2019年夏東京八王子旅行一日目(10)。炭酸飲料あれこれ。深大寺お参り。八王子の名店、壱発ラーメン
布多天神社から、北の深大寺方面に向かって歩きます。
「調布ヶ丘2丁目」の交差点です。
突き当たりの「東京都心臓協会クリニック」の建物が目印です。
この辺りは落ち着いた住宅地ですね。
布多公園があります。
中で休憩していきましょう。
緑が多くて、なんだか思ったよりも広い公園でした。
こういう住宅地の中の公園に自販機があるのは珍しいんじゃないか、と思います。
「コカ・コーラエナジー!新商品は東京先行販売だ!大阪には売ってないぞ」と興奮したわけです。
でも勘違いで、大阪でも私が知らないうちに販売されてたみたいです。
主要都市で同時発売してたみたいですね。
ドクターペッパーが流通しているのは主に首都圏、静岡県、沖縄県だけなんだそうです。
東京でコカコーラの自販機を見ると入っているので、嬉しくなりますね。
大阪でも扱っている量販店があって、私はそういう店で買って飲んでいます。
これも初めて見ました。
まあ私はグレープフルーツ味はあまり好きではないので、パスしてしまいましょう。
100円なのは気になりますけれども。
このデザイン、素晴らしいですね。
190mlの小サイズで140円。
カフェイン多めで、ガラナエキス、ビタミンB等が入っています。
ガラナって元気が出そうですね。
昔、北海道でガラナ飲料を飲んだ記憶があります。
昔からその類の飲料が好きでした。
缶上部、プルタブまで全部赤色!
このカラリングのこだわりはいいですね。
好きです。
美味しくいただきました。
確かに、元気になったような気がします。
まだまだ歩けます。
住宅地の中を歩いていきます。
調布ヶ丘の住宅地ですね。
調布は緑も多くて、暮らしやすい環境かもしれません。
小田急バスの「八雲台」のバス停前まで来ました。
ここから吉祥寺駅行き、深大寺行き、杏林大学病院行き、そして三鷹駅行きのバスに乗れるようです。
どちらも甲乙付け難いですね。
とりあえずは深大寺まで歩いていきましょう。
この川は「野川」です。
緩やかな流れです。
鴨の上陸作戦が人知れず始まっていました。
見なかったことにします。
川べりに降りていけるようになっているんですね。
今は宅地開発されている界隈ですけれども、緑も多いし、川も流れていて、水木しげる先生が妖怪漫画を執筆されていた時代には創作意欲を刺激される風景がこの辺りに広がっていたかもしれませんね。
鬼太郎作品の中には深大寺が時々登場しますし、水木先生もこの辺りまで散歩に来られていただろうと想像します。
あの遠くに見える緑の盛り上がりが深大寺界隈っぽいです。
中央自動車道の高架下をくぐって…。
「深大寺小前」の交差点です。
ちなみに、この手前から正面に続く南北の道は「三鷹通り」だそうです。
北にずっと行けば、三鷹まで行けるんですね。
三鷹は昔、井の頭公園に行った帰りに三鷹駅前をちょっと歩いたことがあるような…うろ覚えです。
交差点を左手、西に曲がれば深大寺東参道の入口でした。
この西に深大寺があるわけですね。
深大寺の境内に入る前に、その南向かいにあるこの「神代植物公園水生植物園」に入ろうと思いました。
と言うのも、この水生植物園の公園敷地内に、深大寺城跡ってお城の遺構が残っているそうなんです。
この深大寺城は、小田原北条氏の城ではなく、その敵方の扇谷上杉氏の城でした。
上杉朝定(うえすぎともさだ)が、北条氏康(ほうじょううじやす)の北上を阻止するために築いたものです。
一日で、三件廻るお城跡。
せっかく関東、東京に来たら、現地のお城跡をできるだけ訪ねておきたいのです。
次にいつ来れるかわかりませんからね…。
しかし門限が厳しいのでした。
現在、午後4時20分になっています。
退場を促す、郷愁を誘う音楽が流れています。
水生植物園内にはアシ原、そば畑、はなしょうぶ園なんかがあって、見どころ多そうなんですね。
そして深大寺城跡は、公園の入口から遠い南側の一番奥まったところにあるらしいです。
あの右手の森の中にかつての深大寺城の遺構があるのでしょう。
わずか数分で走っていって見学してくるのは無理だな、と判断しました。
膝を痛めて、歩くのも遅いです。
目前まで迫ってはいますが、深大寺城跡探訪は今回は断念しました。
またいつか、時間に余裕を持って来ましょう。
というわけで、深大寺に参詣します。
深大寺というと、お蕎麦で著名なんですね。
先の水生植物園内でもお蕎麦を育てていました。
深大寺境内にもお蕎麦の食べられる店が多く並んでいます。
ちょっとお品書き等確認したのですが、どこのお店もお値段そこそこしました。
毎年夏場には恒例の鬼燈(ほおずき)祭りが境内で行われるみたいです。
2020年の開催はどうなるのか、気になりますね。
無事に開催されることを願います。
本堂にお参りしました。
深大寺は今は天台宗のお寺ですが、天平5年(西暦733年)の建立の頃には、密教の水神を祀る信仰の場であったようです。
今も面影がありますが、周辺は緑が豊かで川が流れていて、水神を信仰するには自然な環境だったのでしょう。
そう言えば、昔読んだ水木しげるの漫画に、「水神さま」が出てくる作品がありました。
御大のネタ元をつかんだ気持ちになりました。
水の豊かな環境に生息する、国蝶のオオムラサキ。
境内で育てられているのですが、飼育小屋の外に出てきてしまっています。
これでよかったんですかね。
見て見ないふりをしましょう。
それにしても美しい羽根の紋様です。
鬼太郎茶屋もありますね。
鳥取の境港にまったく同じ名前の店があったと記憶します。
鬼太郎グッズが豊富です。
鬼太郎カーまで停まっています。
鳥取ナンバーでした。
もしかしたらここの鬼太郎茶屋と境港の鬼太郎茶屋とで経営者の人が同じで、この鬼太郎カーに乗って深大寺と境港とを行ったり来たりしてるのかしら…などと妄想しました。
えらい距離ですな。
(追記:境港の鬼太郎茶屋と深大寺の鬼太郎茶屋とで特に関連は無いみたいです。)
深大寺境内のお蕎麦店で少し早めの夕食をいただこうかな、と迷ったのですがどのお店もちょっとお高めなので。
深大寺名物は今回は見送って、予定通り八王子に戻って夕食をいただくことにしました。
路線バスと京王線の電車を乗り継いで。
深大寺から一時間ほどで戻ってきました。
馴染みの八王子駅南口であります。
ここから少し歩きます。
「壱発ラーメン本店」に来ました。
深大寺名物がお蕎麦なら、八王子名物は中華そば。
別名、八王子ラーメン。
この壱発ラーメンは八王子でも特に有名なお店のひとつです。
私の来店時も、お店の外に行列ができていました。
とりあえず食券を買って、外で待ちます。
店内は狭く、自分の頼んだものが出来たら自分でカウンターに取りに行くセルフ方式です。
来ました。
名物のネギトロチャーシューメン。
1100円です。
このメニューを頼むと、カウンターで受け取る際に従業員の方が「チャーシューの花が咲きました~」ってなんだかよくわからない囃し言葉をかけてくれるんですね。
お店それぞれ、変わった伝統があります。
大量の山芋がトッピングされているせいか、スープはちょっとぬるめ。
スープは塩分きつめの豚骨醤油です。
しゃきしゃき食感の白髭ネギがたっぷり。
これ、いいですね。
チャーシューもたっぷり入って、もうチャーシューが何だか忘れてしまうぐらい食べられます。
スープを飲み干すと食器返却時に特別な囃し言葉をもらえるそうなのですが、私はスープを残してしまいその文句を聞くことがかないませんでした。
もうおなか一杯でした。
機会があれば再チャレンジです。
ところで、八王子名物の八王子ラーメンの定義として、「スープは醤油ベース、かつ刻みタマネギを具材として使用している」という条件があるそうです。
この壱発ラーメンのスープは豚骨醤油、そして具材も刻みタマネギではなく白髭ネギなので、もしかしたら、厳密には八王子ラーメンには当てはまらないのかもしれません。
とすると、八王子に来た観光客が「まずは『八王子ラーメン』を食べたい」という場合には適さないお店なのかな…と迷うところはあります。
ただ八王子の有名ラーメン店には間違いないですし、メニュー含めて面白いお店なので、できることなら訪ねておきたい名店ですね。
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