上品な餃子。長年の謎、程さんの正体
皆様、「サンテレビ」ってご存知ですか。
サンテレビというのは、兵庫県にあるローカルテレビ局なんですね。
このサンテレビの放送チャンネルは大阪でも視聴可能なので、大阪人の私も時々見てたんですね。
サンテレビは、自社製作の番組はそれほど目立たないのです。
ところが、他地方のローカル局から面白い番組を見つけてきて放送する手腕に長けているのですね。
北海道発の人気番組『水曜どうでしょう』をはやくから放送していたことで、その先見の明がうかがいしれます。
たぶん他のローカル局と連帯するのが上手なんでしょうね。
そんなサンテレビなんですが、ここのチャンネルで番組を見ていると、番組の合間に流れるCMも面白いんです。
やはり兵庫県の放送局ですから、CMも兵庫県内、神戸市内の企業のものが多いのですね。
ローカルCMですね。
他に、私が好きだったのが、「程さんと行く中国○○の旅」のCMでした。
誰だか私は知らなかったのですが、中国人料理人らしい「程さん」と一緒に中国を旅するツアー旅行の宣伝なんです。
この程さんっていったい誰なんだろう、と思いました。
わざわざその人と旅することを前面に押し出してツアー旅行を企画するぐらいだから。
その筋では有名な人なのだろう、ぐらいに思っていつも見てたんです。
わざわざ程さんの正体を調べることはしなかったのですね。
ただただ、有名な人と一緒に一週間近く旅する中国というのはどんな感じなのかな、と。
長年思っていたわけなのです。
で、前置きが長くなったのですが。
今日、仕事帰りにスーパーにレトルト餃子を買いに寄ったのですね。
今、個人的に、香港とか中華料理とかにかぶれていますので。
そしたら、こんなスーパーにこんな商品が売っていたのです。
「あっ!サンテレビのCMに出てる程さん!」と思いました。
餃子を買おうとしていた折だったので、買いました。
程さんの超うす皮ぎょうざ。
程一彦の匠の味をご家庭でご賞味ください。
写真の横に、肩書きが「料理研究家」としてありますね。
買い物を終えて帰宅した後、気になって仕方なくなりまして。
餃子をいただく前に、とうとう私もウィキペディアで調べることにしました。
伝説的な料理番組『料理の鉄人』にも出演し、活躍された方だったのです。
つまり、程さんは料理の鉄人だったのです。
恥ずかしながら、私は『料理の鉄人』の番組を見たことがなかったので、程さんのことも存じ上げなかったわけです。
たまたま見つけた餃子をきっかけに、長年おざなりにしていた程さんの正体がわかりました。
世の中、どこに発見があるかわかりません。
せっかくなので、その程さん監修の餃子も食べてしまいます。
つくり方は簡単です。
熱したフライパンの上に油を伸ばし、その上に餃子を敷いて、熱します。
しばらくしたら水をカップで流しいれ、ふたをして蒸します。
数分後、ふたを取って水気が飛んでいたら完成です。
できましたぞ。
私がいたらないばかりに、あんまりおいしくなさそうな盛り付けにしてしまいました。
でもおいしかったです。
味の方は餃子も付属のたれも共に薄味で、上品な味わいでした。
「超うす皮」ながら、なかなか食感のある餃子で、楽しめました。
なんとなく、程さんの料理というのは落ち着いた品のある中華なのかも、と思いました。
ついでなんですがね。
程さんが兵庫県の宝塚市山手台で料理教室を開かれた際のYouTube動画を見つけたんです。
貼っておきますね。
大阪人らしい話しぶりで気さくな人柄ですが、料理人としての威厳も感じさせる方ですな。
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