香港旅行二日目(2)。天后に祈る旅の安全。果物卸売市場を見て芒果を貪る
美味しいお粥を食べておなかが満ちて、いい気分になってきました。
まだまだ歩けますぞ。
お粥を食べた佐敦駅の周辺から、隣の油麻地駅まで歩きます。
油麻地駅の近くに、果物卸売市場があるんです。
香港の果物を扱う市場、見てみたくなったのですね。
途中、渋いお寺を見つけました。
天后廟です。
手前に公園があって、都会の市民の憩いの場になってます。
さっそくお参りしてみましょう。
廟内では頭上に大きな渦巻き線香が無数に下がり、際限なく煙を生んでおります。
吹き抜けの天井から日光が差し込み、幻想的です。
油麻地の活気のある市街地の中で、こういう静かな空間は貴重であります。
この天后廟一帯は、以前は海に面する土地でした。
船上生活者の人たちが暮らしていたのです。
天后廟はそんな人たちによって1800年ごろに建てられたということです。
天后は、道教の女神、媽祖(まそ)の別名。
彼女は航海の安全を守ってくれる女神なのですね。
私も旅人の端くれとして、念入りに旅の無事を祈っておきました。
天后に無事を祈ったので、今回の香港旅行もつつがなく進むことでしょう。
そういうわけで歩きます。
人通りの少ない落ち着いた通りを行きます。
果物卸売市場に侵入!
木製パレットが積まれ、ハンドリフトもそこかしこに置かれています。
この油麻地の果物卸売市場、香港映画のロケ地としてもよく使われる場所なんだそうです。
果物の甘い香りがふんわりと漂っていて、果物好きにはたまらない場所です。
市場の敷地に隣接する歩道橋の上から、商店の渋いトタン屋根が望めます。
この上をジャッキー・チェンが走ったり飛び跳ねたりしそうな感じ?
果物卸売市場に隣接する道路。
商店の軒先で荷を積んだトラックが、ここから各地への配送に出向くようですな。
さて、卸売市場の店頭に並ぶ果物たちを見ていると、食べたくなってきました。
しかし、小売りもしてるかどうかがわからない。
また単品で売るように店の人に交渉する気合もなかったのですね。
果物食べたくて仕方ないので、卸売市場近くの食品スーパーに入りました。
スーパーで芒果(マンゴー)を一つ、買いましたぞ。
菲律賓(フィリピン)産なのだそうです。
お値段は、5.20HKドル(約71円)でした。
安いですなあ。
道端で、通行人からの視線をものともせず、皮を剥いて食べました。
…甘い!
日本のスーパーでも一個100円ぐらいでお手頃なマンゴー売ってますよね。
でもそういうマンゴーよりも甘くて、美味しいです。
惜しむらくは種が大きくて、可食部が少なめなことですね。
それにしてもこのマンゴーの甘さ、食べて元気が出ました。
火龍果(ドラゴンフルーツ)も芒果も、美味しく味わえるのも香港ならではという気がします。
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