言い訳の東京旅行二日目(6)。メガテン聖地巡礼。夜の街、錦糸町。コシャリ屋コーピー何食べる
なぜ錦糸町に来たのか?
東京スカイツリーに向かう中継地であることとは別に、一度来てみたかったのです。
錦糸町が、私の好きなテレビゲームの『真女神転生Ⅳ FINAL』という作品で、主人公の少年「ナナシ」の故郷であり本拠地として描かれているんですね。
閉鎖されて荒廃した近未来の東京を舞台に、神と悪魔の最終戦争…!
錦糸町、もっと言えば東京スカイツリーも前日訪れた築地本願寺も、本作品中で重要な場所として登場するのですね。
昔から私は東京旅行の時には『真・女神転生(通称メガテン)』シリーズに出てくる場所を「聖地巡り」的に訪れることを通例にしているわけなのです。
ゲーム内に出てきた錦糸町、実際の風景がどんな具合なのか。
見たいですね。
牡丹橋通りをずっと来て、丸井錦糸町店の裏手に出たのですが…。
ほんとにマルイのすぐ裏?って首をひねるぐらい、道に吸殻とかごみ類とか散らかってて。
なんか新宿の駅前みたいですね。
人がやたらと並んでいる。
お隣の亀戸に本店のある「亀戸ぎょうざ」の錦糸町店でした。
有名なお店らしいけれど、今回は私は別の店で昼食をとるのでパスです。
亀戸ぎょうざ店舗のはす向かいにある、この三人の赤ちゃんのモニュメント。
『真女神転生Ⅳ FINAL』の中にも出てきたんですよね。
ここも散らかって…周囲をカラスたちがうろうろしています。
魔境ですね。
このスポットで写真撮ってる観光客って私を含めたメガテンのファンだけでは?って気がしますね。
しかしこの赤ちゃん三人の由来はわかりません。
どの角度から撮っても画面内に見苦しいものが写ってしまいます。
赤ちゃんの腕にビニール袋まで掛けられていて。
酷いけど、これはちょっと笑ってしまいました。
このモニュメント自体はなかなか味わいがあるんですよね。
秘められた霊力がありそうです。
メガテンらしいと言えばいかにもメガテンらしい、「背徳の地」という趣きがありますね。
昼間に来てごみの散らかり具合だけ見て言ってるわけですけれどね、私は。
夜の街、錦糸町。
この後、マルイ錦糸町店の中を軽くのぞいてきました。
大阪の地元駅前にあるローカル商業ビルに雰囲気が近かったです。
その勢いで、大阪人の特性でエスカレーターでは右側に立ってしまうのです。
でも他の買い物客の人たちは誰もが左側に立ってました、やっぱり。
皆さん東京人ですね。
迷い込んだ大阪人は目立ちました。
エスカレーターの立ち居地って実は真ん中が正解、なんて話もあるので、今後は地域差も解消されていく…のでしょうか。
自分のことを考えても、ちょっと実感できないですね。
習慣の力は根強いです。
北の錦糸町駅方面には行かず、昼食予定のお店に行くためにマルイ裏を東に抜けます。
天台宗のお寺「五徳山観音寺(通称・江東観世音)」があります。
お参りしました。
群馬県にある水沢寺の別院にあたるんだそうです。
御本尊は千手観音菩薩ですが、近くに競馬の場外馬券場があるためか、敷地内に馬頭観音も祀られています。
私は賭け事はしませんが、念のため勝負運上昇もお祈りしました。
江東橋3丁目の交差点です。
錦糸町ってそうそう来るところではないので、こういう何気ない風景も脳裏に刻もうとしています。
ま、写真に撮ってしまえば今みたいに後から確認できるんですよね。
ただ全身と五感で感じられる、その場だけの空気というものがあります。
錦糸堀公園に来ました。
公園名の由来はわかりませんけれど、おそらくこの辺りに昔は錦糸堀という名のお堀があったのでしょうね。
公園内に河童のモニュメントが立っていたので、おそらくそのお堀に河童が出没したんでしょうね。
お堀が埋め立てられて、錦糸堀の河童はどこへ行ったのでしょうね。
河童の行き先として、公園北西のこの路地が怪しいですね。
私の目的のお店もこの先にあるっぽいです。
夜に営業するお店なんかもあって、なかなかメガテン趣味の横溢した路地空間です。
この味わいのある雑居ビルが怪しいですね。
2階に「コシャリ屋コーピー」ってお店があるらしいです。
「エジプトを代表するB級グルメ」の「コシャリ」なる料理が500円で食べられるというのですな。
私は実のところ、このコシャリというものが食べたくて食べたくて。
メガテンの聖地巡りとは別に、このお店で食事することも大きな動機になって、錦糸町に来たのです。
コシャリ屋コーピー、日本初のコシャリ専門店なんですね。
とりあえず今のところ常設店舗としては日本でここでしかコシャリは食べられない、と言ってよさそうです。
ビル2階の店舗内、夜間のバー営業と兼用で運営していると見られるお店で、照明は若干暗めです。
目立たない立地の店舗なのに、先客が結構入っています。
カウンター席とテーブル席がいくつかありました。
このカウンター席に座って、コシャリを注文します。
本場エジプトのコシャリとは別に日本人向けにアレンジされたコシャリメニューが豊富にあるのですが、今回はとりあえず基本のコシャリをお願いしました。
基本のコシャリ500円と、モロヘイヤスープ200円です。
私、モロヘイヤスープも好物で、時々自分でつくったりもしていて。
コシャリと合いそうですね。
というかコシャリってどんな味わいなんでしょうね。
ご飯とマカロニと短く切ったスパゲティ、それからひよこ豆とレンズ豆とを混ぜて、上からフライドオニオンを乗せてある。
そこにトマトソースをかけて食べる。
そういうシンプルな料理なんですね。
ところがこの食感が何とも言えず、たまらないんです。
ご飯、各種パスタ、フライドオニオン、豆。
それぞれ違った食感が口の中でぶつかりあって、咀嚼するのが楽しくてたまらないのです。
味付け自体はほぼトマトソースなので、わかりやすい味ではあるんです。
お好みでカボスの汁を絞ってかけたり、卓上備え付けの辛味ソース、酸味ソースをかけて味変をしながらいただきます。
美味です。
味付けのしっかりしたモロヘイヤスープ、とろとろモロヘイヤに胡麻もたっぷりで、美味。
やはりコシャリに合ってました。
初めて錦糸町で食べるコシャリ、癖になる食感、味わいでした。
癖になると言えば店内で流れているコシャリ屋コーピーのオリジナルソングも癖になります。
癖になるどころか洗脳されそうなぐらいの勢い、独特の曲調で、たまりませんでした。
できれば月1ぐらいの頻度でコシャリを食べに、オリジナルソングを聴きに通いたいぐらいです。
錦糸町の近隣にお手頃な賃貸物件といいお仕事ないだろうか、と思いました。
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