上海旅行二日目(5)。虹口足球場から龍華寺へ。龍華寺は三国時代の寺院

朝食の後、観光を続けます。

魯迅公園周辺をひと通り巡りましたので、これからは上海の他の観光地も見ていくことにしましょう。

電車に乗って行きましょう。

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魯迅公園の虹口足球場に隣接する、虹口足球場站の駅舎を目指します。

高架の上に線路が通っているんですね。

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駅舎に行くには、いったん虹口足球場側で階段を上って、連絡通路を渡った方がよさそうです。

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また味千拉麺の店舗を見つけました。

わりとありますね。

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高架のある風景に見入りました。

高架好きです。

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虹口足球場站です。

立派な駅舎なんですね。

 

駅構内に入りまして、上海の鉄道改札口恒例の、手荷物検査に入ります。

このとき、ふと、この独特の光景を写真で撮っておきたいと出来心を起こしたのですね。

写真を撮ろうと、検査装置に手持ちの端末を向けました。

写真を撮る前に、私の前の乗客の手荷物を検査していた係員が私に気付いて、鋭い非難の声を浴びせてきます。

慌てて端末を降ろしたものの、係員はこちらを指差して依然咎めてくるのでした。

言葉はわかりません。

やはり場所柄、写真撮影はうかつでした。

後悔すると同時に、えらい目に遭わされるのでは、と思い背筋が凍りました。

相手の言葉がわからないので、勢いで件の係員に近寄りました。

自分の端末に入った写真一覧の画面を相手に見せるのです。

「この検査装置は撮ってない」とジェスチャーで示し英語でまくしたて、呆気に取られてわかったようなわかってないような顔の係員を残し、そのまま検査場を通過してしまいました。

たまたま写真を撮る直前だったから自分の中で言い訳もたちましたが、かなり苦しい開き直りでした。

中国は社会主義国で治安維持のための締め付けも厳しい国柄、個人の自由が制限される局面は意外と多いのかもしれません。

国の中では開放的と思われる上海も、例外ではないのですね。

 

深呼吸などして気持ちを落ち着かせた後、目的地への電車に乗ります。

郊外の寺院、龍華寺に行きましょう。

手持ちのガイド本によると、龍華寺は三国志の時代の呉の国の王、孫権が没した母のために建立したと伝わっています。

建立から2000年近く経つ上海最古の寺院なのです。

最寄りの龍華站の地下構内から、地上に出て参りました。

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趣きのある塔が駅出口から見えているのですが、道路向こうの寺院敷地は工事用のフェンスで囲われております。

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駅出口付近には横断歩道もなく、かなりの迂回を強いられる模様です。

私の他にも参拝客らしき人々が大勢歩いています。

あの人の流れについていきましょう。

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日本の寺院の仏塔とは趣きが違い、中国仏教建築の雰囲気を感じます。

ただ龍華寺は建立は三国時代でも、境内に残っている建物は近代、清朝末期になって建てられたものだそうですので、さほど古くはないのですね。

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龍華塔というそうです。

若干傾いている気がしなくもないです。

斜塔ですな。

中には入れません。

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龍華寺、または龍華古寺。

立派な山門の構えですね。

参拝料金として10元(約171円)納め、境内に入ります。

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門の内側では、このような煙具合です。

以前の香港と台湾の旅行では寺院参拝の作法を適当にごまかして済ませてきましたが、せっかくなので今回は、私も周囲の人たちに合わせて中国式を真似しました。

香港と台湾で参拝したのは道教寺院でしたが、作法は中国仏教でも同じようですね。

参拝客は手にした線香の束に火を灯し、正面と左右に向かって三度、礼をします。

ひと通り礼を済ませて、線香は香炉にくべます。

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門から正面の本殿と思しき仏殿に入り、中の大きな御本尊を拝んで建物内部を廻り、裏側の出口から出てくると、また向こうに同じような仏殿があるのです。

その仏殿の中の御本尊を拝んで建物内部を廻り、裏側の出口から出てくると、また同じような仏殿があるのです。

その仏殿の中の御本尊を拝んで建物内部を巡り、裏口の出口から…といくつもの仏殿を通り抜ける参拝でした。

つまり、仏殿が縦にいくつも並んでいるんですね。

日本の仏教寺院ではなかなか得られない参拝体験でした。

御本尊の仏像はいずれも大きくきらびやか、華やかなのでした。

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仏殿と仏殿の合間にはこうした香炉台があって、他の中国人参拝客たちはお賽銭を香炉上部の窓の中に投入れていました。

何かそういう作法があるのかもしれません。

これは私は真似しませんでした。

 

龍華寺の境内は参拝客でごった返しており、いくらか早足で参拝を済ませたのでした。

「呉の孫権が建立した寺院」という由来に惹かれてやってきたのですが、現在はっきりした孫権の要素は見当たらず、参拝の際には想像力を要します。

私は特に三国志に詳しいわけでもないので、その想像力にも事欠くのでした。

上海自体がかつての呉の国の範囲に含まれるとはいえ、現在残る三国時代の史跡は非常に少ないのです。

三国志好きの人が三国志要素を求めるには、上海はちょっと厳しい土地柄ですね。

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上海旅行二日目(4)。四川北路、蘭州拉麺のお店で朝食。蘭州拉麺は清真料理

果物を買ったりしましたけれど、まだ朝食を食べていないんですね。

山陰路から四川北路に出る途中の沿道に、現地の人でにぎわっている食堂が何軒かあったのです。

中国文化圏では、朝食を家ではなく街の食堂で摂る習慣があるようなのですね。

そういうお店で朝食を摂るのが旅先での醍醐味ではあるのですが、現地の人でいっぱいの店内を見て、私はどうも気後れしてしまったのでした。

うまく注文できなかったらどうしよう、等々考えてしまいます。

内山書店跡地の近辺を歩いていたら、よさそうなお店を見つけたのです。

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沿道の奥まったところに、兰州拉面(蘭州拉麺)の看板です。

去年の東京旅行の際に、神保町で食べた馬子禄の蘭州拉麺が美味しかったのを思い出しています。

上海の蘭州拉麺はどんな感じなのでしょう。

ちょうどいい機会だから、挑戦してみましょう。

店内に入り込みます。

一面ぴかぴかタイル張りの狭い食堂で、中は無人でした。

壁際にカウンターとごく小さな窓が設けてあって、そこから壁で隔たった厨房の中がわずかにのぞけます。

厨房をのぞいてみて誰もいないかと思ったら、奥にひと気がありました。

中年の女性が一人立っている様子。

挨拶をするとこちらに来て、窓越しに女性の顔だけが見えました。

私が「我可以吃牛肉面吗(牛肉麺は食べられますか)?」とかろうじて話せるフレーズを使って伝えると、通じた様子。

女性がうなずくので、安心しました。

料金10元(約172円)を支払います。

どうも朴訥そうな方で、好感が持てます。

席に座って待っていなさい、というような仕草をされたので、従うことにします。

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店内にバイクが停めてあったのは度肝を抜かれましたが…。

しかしよくよく考えると、まだ営業時間前だったのかもしれません。

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店内は壁もテーブルもタイル張りで、磨き上げられていて清潔感があります。

光沢があります。

椅子まで磨かれていて、光沢がありました。

なんだか上海の他の生活感あふれる食堂とは、趣きが違うようです。

一般的な中国式とは違った異国情緒を感じます。

ややあって店の女性が、厨房と食堂とが繋がっていないのでいったん店の外に出て、食堂の入口から入ってきました。

そこで私は初めて女性の全身を目にすることになったのですが、彼女は頭から黒いベールのような衣装をまとっていたのです。

イスラム教徒だったのですね。

カウンターの窓越しに顔を合わせたときは意識しませんでしたが、改めて見るとその顔立ちも、上海にいる他の漢民族の女性たちとは少し違うような気がします。

北方の人、という印象を私は持ちました。

彼女は厨房と食堂とをつなぐ窓からカウンタの上に、私が頼んだ牛肉麺の器をいったん置いて、それから店内に入ってきたのです。

そしてカウンタの前で改めて牛肉麺の器を取り上げ、私のテーブルに運んできてくれました。

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牛肉拉麺。

器の中にお箸をさしてくれてあるのが斬新でした。

陶器の器の絵柄が素敵です。

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薄切りの牛肉が少しと、おそらくパクチーですね、香草が入っています。

麺は日本の素麺に似た食感でした。

スープは薄めの塩味で、あまり味がしない…だしの風味もよくわかりません。

全体的に味の印象の薄い中で、香草の強い香りが勝っているので、パクチーの苦手な私はただひたすら無心に食べました。

馬子禄で食べた蘭州拉麺を思い出して、途中でテーブル備え付けの黒酢をかけてみたり、ラー油を足してみたり。

何をどうしても、薄めの塩味とパクチー風味、柔らか食感は揺るがないのでした。

馬子禄の蘭州拉麺にもパクチーは入っていましたが、そちらはそこまで気にならなかったのですが。

こちらのは、より薄味だからでしょうね。

ともかく完食しました。

日本のにゅうめんを食べたような食後感でした。

馬子禄の牛肉麺を食べたときのようには行きませんが、落ち着いた朝食が摂れて、これはこれで悪くなかったのかもしれません。

あまり中国らしくない、異国風の静かで清潔な店内で、蘭州拉麺と向き合った時間でした。

食べ終わり、また厨房内で立ち働いている女性に謝謝と声をかけると、片手を挙げて応じてくれました。

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店名にある「清真」というのは、イスラム教のものであることを示す名称だそうです。

例えば清真料理というと、これはイスラム料理のことなんですね。

神保町の馬子禄で食事したときにはまったく気付きませんでしたが、蘭州拉麺というのも中国のイスラム教徒の料理だったのです。

蘭州はイスラム教徒が多い土地なのです。

このお店の女性もおそらく蘭州、それとも新彊か、イスラム教の盛んな中国の辺境地域からやって来た人なのでしょう。

物静かで朴訥なたたずまいから、何かと漢民族が目立つ中国という国が、その実は他民族国家であるということを思い返しました。

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上海旅行二日目(3)。山陰路から四川北路。日本人居住者の痕跡と空気

魯迅公園を満喫したので、出てきました。

公園の近くを通る山陰路という道沿いが、かつて日本人居住区だったとか。

その名残りを味わいに、散策してみることにしました。

魯迅の旧居跡も残っているそうです。

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街路樹も植えられ、緑が多くて素敵な山陰路。

歩道がもう少し広ければ散策もよりよくなるのですがね。

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自動車は時々見かけるぐらいなのですが、電動バイクと黄色のレンタル自転車がよくすれすれのところを通るので、ぼんやり歩いてもいられません。

まったりできそうな道でも心の底からまったりはできない、そんな上海。

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洋館の庭先を使って果物を売るお店があります。

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甘い香りがふわふわと。

南国フルーツ好きの私は我慢できなくなりました。

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今年初の、ドラゴンフルーツ(火龙果)。

上海でもドラゴンフルーツが手に入るんですね。

値段は覚えていませんが、10元(約172円)しなかったと思います。

後々いただきましたが、まだ熟していないのか、甘さはかなり控えめでした。

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これは龍眼(龙眼)ですな。

中国南部から、東南アジアで取れるんだそうです。

同じく南国フルーツの、ライチの親戚ですね。

1斤10元(500グラムが約172円)と書いてあったので、思わず買いました。

というのも、去年台湾旅行をしたときに、路上の果物店で生ライチの小枝についたひと房が2000円ぐらいで売られていまして。

私はライチと龍眼とを混同していたので、「台湾と比べて物凄く安い!」と飛びついてしまったのです。

お店の人に龍眼の山を指差すと、スーパーの袋にめいっぱい入れてくれようとするので、ジェスチャーで一握りほどに減らしてもらいました。

量が少なくても10元払ってよかったのですが、はかりできっちり重さを計って清算してくれました。

こちらも後々食べました。

ライチによく似た白いぷりぷりの実が特徴なのですね。

独特の風味と甘さがあって、あまり一度に量を食べるものではないですね。

ただ疲労回復等の効能があって、乾燥させて漢方薬としても用いられるのだそうです。

一度にたくさん食べると鼻血が出るという俗説もあるそうで。

しかしその俗説を知らず、いつまでも果物の袋を持って移動するのが嫌な私は、一度に全部食べてしまいました。

甘さに飽きてくると、独特の風味もあり、さすがに20個ばかりもたいらげるのは苦しかったです。

このときに至ってもまだ龍眼とライチとを混同しているので、「昔食べた冷凍ライチはもっと美味しかった…台湾でこれに2000円払わなくてよかった」などと思ったのでした。

龍眼だって、甘くて滋養もあるので、おやつとして一度に2、3粒ずつ食べるなら悪くないのですよ。

 

果物類を買った後、山陰路を歩き続けて、魯迅の旧居跡まで来ました。

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門の中に、住宅が軒を並べているのです。

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界隈の日本人居住者に混じって、魯迅は生活していたのですね。

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三階建ての横長の共同住宅が、縦割りで入居者に割り当てられているのですね。

目の前の住宅9号の一階から三階が魯迅の故居でありました。

隣の10号でチケットを8元で買うと、ガイドの案内を伴って内部が見学できるのだそうです。

内部に魯迅夫人が寄贈した家具等が置かれて、魯迅生活時の様子が再現されています。

開館は午前9時からで、まだ30分近く間がありました。

魯迅紀念館の方も入らずに来たし、こちらは待ってみようかと思ったのですが、実は魯迅の生活の場にそこまで関心は無かったので、またスルーすることにしました。

旅先では街歩きが楽しいので、貴重な時間を費やして博物館等の展示類をじっくり見るのは時間がもったいないと感じるように最近なってきています。

日程に余裕がある旅ならば、博物館に図書館等も、たっぷり時間を使って現地学習したいと思うのですがね。

建物の外観を見ると、わりと満足してしまいます。

 

山陰路を南下して、四川北路のあたりに出ました。

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新華書店と中国工商銀行が入った長屋状の建物がありますが、もとはここに内山書店があったのだそうです。

かつての内山書店では日本の書籍が手に入ったといいますから、近辺の日本人居住者からは重宝されたのでしょう。

また魯迅郭沫若のように、日本留学経験のある上海の文化人たちも集ったのですね。

山陰路沿道も魯迅公園廻りも、今は日本人居住者の痕跡を探すのは難しいですけれど、かつては日本の飛び地のような雰囲気のある土地柄だったのかもしれません。

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四川北路周辺は街並はかなり素敵なのですが、自動車が多いこともあってか、沿道の空気が悪いです。

歩きながら路上に唾液を吐く中高年男性の姿が時折、目につきました。

有名な中国人の悪習…と目されていますが、ただ、この路上を歩いていると、唾液を吐く人の気持ちがわかるところもあります。

喉がおかしくなって、何というのでしょう、イガイガが溜まってくるのですね。

もちろん私は唾液を吐くのは抵抗がありますので、イガイガを我慢しながら日本から持参のマスクを装着しました。

以後、上海では自動車量の多い車道脇に出る度に、マスクをつける習慣がつきました。

唾液を吐く人自体は、上海全体ではほとんど見かけることはありませんでした。

特に自動車の通行量が多い場所に限っては顕著です。

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上海旅行二日目(2)。拳士たちと文豪。伝統と近代。魯迅公園散策

魯迅公園に侵入しましたよ。 

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地域の人たちの多様なサークル活動の場となっている、とガイド本に紹介されていた魯迅公園であります。

大音量で流れる、ノリのいい中国ポップスの曲に合わせて踊る中高年の人たちが目立ちました。

それ以外にも、伝統の拳法着をまとって太極拳に興じる人たちも。

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剣を扱った、ゆっくりとした所作を見せる人たちもいました。

近くで撮るとどんな目に遭うかわかりませんので、隠し撮りの体です。

おそらく太極拳の範疇にある技術なのでしょう。

日本の現代武道って、合気道とか柔道とか剣道とか弓道とか、徒手空拳の武道と武具を扱った武道がすっぱり分かれてますよね。

でも中国の場合は素手の武術の延長線上に武器術があって、太極拳の使い手が剣を操ったら、太極拳の動きを生かした剣術になるんですね。

他の流派の使い手の場合も、例えばひと足踏み込んで鋭い拳を突き出す武術であれば、槍なり剣なりを手にして同じ動きをすることでそういう武器術になります。

中国武術には、素手の体術と武器術とが不可分であるという面白みがあるのですね。

日本でも古流柔術、沖縄の空手などは、本来そういう武術だったみたいですがね。

日本で盛んなのは現代武道であって、古流武術などを知る人は少数ですよね。

魯迅公園では中国武術を嗜む人たちがそこかしこにいて、何か古来からの伝統が現代に生きているような感を覚えます。

 

踊り手たちと太極拳士たちの隙間を縫って、魯迅の痕跡を目指して行きます。

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ここは世界文豪広場だそうです。

文豪である魯迅に合わせて世界の文豪を集めたのでしょう。

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ウィリアム・シェイクスピアだそうです。

戯曲の『マクベス』『ハムレット』なんかが代表作ですな。

私は作品を読んだことも演劇を見たこともありませんが。

イギリスの文豪、1563年生まれです。

シェイクスピアが生きた時代、日本ではだいたい戦国時代の後期ですね。

彼と同じ年に生まれた戦国武将には、姫路城の築城で著名な池田輝政がいます。

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うろ覚えですが、こちらはバルザックだったと思います。

オノレ・ド・バルザック

フランスの文豪、1799年生まれです。

代表作には『ゴリオ爺さん』なんかがあるそうですが…。

国語の教科書にでも載っていないと、世界文学ってなかなか読む機会がないですよね。

今度図書館で借りるか、文庫本でも買って読んでみましょう。

 

この世界文豪広場には、魯迅銅像は見当たりませんでした。

私が見逃しただけという可能性はあります。

さらに歩いて、魯迅紀念館へ。

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魯迅紀念館の前に、魯迅像が立っています。

素晴らしい彫刻ですな。

背景の魯迅紀念館、開館は9時からで、来るのが早すぎました。

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紀念館の白壁に記された題字は、政治家であった周恩来によるものだそうです。

1972年、田中角栄首相と共に日中共同声明に調印したのが周恩来でした。

この声明が、日本が台湾の中華民国ではなく中華人民共和国を中国政府と認め、正式な国交を開始する根拠となりました。

開館時間まで間があるので、今回は見学を見送りますが、魯迅紀念館の存在意義にも政治的な意図が大なり小なりあると見るのが自然でしょう。

などと私は思うのでした。

ガイド本によると、魯迅の各作品の解説と展示、あとはかつての内山書店を模した売店などもあるそうです。

 

魯迅紀念館のすぐ横のスペースで、拳法着の男性たちがたむろしています。

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この記章が彼らの所属を示すもののようです。

南北拳なる武術の使い手たちのようでした。

こうやって記章の写真を撮っていると、その南北拳士の一人が近づいてきたので、緊張しました。

何か話しかけてきますが中国語で、わかりません。

するとこちらの顔色を見てとって、彼が拙い日本語で言うには「魯迅のお墓、見ました?」とのこと。

まだ見てませんと答えると、魯迅墓所のある方向を教えてくれました。

南北拳士が親切で、日本語も出来る人で、私は助かりました。

この勢いで、魯迅墓所を目指します。

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この先の池の端に茶店があって、そこでは持ち帰りもできる小吃が売られていて、お饅頭を買い求める人で行列ができていました。

お茶店の中も朝食をとる人たちでいっぱいです。

休日とは言え、公園の中が朝からこんなににぎわっているのは、人口の多い上海ならではかもしれませんね。

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魯迅墓所にお参りします。

魯迅銅像の背後に見えるのが、墓所のようです。

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左右の二本の木の合間に隠れるようにして、魯迅墓所はあります。

二本の木の下には、数人が木陰に隠れて太極拳に興じるなどしています。

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墓石上の「魯迅先生之墓」という揮毫は、毛沢東の作だそうです。

私も魯迅先生に手を合わせました。

作品を通して近代中国人の意識を啓発しようと努めた彼の功績が、現代中国人の中にどう生きているのか。

私は今回の上海旅行にあたって、あらかじめ邦訳版と中国語原書で魯迅の作品集を読んできました。

伝統的儒教社会の因習を批判した魯迅の作品をもってしても、また彼の作品を賞賛し象徴的な意味合いを与えてきた政府の試みがあったうえでも、中国人の無意識に根付いた儒教の伝統を奪うことはできなかったのではないか。

そう思います。

しかしそうであっても、魯迅の作品群を読むことで、大陸に生きる人々が「中国人である」という自意識を見出す契機となったことでしょう。

今、私が手を合わせている横の木陰で太極拳に夢中な高齢男性の心にも、魯迅の啓発が生きていないとは言えません。

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魯迅公園の中から、隣接する虹口足球場の大きな姿が見えます。

サッカー場なのですね。

「上海緑地申花」というプロサッカーチームのホームグラウンドだということです。

魯迅公園とサッカー球場とが並存する政治的意図を読み取ろうとしましたが、なんら答えが浮かびませんでした。

ただ、大阪の長居公園陸上競技場、プロサッカーチームのガンバ大阪のことを連想しました。

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上海旅行二日目(1)。多倫路文化名人街から魯迅公園まで。上海の文化人に詳しくなれました

上海旅行の二日目は、虹口区から散策を始めます。

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南北に走る大通り、宝山路であります。

朝から電動バイクと自転車が行き来しております。

この道を、北にずっと進めば目的の魯迅公園に行けるのですが、少し迂回していきます。

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青果店の前には野菜のヘタ等が散らばっていて、生活感がありました。

店の人は野菜の下準備に余念がありません。

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モルタル塗りの路地を歩いて、レトロ建築の並ぶ通りに入ります。

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多倫路文化名人街という通りです。

昔、この界隈に小説家など文化人が多く住んでいたのですね。

そのことを記念して沿道の整備がなされているようです。

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植木の合間に、銅像が座ってました。

政治家で文学者でもあった、郭沫若という人物でした。

寡聞にも私は初めて名を知りました。

郭は青年期に日本に留学し、医学を学びながら文芸に親しんでいます。

帰国後は国民党に参加して政治活動を行っていましたが、後には共産党に移ります。

その間にも史学の研究論文に文学作品と、史学文学の両分野で数多くの作品を残しました。

日本人の女性と結婚し、国民党と対立した際には日本の千葉県市川市に亡命するなど、日本と関わりの深い人物でした。

1920年代と1940年代に、虹口に住んでいたそうです。

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こちらでは煉瓦造りの洋館の前に、談話に講じる三人の人影が。

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この一番左の人の顔立ち、見たことありますね。

小説家、魯迅でした。

皆様も学校の国語の教科書等で、代表作の『阿Q正伝』『狂人日記』等、魯迅の作品を読まれたことがあるかと思います。

魯迅は上海に移住した晩年、この近所に居を構え、他の文化人たちと交流を持っていたんですね。

彼は1936年に亡くなった後、1956年になってこの先にあった虹口公園内に改装されています。

それより以降虹口公園の名称は魯迅公園と改められました。

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別の書店の軒先にも銅像が立っていますね。

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和装姿のこの人は、内山完造(うちやまかんぞう)です。

東京の神保町に内山書店という中国語書籍を扱う書店がありますが、内山完造はその創業者なのですね。

当初内山は内山書店の本店をこの近くに開業し、後に日本にも支店を開くに至ります。

虹口にあったこの内山書店本店は、魯迅たち上海在住の中国の文化人たちが集うサロンとなり、日本からも谷崎潤一郎を始め著名な文化人たちが訪れています。

日中の文化交流に貢献した人物でした。

魯迅とも深く交流を結んでいます。

 

女性の銅像もありました。

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こちらも私が初めて聞く名前ですが、丁玲という作家でした。

社会活動に身を投じた、左派小説家だったといいます。

中国において国民党と共産党が内戦を行っていた時代、共産党の側で活動した人物でした。

作家になる以前、学生時代を上海で過ごしています。

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一時期は共産党から除名処分を受けるなど、浮き沈みの激しい一生を生きた女性でした。

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多倫路文化名人街を北に進めば、魯迅公園に行き着きます。

歩きます。

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北側には趣きのある洋風の門が建っているのでした。

この先は四川北路という道で、これを進んだ先に魯迅公園の入口があります。

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沿道の建築現場では、香港で見たのと同じく、足場に竹が使われていました。

何気なく見ていましたが、よく考えると竹ってそんなに丈夫なのか?と疑問が湧きました。

若干の不安はありますね。

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魯迅公園に着いたようですな。

まだ朝早いのですが、中はかなり賑やかな様子です。

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上海旅行一日目(3)。上海老街散策と豫園。本場の麻辣湯

外灘から有名な中国式庭園、豫園に向けて歩きましょう。

黄浦江の川沿いから、内側に入ったところにあります。

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なんとなく下町っぽい雰囲気になってきました。

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上海ではまだ自転車が物流の担い手として現役です。

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上海老街を通って豫園まで行けます。

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商店が立ち並ぶ通りでした。

観光客も多く、活気があります。

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半ば歩行者天国的な場所ですが時折自動車は来るし、上海の街中には無音で走る電動バイクが多いのです。

さすがに人の脇をすり抜けるようなときはバイクの乗り手も速度を落としますが、無音でいつの間にか近づかれていることも多く、そういうときは焦ります。

上海の街をお年寄りが歩くのはつらいかも、と思います。

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自転車と無音バイクにさえ気をつければ、散策は楽しいです。

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この華宝楼という建物の裏手から豫園に行けるそうです。

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この辺りが豫園の入口にあたる場所なんですね。

日が暮れて、豫園の閉園時間はとっくに過ぎていました。

しかしそれでもこの混雑です。

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この九曲橋は豫園の外にあるので閉園時間後も通れます。

しかしあの狭い橋の上でスリが横行するというネット情報を事前に見ていたので、池の端から眺めるに留めました。

また雑踏の中をガイド本を見ながら歩いていると、「タビビト?タビビト?」と私に声をかけてくる女性がいます。

私は気付かないフリをして通り過ぎました。

上海の観光地で日本人を狙ったぼったくり詐欺が多発しているという話も、聞いていた折です。

声をかけられても相手にならず、無視してしまうのがおそらく安全だろうと思います。

 

豫園の肝心の庭園に入れなかったので、人気のある観光地の雰囲気を味わうに留まりました。

時間がもっと早ければ庭園を鑑賞することもできたのですが、うまくいかないものです。

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日も暮れたので、今日の宿に向かうことにします。

宿は、翌日の目的地である魯迅公園の近隣に予約しています。

地下鉄に乗って行きます。

 

宿に到着して、チェックインを済ませました。

夕食をとるためにお店を探して、宿の近くをうろうろ。

かなりさ迷った挙句、麻辣湯のお店を見つけて入ります。

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本場上海の麻辣湯です。

具材をこれでもかというぐらい入れて、これで13元(約222円)でした。

安いです。

しかしかなり辛いです。

好物の湯葉うずら卵等々、調子に乗って具材を取りすぎて、途中で食べるのが苦しくなるぐらいでした。

 

お店の外観の写真を取り損ねましたが、ご家族で経営されている、小さいながらも雰囲気のいいお店でした。

お店を切り盛りしているお兄さんと、そのご両親らしいお爺さんとお婆さん。

それとお孫さんでしょう、小さな女の子がいて、店内で遊んでいるところでした。

皆さん終始にこやかで、唯一の客である私が居心地のいいように気を遣ってくれているのが伝わってきます。

旅の初日を終える前に、上海にもこういう穏やかなお店があるのだな、とわかっていい心持ちになれました。

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上海旅行一日目(2)。浦東から、観光トンネルを抜けての外灘散策。近代建築と茶叶蛋

浦東新区から黄浦江を渡り、向こう側の外滩(外灘、バンド、ワイタン)に行きたいのです。

川を渡るには渡しフェリーの他に、川の底を通る外滩观光隧道(外灘観光トンネル)があるのですね。

その観光トンネルで川の底を行こうと思いました。

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東方明珠塔を始め、あの高層ビル群の上には展望台を備えている場所もあるのですが、入場料がとても高いので私は行きません。

上からの景色は綺麗でしょうけれども。

ちなみにガイドブックによると、東方明珠塔の上層に上がる入場料が220元(約3770円)ということでした。

4000円近くもかかるのでは、ちょっと昇ってみる気がしません。

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下から見上げるだけ見上げて、先を急ぎます。

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上海国际会议中心(上海国際会議センター)の大きな建物前に、観光トンネルの入口らしき場所を見つけたのですが…。

なんかあんまり観光観光した雰囲気ではないのですね。

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エスカレーターは停止しているうえに、下の階は真っ暗でした。

どうもここは入口ではないようです。

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入口までの案内板等が少なく、どうもややこしいんですよね。

さらに道を迂回します。

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ここが観光トンネルの入口で間違いないようですね。

エスカレーターを下ってチケット売り場へ。

チケットは他の観光施設との共通券などいろいろとありますが、一番安い片道チケットが50元(約856円)ということです。

往復チケットだと70元(約1200円)です。

渡しフェリーだと片道2元(約34円)で川を渡れるので、観光トンネルはかなりの贅沢と言えそうです。

私もその価格に躊躇したのですが、せっかくここまで来たので決行します。

地下鉄の駅のように荷物検査を受けて、さらにエスカレーターで地下へ。

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海じゃなくて黄浦江で川の底だと思うのですが、海水も海の生物も入り込んでいるのでしょうか。

海底ムードを盛り上げようとしている内装でした。

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無人運転のトロッコに乗って川底を行きましょう。

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トンネル内部は装飾とイルミネーションで海底海底した雰囲気作りが成されていました。

昭和の遊園地アトラクションの風情です。

運賃込みと考えても、50元はかなり高いかな、と私は思いました。

金にうるさい貧乏旅行者の個人的感想です。

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ロッコを降りて、外灘側に出て参りました。

観光トンネル出入り口は飲食店が多い並びにあります。

この界隈は上海有数の観光地だけあり、特に人の数も多いです。

飲食店街の上には遊歩道があるのですね。

遊歩道に上がってみましょう。

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外灘側から見る浦東新区の高層ビル群です。

夜景が有名ですね。

やはり空は霞みがちであります。

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休憩する中国系観光客たち。

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黄浦江の反対側には大通りに沿って、旧租界時代に欧米各国により建てられた近代建築が並びます。

中華人民共和国成立後、上海市政府がこれらの建築群を接収して公共施設に転用しました。

現在でもこれらのレトロ建築のほとんどが市政府関連施設か金融機関として使われているのです。

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外灘は川の向こう側にもこちら側にも新旧の高層建築群が並んでいて、高層建築鑑賞にうってつけの場所です。

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これは上海浦東発展銀行の建築ですね。

旧租界時代は香港のイギリス系金融機関だった建物だそうです。

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これだけの数の欧米近代建築が並んでいる場所、アジアではなかなか稀有でありましょう。

租界という極めて特殊な行政形態の名残りなのですね。

アヘン戦争で清国がイギリスに負けた後に上海は開港し、欧米列強は居留地として租界を分割統治する形を取りました。

その内訳はアメリカとイギリスによる共同租界、フランスによるフランス租界でした。

後には日本軍が租界全域を占領し、欧米列強を追い出します。

しかし日本軍による支配は太平洋戦争での日本敗戦までの、ごく短い期間でした。

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かつての灯台が遊歩道のさなかに残っています。

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変わった形の灯台ですね。

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もともと1865年に気象観測所として建てられ、後に信号塔を加えられるなど時代ごとに増設されてこうなったのですね。

戦後は派出所になったり、最近だと博物館として使われていた時期もあるそうです。

 

散策していますが、上海に来て数時間、まだ何も口にしていないのでおなかが空いてきました。

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小さな便利店(コンビニエンスストア)がありますね。

可的という、これは上海ローカルのコンビニなんですね。

入店すると、レジの女性従業員は挨拶するでもなく胡散臭げな一瞥をこちらにくれるという接客姿勢でした。

なるほど、中国便利店スタイル。

レジにペットボトル飲料を持っていき、さらにレジ横の什器内で煮込まれている茶叶蛋を指差して二つ頼みますが、その間も従業員は無言です。

金額を告げられて、いくらかわからないので適当に少額のお札を渡し、お釣りを受け取る時に謝謝と声をかけましたが、従業員の方はもうそっぽを向いていました。

店を出ながら、商店が国営だった時代の名残りが上海のコンビニにも残っているのか?という気持ちでした。

もしくは、日本のコンビニのそれのような丁寧な接客サービスが、むしろアジアの中で特殊なのでは。

などと思いを巡らせながら、遊歩道脇に腰を下ろします。

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これが茶叶蛋(Chá yè dàn)です。

鶏卵を殻ごと、茶葉と醤油、香辛料で味付けしただし汁で煮込んだ、中国のおやつなのですね。

コンビニ、雑貨店、駅の売店等でよく売られています。

中国に来たらこれを食べようと決めていました。

殻を向いて食べると、小ぶりな卵ながら、味がしっかり染み込んで美味でした。

醤油の味に、お茶と香辛料の風味がほんのり。

二つ買った茶叶蛋のどちらにも殻にひびが入れてあったのは、味を染みこませる工夫だったのですね。

従業員の接客は無愛想ですが、茶叶蛋の味は本物です。

どんなお店も一長一短だ、と思いました。

レシートをもらわなかったので茶叶蛋の値段は確認できませんでしたが、お釣りから計算するとだいたい2元とか3元とか、ごく安いものだったと思います。

煮卵の類に目がない私の、好物がまた増えました。

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美味しいものを口にすると、異国の地でも自然と元気になるのですね。

遊歩道を南に歩き続けて、観光地である豫園まで向かっていきます。

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