2019年12月沖縄旅行一日目(3)。浦添城(グスク)、洋画「ハクソー・リッジ」の舞台

浦添前田駅から降りると、もう浦添城が見えています。

あの緑の丘ですな。

近づいていきます。

浦添城は中世から近世まで沖縄を支配していた琉球王朝が、首里城よりも以前に本拠を置いていたところです。

沖縄戦では、軍事的に重要な拠点として、防衛側の日本軍からは前田高地、侵攻側の米軍からはハクソー・リッジの呼称を受けていました。

ハクソー・リッジというのは訳せば、のこぎり崖。

難攻不落の要塞でした。

激戦地になり、日米両軍に多数の死傷者が出ました。

戦時中から残ったままの不発弾、大阪市内でも時折工事現場なんかから発見されて撤去作業で区画が封鎖されたりとかあります。

沖縄は、もう頻繁にあるみたいですね。

特に浦添城の周り、激戦地だったわけですものね。

浦添城のある高台の一帯は浦添大公園として整備されています。

沖縄の住宅は、一戸建てでも屋上に貯水槽を備えた家が多いですね。

県内にダムが少なく、本土に比べて水不足になりやすいために各戸で備えているんですね。

欧米人の観光客の姿もちらほら目に付きました。

浦添大公園のこの丘も、大きな珊瑚礁の塊なんですね。

公園の入り口から登ってきた石畳は、中世に琉球王朝尚寧王浦添城と首里とを結ぶ通路として整備したものでした。

ということは、今はこの公園内で復元されているだけですが、昔はこの石畳の道がずっと首里まで続いていたということなんですね。

1597年に整備したということです。

その頃の本土は慶長の役で、豊臣秀吉配下の武将たちが朝鮮半島に侵攻していました。

琉球は豊臣軍の朝鮮攻めには加担していませんが、緊迫した情勢下で浦添首里間の交通の整備が必要な、何らかの事情があったのかもしれません。

大きなガジュマルの木ですね。

ガジュマルの木なんて、南国に来なければお目にかかれません。

沖縄旅行以前に、香港、台湾の旅行中にも度々見かけました。

トゥン(殿)もあります。

城(グスク)の近隣の集落の人々が集まって、祭りを行う場所だそうです。

沖縄では、城は王族の住居兼防衛施設であると同時に、民衆の祭祀の場でもあったのですね。

聖地である御嶽(ウタキ)もお城の敷地内に祀られていることが多々あるようです。

浦添城北側は断崖絶壁です。

北から侵攻した米軍(連合軍)は、この断崖絶壁を登らなければならず、上で待ち受ける日本軍に迎撃される過酷な状況でした。

メル・ギブソン監督の映画「ハクソー・リッジ」は、この激戦地で人命救助に専念した実在の米軍の衛生兵、デズモンド・ドスを主人公にした作品でした。

崖際の解説板でも、デズモンド・ドスのことを紹介してありました。

欧米人観光客が結構多いのも、おそらく件の映画を観て聖地巡りに来た人たちが含まれている……のでしょうね。

現在は崖の壁面に草が生い茂ってわかりにくいですが、やはり断崖絶壁です。

上で敵兵が銃を構えているところに登っていって頭を出さないといけない…というのがどれだけ絶望的な状況か、想像するのも辛いです。

ただまあ、米軍の圧倒的な物量を迎え撃つ、日本軍の方の絶望感の方が大きかったであろうとは思いますが。

海の向こうにボートの大軍が上陸し、米兵たちが押し寄せてくる……。

守る日本軍、攻める米軍、どちらも正気ではいられなかったと思います。

今は、ただ心地いい潮風が届く高台でした。

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