠内部の薄暗い中に、猿姫を迎える三郎の…

『手間のかかる長旅(100) 次のお参りを考える』

時子(ときこ)はアリスと二人、如意輪寺の本堂を後にした。 帰る時間だ。 冷たい風の吹いている、境内に出る。 時子は、身じろぎした。 山門の方に向かう。 「お坊さん、会えなかったね」 時子はアリスの方を振り返った。 当寺にはアリスの知り合いの僧侶が…

『自己発見講座』

心理学の知見に基づく「自己発見講座」を受講することにした。 私は、自分のことが時々わからなくなってしまう。 そんな折だった。 件の講座が開かれることを知ったのだ。 地元に基盤を置くNPO団体の主催によるものだという。 私はその団体に電話をかけて、…

『定期的なすき焼きの気分』 

不思議と、定期的に「すき焼き」が食べたくなる。 すき焼き。 美味しい牛肉を、豆腐、白菜、シイタケ、白ネギ等の具材と共に醤油、みりん、砂糖から成る割り下で味付けしながら。 鍋の上で煮たり焼いたりして食べる日本料理である。 その過程でかかるガス代…

年末年始の風物詩。『Mr.Bean』の動画がYouTubeで見られます

年末年始ですね。 皆様、いかがお過ごしですか。 年末年始と言えば、私が中学生ぐらいの頃は、NHKの放送で『Mr.Bean』の番組を見るのが楽しみだったんですよね。 イギリスの公共放送局であるBBC製作のコメディ番組、Mr.Beanです。 映画化もされましたし、ご…

『カタコンベ、二人の法事』

茂吉(もきち)は、右手に燭台を掲げて目の前を照らしながら。 暗い地下通路の中を歩いている。 そこには、ひんやりと冷たい空気が充満している。 彼の背中に寄り添うようについて歩く、フェデリカ。 両手を組んで体の前に垂らしているフェデリカ、その手の…

出雲大社、行基の土塔、台湾料理。大阪府堺市の旅

皆様、新年あけましておめでとうございます。 異次元の旅人、金比羅系でございます。 どうぞ今年も、よろしくお願いいたします。 さて、この元日。 初詣もかねて、私は大阪府は堺市内を観光してきたのですよ。 南海電鉄の南海高野線、初芝駅にやって参りまし…