言い訳の東京旅行三日目(14)。代々木公園内へ。ここは『街』と『真・女神転生Ⅲ』の聖地
代々木八幡宮の裏手から、代々木公園の西門まで歩いていきます。
この坂道、以前に代々木八幡宮にお参りした帰りにも通りました。
「渋谷はるのおがわプレーパーク」も健在です。
このあたりに、童謡の「春の小川」の題材になった「河骨川(こうほねがわ)」という小川が流れているそうなのですが、現在は暗渠になって地下に現存するということです。
地下の小川ですな。
昔は川べりに野花が咲いて、のどかな風景があったとか。
川の名の河骨というのも花を咲かせる川べりの植物の名前だそうです。
子供たちが自由に創造性を発揮して遊ぶ場?らしい手作り遊具が配置された児童公園です。
以前、朝方に訪れたときには、地域の保護者と思われる方が木槌を振るって遊具を造成している最中でした。
公園の中を見て安心し、南の代々木公園西門に行きます。
時刻は午後4時半頃、11月のことで、そろそろ暗くなってきております。
この辺りは前にも来たことがあります。
今まで代々木公園で有名な噴水のあたりを見たことがないので…ちょっとそこまで行ってみようと思います。
このあたりですな。
薄暗くなって視界が利きませんけれど、噴水が吹き上がっていました。
長らくここに来たかったんですね。
この噴水界隈、私の好きな『街~運命の交差点~』と『真・女神転生Ⅲ』という二つのテレビゲーム作品の作中に登場する場所です。
前者の『街』ではダイエット中の女性、細井美子(ほそいよしこ)がジョギングに来たあげく噴水のある池の中でワニと格闘する名シーンがあります。
後者『真・女神転生Ⅲ』では、代々木公園自体が物語序盤の転換点になる重要な場所であります。
さらに物語中盤には結界化され妖精たちに支配されたダンジョンとして、主人公の前に再登場します。
多くのゲームクリエイターたちが代々木公園から影響を受けている…のかも。
なんだかスパイシーな素晴らしい香りがするなあ、と思ったら移動ケバブ店でした。
代々木上原で東京ジャーミーを見学して、私も中東気分というか、トルコ気分が高まっています。
小腹も空いています。
トルコ人?のケバブ店主にさっそく500円のチキンケバブを注文。
「あなたで最後です」と告げられ、安堵しながら先客の後ろに並びました。
財布の中にあった500円玉を手の中に握りしめて、素晴らしい香りをかぎながらケバブができるのを待ちます。
しかし、ケバブ店主が鉄板の上でコテを使って焼いているお肉の量が、どうもこころもとないのです。
案の定、店主は私の方を見て、「ごめんなさい、肉がちょうどなくなってしまった」と。
あ、そうですか、と苦笑いしながらその場を立ち去りましたが、脳内はチキンケバブの香りと幻影でいっぱいなのでした。
小腹が空いているどころか、飢餓感に満たされました。
代々木公園内には噴水のある場所以外にも池があるのですね。
代々木公園と隣接する明治神宮内に「清正井」という湧水がありますが、この一帯はもともと湧水地なのかもですね。
目の前の池と清正井戸、地下で繋がっているかもですね。
明治神宮あたりにはもともと加藤清正(かとうきよまさ)の下屋敷があったらしいです。
前日にお参りした白金台の「清正公」といい、加藤清正絡みの史跡ってわりと東京にあるんですね。
古代アステカ?の神を象ったらしい石像物があるのですが、周囲に人が多いようなので遠くから撮影しました。
あれもメガテンっぽいスポットですね。
渋谷のハチ公像とか上野の西郷像のような魔力を持っていそうな予感がします。
周囲に不思議と人が集まっていることもその証左のように思われます。
ともあれ私は代々木公園を後にしました。
日中明るいうちに、また来たいですね。
今度こそは美味しいケバブを食べながら、明るい日の下で噴水の景観を楽しみたい…。
そう思いました。
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