『瞬殺猿姫(46) 猿姫との合流を画策する、三郎と阿波守』

港に入ってきた商船から、荷を降ろす。

降ろした荷を、荷車に積み込む。

荷で満載の荷車を、蔵まで運ぶ。

荷車から荷を蔵内部に運び入れる。

商船が入港した際、そうした分担で港の運び手たちは仕事をする。

「近頃は荷の動きが激しいですな」

織田三郎信長(おださぶろうのぶなが)は、傍らの蜂須賀阿波守(はちすかあわのかみ)に話しかけた。

二人の今回の持ち場は船着場で、船から降ろされた荷を荷車に積み込むのである。

船着場の石積みの平地に、広く莚が敷いてある。

その莚の上に荷降ろしされた荷が積んであるのだ。

それらの荷を、形状ごとに分けて荷車に積み込む。

そして蔵に運ぶ。

白子の港にある蔵の多くは、京、近江国伊勢国など近隣の大商人たちが所有しているものだ。

「伊勢で動きがあるな」

荷を荷車に積み込みながら、阿波守は訳知り顔で応じた。

三郎はぼんやりした顔で阿波守を見た。

「動きですか」

「そうだ。最近は伊勢商人所有の船が頻繁に港に来る」

「確かにそう言われてみればそのような…」

「今になって気付いたのか」

「ええ」

三郎は口ごもり、大きな荷を身に引き寄せるようにして持ち上げ、荷車まで積み込んだ。

ひと息に運び込み、顔色ひとつ変えない。

まともに持ち上げることが不可能な重さの荷も、わずかな力で持ち上げ運ぶ技術が運び手には伝わっている。

三郎も運び手を始めてから半年ばかり経ち、そのやり方を体得していた。

「ずっと女のことばかり考えていたのではないのか」

顔を背けて仕事を続ける三郎を見ながら、阿波守は小声で言った。

「え、嫌なことを」

背を向けたまま、三郎は声をわずかに震わせて言った。

図星である。

「たまたま気付かなかっただけござる」

「どうだかな」

阿波守は苦笑する。

二人は仲間の女性、猿姫(さるひめ)を北伊勢の農家に待たせている。

旅の途中で路銀が尽き、金を溜めてから合流する手はずだった。

先頃その猿姫から届いた文で、充分な路銀が溜まった旨を伝えられてある。

あとは三郎と阿波守の働き如何なのだ。

 

次の大きな荷を三郎が持ち上げかねているのを見かねて、阿波守は手を貸した。

二人の力だと相当な重さの荷が運べる。

荷車がいっぱいになった。

待機していた荷車の運び手が、荷車を押していく。

蔵に向かうのだ。

運び手が戻って来る前に、次の荷車を荷でいっぱいにしておかないといけない。

三郎と阿波守には手を休める暇はなかった。

「そろそろ切り上げる頃合かもしれぬな」

働きながら、阿波守は三郎に声をかけた。

「もう昼餉でござるか。少しはようはございませぬか」

三郎はあまり頭が回っていない。

阿波守は顔をしかめた。

「そうではない。ここでの働きもそろそろ、と言っている」

荷の上にしゃがみこんでいた三郎は、阿波守の方を見た。

顔色が変わった。

「と言うと、猿姫殿と合流して…」

「そう嬉しそうな声を出すな。事情は込み入っている」

咎めるように小声で言う。

「何がです」

「伊勢に動きがある、と言ったであろう」

「ですな」

「思い当たることがある」

阿波守の顔が真剣味を帯びた。

「なんでござる」

「伊勢と言えば南伊勢の守護大名、北畠がいる」

「ええ」

南伊勢には名門、北畠家の北畠中納言具教(きたばたけちゅうなごんとものり)がいる。

「先の神戸城での一件を思い出せ」

半年前、三郎、阿波守、猿姫が近くの神戸城に滞在した夜。

神戸城は六角家が支援する土豪、関家の夜襲を受けた。

神戸家の当主である神戸下総守利盛(かんべしもうさのかみとしもり)は三郎たちと共に城を脱出し、それ以来神戸城は関家の治めるところとなっている。

「思い出しました」

「あれは、つまりは六角と北畠の争いであったことはわかるな?」

六角というのは、近江国の南半分を治める守護大名、六角左京大夫義賢(ろっかくさきょうだゆうよしかた)のことだ。

六角家は南の北畠家とは敵対関係にある。

「あの夜の戦は、六角家の傘下にある関家が、北畠家の傘下にある神戸家を追ったものだということですな」

「うむ」

二人は仕事の手を止めず、荷運びの合間合間に話している。

「北畠中納言とすれば、そのまま黙っていては沽券に関わる」

「でありましょう」

「であればおそらくは神戸下総守の居場所を探り、連絡も取り合っていよう。神戸城奪還について」

「おお」

「北畠と繋がる伊勢商人。それらの商人が扱う大きな荷の動き。おそらくはこれは北畠の戦準備の故と見てとれる」

近頃白子の港に入る伊勢商人の大量の荷の大半は、木材に竹など、戦で使われるものだった。

他には皮革、硝石、硫黄と言った、武具の材料となるものも混じっている。

「下総守殿が、とうとうやるのですな」

伊勢商人たちが北畠のために荷を集めているのだとまだ決まったわけではないが、その目算が大きい」

三郎は、神戸下総守を思い出している。

共に神戸城を脱出し、その後この白子港での運び手の仕事を紹介してくれたのも、神戸下総守だ。

彼は茶の湯の道を愛し、三郎と心が通じるところがあった。

「しかし下総守殿も…戦をするなら、我らにも声をかけてくれればよいものを」

「おぬしや俺のような者に声をかけたところで何の役に立つということもあるまい」

「しかし」

三郎は無念を顔で示した。

「それは他人行儀な。戦についてひとこと教えてくれてもよさそうなものです」

「もしくは、我らをこれ以上戦に巻き込むまいとする気遣いかもしれんぞ」

「でしょうか」

「北畠程の大物が動いているとすれば、それを六角も察知していよう。我らは知りようもないが、六角も御用商人を使って大掛かりな戦準備に入っているのかもしれん」

「なるほど」

「北畠と六角が共に出馬するのなら、前回とは比べ物にならぬ大戦(おおいくさ)になろう」

神戸家と関家、それぞれの背後にいた親玉が出てきて神戸城を奪い合う戦なのだ。

「北伊勢は未曾有の混乱に飲み込まれる」

「そうなったら我らはどうすれば」

「だからそろそろ切り上げる頃合だ、と言っておろうが」

阿波守は結論をつけた。

「この界隈で大戦が始まるのに、ぼやぼやしておられん。路銀はそれなりに溜まったのだ、見切りをつけて猿姫と集まる」

「ですな」

阿波守の力強い調子に、三郎も元気良く相槌を打った。

状況は緊迫している、らしい。

それでも、待ち焦がれた猿姫に会える、という嬉しさは何物にも代え難かった。

だが、三郎には気にかかることがある。

「阿波守殿、待ってくだされ」

「何だ」

「我ら、当初は下総守殿を北畠家に送り届ける手はずでござった」

「そう言えばそんな成り行きだったかな」

神戸下総守を加えた四人で南伊勢の北畠中納言具教に会いに行き、下総守の身柄を預ける。

同時に、三郎たちは北畠中納言に堺までの旅路の援助を求めるはずだった。

その南伊勢への途上で路銀が尽きたので、充分な路銀を貯めるために下総守から仕事の紹介を受けたのである。

三郎、阿波守、猿姫はそれぞれの仕事に就き、下総守は当面、家臣たちの元に潜伏することになった。

路銀が溜まれば再び合流して、南伊勢を目指す手はずだった。

「もし北畠家と神戸家が大戦を始めるのだとしたら、我らはどうすればよいのでござろう?」

問われて、阿波守の視線が一瞬泳いだ。

「このまま、北畠家を頼りにしてもよいものでござろうか」

「うむ」

阿波守は目を細めて、口の中で舌を動かしている。

彼にしてもいい答えは思いつかなかったらしい。

「その可否を明らかにするためにも、我らは急ぎ猿姫と会おう」

いずれにしろ、白子港を辞去することになりそうだった。

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韓国旅行三日目(3)。明洞から再び弘大へ。目当てのお店発見。帰国しました

明洞でお土産を買いました。

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今日も日本人が多いですね。

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このJetoyって猫デザインの小物店が最近日本人観光客に人気なんですってよ。

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セーラームーンは韓国でも人気みたいです。

私が小学生の頃にアニメを放送していた古い作品なのに、まだ人気って息が長いですね。

キャラクターは生身の人間と違って不死身なのですね。

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"LINE FRIENDS"ってLINEのキャラクターのショップですね。

私はLINEを使ってないのでよくわかりませんが、周囲にもLINEを使っている人は多くて。

そういうLINE愛好者たちはこういう本場のショップで買えるグッズに希少価値を感じるのかもしれませんね。

惜しいことに私にはピンとこず、写真も上手く撮れませんでした。

店内の巨大な熊のぬいぐるみは凄いですね。

キャラクタ名も存じません。

 

手持ちのウォンは何とか今日一日持ちそうなので、両替できる例のコンビニには寄らず、明洞駅から地下鉄に乗りました。

ソウルでの心残り、それは昨晩探してうろついた弘大の飲食店です。

実は昨日、宿に帰った後に端末で場所を調べておいたのです。

韓国はゲストハウスやモーテル等の廉価な宿でもWifiが無料で使えるのが基本で、その点はとても便利です。

再び弘大に向かいます。

そろそろお昼時でもあるんですね。

夕方日本に帰る飛行機が出ますので、お昼を弘大で食べてその後に仁川空港へ向かえばちょうどいい頃合になると思います。

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駅のホームにLOTTEの自販機があって、各種のお菓子が揃っています。

これはかなり嬉しいですね。

日本の駅でもブルボンのお菓子自販機はよく見かけます。

もっといろんな製菓会社が自販機販売に参入してくれると嬉しいのですがね。

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そうこうしながら弘大入口駅に到着。

昨夜とは違った出口から出てきています。

この公園近くに探していたお店があるのですね。

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それがこのお店、"W Hand Steak"です。

このお店で提供しているのが、ドリンクカップとステーキが乗ったプレートが一体になったハンドステーキという商品なのです。

以前にネット上でこのお店のことを知ってからというもの、「ソウルに行ったら必ずこのお店に行く」と決めていたのでした。

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開店まで少し間があるようなので、店の前の公園のベンチに座って待ちます。

どうもこの公園も鉄道線路の跡地だったようです。

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お店が開いたようなのでカウンタに来ました。

メニューがいろいろあって迷うのですが、一番安かった「너비아니 스테이크(ノビアニステイク)」というのを頼みました。

ドリンクはブルーレモネードです。

正確には忘れましたが、これで確か7800ウォン(約780円)だったと思います。

昨晩からステーキが食べたい気分でいっぱいだったので、期待が高まります。

で、出てきた너비아니 스테이크。

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これ写真ではわかりづらいと思いますが、かなり大きいです。

ファーストフード店のLサイズよりまだ少し大きいぐらいのドリンクカップの上に、容器が乗っているんですね。

見るからに美味しそうですね。

食欲そそります。

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お肉とフライドポテト、パイナップル、プチトマトが乗っています。

この下は結構容器に深みがあって、炒飯がドリンクぎりぎりの下の方まで入っているんです。

お肉にかぶりついてみましたが、予想したのと違う柔らか食感。

너비아니 스테이크って「Korean traditional steak」ってメニューに併記されていたのでどんなものかと思ったら、ハンバーグのことだったんですね。

そういえば韓国にも日本のつくねのように挽き肉をこねたうえで火を通した伝統料理があったのを、以前に何かの媒体で見た記憶があります。

それが「너비아니(ノビアニ)」だったようです。

ステーキを期待しまくっていたので、ちょっと残念ですが…まあ너비아니も悪くないお味です。

要はハンバーグですね。

ソースは甘い味付けです。

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よくできた容器だなあ、と思います。

おそらく食べ歩きを想定してか、上部の容器はドリンクカップに乗せてあるだけなのですけれど、ちょっとぐらい傾けても外れないようになっています。

ただ大きいうえにフードとドリンクの重みがかなりあるので、片手で持って歩きながら食べるのは若干しんどいと思います。

できないことはないと思いますけれど。

店の前の公園のベンチか、店内の椅子に座っていただくのがいいですね。

美味しくいただきました。

食べている最中にフードの熱でドリンクがぬるくなったり、ドリンクの冷たさでフードがぬるくなったりするのではという懸念もありましたが、食べ終わるまでそういうことは無かったです。

将来弘大に再訪する機会があればまたこのお店に来たいな、と思いました。

次は本当のステーキを狙っていきたいですね。

 

これでソウルに心残りもなくなったので、空港に向かいます。

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空港に向かう列車の中で見た、妊婦専用席のぬいぐるみです。

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むちゃくちゃ可愛いですね。

妊婦さん以外の人が座らないように、普段はこうしてぬいぐるみを座らせておくんですね。

素晴らしいアイデアです。

韓国はアイデアの豊かな国だと思います。

 

この後、無事日本に帰って来れました。

二泊三日、いろいろありましたが楽しい韓国旅行でした。

お付き合いありがとうございました。

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韓国旅行三日目(2)。旧ソウル駅舎を眺める。姜宇奎の立像。ソウル路7017で明洞方面へ

地下鉄の車両の中で、「あと帰る前に見ておきたい場所はどこか?」と考えていたのです。

そういえば初日、シャトルバスに乗って旧ソウル駅の駅舎前を通ったことを思い出しました。

後でまた来よう、などとそのときは思いました。

行きましょう。

 

地下鉄ソウル駅で降りて地上に出ます。

旧ソウル駅前に現れました。

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駅舎周りは広々としております。

今日もいいお天気です。

暑さは昨日に比べるといくらか緩やかですね。

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東京駅に雰囲気がよく似てますなあ。

大阪の中之島にある中央公会堂を彷彿させるところもありますね。

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東京駅を設計した辰野金吾から建築を学んだ、塚本靖の設計による駅舎です。

現在でも内部は一般公開されていて、往年の姿を示す各種の展示が成されている他、催し物会場としても利用可能なのだそうです。

私は中には入りませんでした。

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旧ソウル駅舎前に、伝統的な衣装をまとった男性の立像があります。

よく見ると、右手に手榴弾を握っているんですよねえ…。

不穏です。

像台座に刻まれていた銘によると、姜宇奎(カン・ウギュ)という人物だそうです。

日本に帰ってきてから彼について調べました。

姜宇奎は朝鮮半島北部の出身で、1919年に現在の彼の像が立つ場所付近から当時の朝鮮総督だった斎藤実(さいとうまこと)を暗殺しようとして手榴弾を投げ、斎藤の暗殺には失敗したものの爆発で多数の死傷者を出しました。

初代韓国統監の伊藤博文満州安重根(アン・ジュングン)に暗殺された10年後のことでした。

暗殺未遂の翌年、姜宇奎は死刑になっています。

 

日本の歴史教科書にも出てくる安重根と違い、姜宇奎のことは私も全然知らなかったです。

韓国の愛国者にとっては、彼も「抗日独立運動」に命を捧げた英雄なのでしょうね。

日本統治時代が韓国人にとってどれだけ過酷だったか実感の無い身には、正直なところ安重根同様に姜宇奎もテロリストだとしか受け取ることはできません。

この辺りは、日本人が韓国人との間での感覚の齟齬を埋めることは難しいでしょう。

呑気に旧ソウル駅を眺めている時に手榴弾を手にした姜宇奎の立像に出くわして、冷や水を浴びせかけられたような思いでした。

現代になって、かつての日本統治時代の遺物である旧ソウル駅舎前に抗日の英雄の像を立てたことは、何かくびきを打ち込むような韓国人の決意表明なのかもしれません。

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時代背景を考慮しても、テロリストを肯定する韓国人に必ずしも共感はしません。

ただ、他人の心を踏みにじるような真似をすれば、手榴弾ならずとも何がしかの物を投げつけられるであろうことは体感的にわかります。

踏みにじられた人が物を投げつけることしか許されていないのであれば、やはり物を投げつけるのです。

立場の弱い者が取れる暴力以外の手段を封じておいて、いったい暴力を批判できるのかどうか。

ここは倫理的に他人を尊重することがそのまま実利的な判断になるのではないだろうか、と思います。

まあ今は頭で考えてこんなことを書いていますけれど、いきなり手榴弾をぶつけられるような目に遭えば私だって「いくらなんでもそこまでされるいわれはないだろ」と言うとは思います。

 

楽しいソウル散策に戻りましょう。

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高架上の遊歩道、ソウル路7017が通っていますね。

あの上を歩きたいですね。

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螺旋階段が手近にあるのであそこから上りましょう。

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ガーデニングというんでしょうか、松なんかの植木があって、緑成分が多いです。

もとはここ、自動車道だったんですよね。

f:id:kompirakei:20181009001633j:plain新宿駅イーストデッキ的なスポットですな。

上からソウル駅に入る列車の運行が見下ろせます。

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噴霧器で激しく霧が出ている箇所があります。

衣服が湿りますが暑い折なので全然かまいません。

涼しいですね。

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「장미무대(チャンミムデ、バラ舞台)」だそうです。

ここで何らかの催し物が開かれるのでしょうか。

ステージ上の小さな椅子を見て、私は腹話術劇を連想しました。

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チョンパ洞って何か気になる響き。

チョンパ洞。

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西のチョンパ洞方面は地上部付近の造園も素敵なのですが、チョンパ洞方面に特に用事はないんですよね、私は。

むしろ東の明洞方面に行きたいのですよ。

ソウル路7017、一度来た道をソウル駅付近まで戻って逆方向に進みます。

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ラベンダー越しにうかがう旧ソウル駅。

こうすると上野公園に向かう連絡橋の上から見た上野駅界隈みたいな風景ですね。

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大通りの向こうに南大門が望めます。

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地上部に降りてきました。

南大門市場の近くです。

近くにムーミンカフェがあります。

ソウルにもムーミンカフェがあったんですね。

面白そうですが、外から眺めるだけにしておきましょう。

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左手には南大門市場

かなり大きな商店街みたいですね。

お店も多彩です。

ただ今は買いたい物も思いつかないので、寄らずに素通りします。

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ソウル路7017もとうとう途切れてしまいました。

ありがとうソウル路7017。

次回もよろしくソウル路7017。

次回の予定は未定です。

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右手に南山公園とNソウルタワーとを見ながら、明洞に向かって歩きます。

この辺り大都会ソウルって雰囲気ですね。

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明洞到着。

結構歩いてきました。

明洞でお土産を買う予定があったんですね。

手持ちのウォンのかなり少なくなっているので、また例のコンビニで少し両替しておこうかな、なんて迷いもあります。

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朝鮮総督府官僚の統治構想

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韓国旅行三日目(1)。空振りの観光地巡りから、成均館大学校とその界隈

韓国旅行最終日、宿を早めに出発することにしました。

午前7時頃にフロントの前を通ると、通路に小さなテーブルと椅子を置いて、中年男性が朝食中でした。

彼がオーナーなのかもしれません。

挨拶を交わしながらそれとなく見ましたが、男性はそれぞれ真鍮製のプレートと汁椀、箸という伝統的な韓国食器で食事をとっていました。

朝から優雅です。

この宿は朝食が無料で食べられるという説明をチェックイン時に受けています。

食堂の営業時間まで待てば、もしかしたら私も同じ食事が摂れるのかもしれませんが、旅の最終日は少しの時間でも観光に費やしたいのです。

男性に礼を言って足早に宿を後にしました。

 

宿の近くに観光名所の史跡「宗廟(チョンミョ)」があるので、せっかくなので見て行きましょう。

宗廟は名が示す通り、朝鮮王朝の歴代王の位牌を祀っている場所であります。

世界遺産にも指定されています。

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と思ったら入口の門は閉まっていました。

来る時間が早過ぎたようです。

まあそこまで中に入りたいわけでもないのです。

門前から、中に並ぶと思しき王たちの位牌を想像して手を合わせました。

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遠くの山の上に屹立する、これも観光名所のNソウルタワーが拝めます。

Nソウルタワーの展望台上から眺めるソウルの街なんて綺麗なのでしょうけれど、入場料がかかるので今回は行きません。

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宗廟の北側に隣接して昌徳宮(チャンドックン)があるので行ってみましょう。

昌徳宮は朝鮮王朝の宮殿として使われていた建物であり、宗廟同様に世界遺産に指定されています。

道すがら、路上に「トースト」の露店が出ていました。

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ひとつ2000ウォン(約200円)です。

ちょうど朝食を摂りたいと思っていた折です。

ベンチに座っていただきます。

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できたてアツアツで、美味しそうです。

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卵焼きを挟んであり、食パン内側にケチャップを塗ってあります。

卵焼きの中には、細かく切ったキャベツが入っていました…。

ケチャップとキャベツの甘さが際立つ味で期待したのとは違いましたが、概ね満足です。

韓国のトーストを食べてみたいと以前から思っていたのです。

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いつの間にか昌徳宮の入口を通り越して、昌徳宮と同じ敷地内に立つ昌慶宮の門前に来ていました。

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営業時間外とか以前に、定休日でした。

隣の昌徳宮もお休みみたいです。

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ともかく近くにある恵化駅まで行こうと思ったのですが、この道沿いの街がどうも発展しているというか、お店なんかが多いんですね。

好奇心を煽る街並になってきました。

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学生さんらしい若い女性の姿がちらほら。

通学中でしょうか。

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どうもこの先に私立大学の成均館(ソンギュンガン)大学校があるみたいです。

道理で若い人ばかり歩いているし、道筋が学生街っぽいんですね。

成均館大学校と言えば朝鮮時代以前の高麗時代から続く教育機関、成均館を前身とする由緒ある大学です。

以前私も『トキメキ☆成均館スキャンダル(原題:성균관 스캔들)』って邦題はちょっと口にするのが恥ずかしいですがそういうタイトルの、朝鮮時代の成均館を舞台にした韓流ドラマを見ていたのです。

それで成均館のことは知っているんです。

「あのドラマの舞台になった成均館の跡地か~」と思うとロケ地巡りが好きな私の足は学生さんたちの後について勝手に進んでいくのでした。

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「성균간대핵교(成均館大学校)」って書いてますね。

1398というのはおそらく朝鮮時代の1398年に現在に続く成均館の基礎が出来た、という創立年の意味なんでしょうね。

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敷地内に入っていく学生さんたちがどことなく落ち着いていて賢そうに見えました。

劣等感を覚えました。

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敷地内に入ることはためらわれましたので、門外から覗いております。

かつて日本で「ヨン様」の愛称で慕われた俳優のペ・ヨンジュン氏も成均館大学校に在籍していたそうです。

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キャンパス近くの商店の軒先にブーケの自販機があります。

韓国の大学周りでは、このブーケの自販機が一般的なんですって。

卒業する先輩に後輩が贈ったり、進級する先輩に贈ったり、何かそういう習慣があるんですって。

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学生街と食欲とは切っても切り離せません。

有名チキン料理チェーンの「KyoCyon Chicken」の店舗があります。

私も気になっていたお店ですけれど、営業時間前ですね。

外装が洒落てますね。

あとちょっとお高いらしいので、私の予算ではきついです。

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ラーメン工房もあります。

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ラーメンとドンブリの二大看板ですな。

しかし学生街のラーメン店にしては、ここもお高め。

ソウルは物価が高いんですね~やっぱり。

それとも成均館大学校の学生さんがリッチなのか?

「나가사키짬뽕(ナガサキチャンポン)」12000ウォン(約1200円)は気になります。

もっとも나가사키짬뽕はあくまで「長崎風」で韓国料理の짬뽕(チャンポン)の一種であり、本場長崎のちゃんぽんとは別物だと聞きます。

食べてみたい気はしますね。

 

成均館大学校界隈を歩いて街の雰囲気を味わいました。

このまま時間の許す限りソウル観光を続けます。

観光地巡りというより、こういう何気ない街歩きの方が最終日には気楽でいいですね。

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韓国旅行二日目(8)。若者の街、弘大を夜歩き。京義線ブックストリート。地下鉄駅で絶望

地下鉄に乗り、弘大入口(ホンデイック)駅で降りました。

弘大(ホンデ)は若者の街として有名で、弘大は弘益大学(ホンイクテハク)という美術大学の略称なのですね。

芸術を学ぶ若者が多く集まるせいか、お洒落なカフェを始めとした飲食店などが並び、街並にも芸術がかった美意識が感じられるのです。

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午後11時前にも関わらず、駅前に若者が多いです。 

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日本の東京の街で例えると、渋谷か原宿に近いような。

どちらかと言えば原宿寄りですかね。

なんで私がこういう若者の街に来たかと言いますと、目当ての飲食店が弘大界隈にあって、そのお店を探しているのです。 

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しかし見つかりません。

だいたいの場所を調べてきたつもりが、勘違いしていたようでわからなくなってしまったのでした。

夕食を食べていませんので、この遅い時間におなかも空いています。 

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界隈の、かつての鉄道線路跡を公園にした「京義線ブックストリート」に入り込みました。

鉄道跡であり、また本をテーマにした公園でもあります。 

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高架下に、駅舎まで再現されてあります。

こういうのいいな、と思いました。  

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この駅名になっている「책거리(チェッコリ)」というのは韓国の習慣で、学校などで教科書なり本なりを一冊学び終えた後に、同級生や先生たちと一緒にお祝いして楽しむパーティーのことだそうです。

日本に無い、そういう習慣が韓国にはあるんですね。

学習を大事にするお国柄がわかります。

 

目的のお店を見つけられず、午前0時を過ぎてから鍾路3街駅に戻ってきました。

しかし地下鉄の駅構内から宿最寄りの出口に向かおうとすると、通路の真ん中に駅員らしい男性が立っていて、そこに向かった乗客が何か言われて引き返して来ます。

その中に日本人観光客らしい若い人たちもいて、「どこから出たらいいんだろう」などと相談し合っています。

どうも時間が遅いので先にある出口は閉じられてしまったらしいのですね。

他の出口を探すしかないのですが、駅構内はとても広く、できることなら他の出口まで歩きたくありません。

そのとき私はふと、もしかしたら他の出口も皆封鎖されてしまったのでは、という懸念にとらわれました。

だって駅構内の特定の出口だけが封鎖されるなんておかしいな、と思ったのです。

駅の営業時間が過ぎたので一斉に出口は閉められて、うかうかこの駅で降りた乗客はまた電車に乗って他の駅まで戻らないといけないのではないか。

そんな状況が頭に浮かんだのですね。

しかし他の駅まで戻るにしても、どの駅なら出口から出られるのかわかりません。

「どうもソウルの地下鉄ではこの時間になると一斉に出口が閉まるらしい」という前提が私の脳内で固まりつつあって、どんどん不安になってきました。

いったいどこへ戻ればいいのでしょう。

絶望的な気持ちになりました。

宿の最寄り駅の最寄り出口まで来て、こんな目に遭うのはたまりません。

迷ったあげく、立っている駅員相手に状況を説明しようと思い近づいていくと、駅員は遠くから私に何か話しかけています。

それでもなお近づいていくと、彼は大きな叫び声をあげました。

「だからこっちは通れないって言ってるでしょ!」というニュアンスなのが声の調子と表情からはっきりわかります。

ただこっちも黙って引き下がるつもりはないのですね。

相手にわかるかどうかお構い無しに、英語で「困っている、いったいどこから出ればいいのだ」と訴えました。

英語が話せない駅員のようでしたが、こちらの訴えている意味はわかった様子。

別の方角を指差して説明していました。

私が心配したように電車に乗って他の駅に戻るのではなく、この駅の他の出口から外に出られるようです。

駅構内の通路を長々と歩くのはしんどいですが、電車に乗ってどこともしれない外に出られる駅を延々と探すことに比べれば遥かにましです。

いったいどこのディストピア映画でしょうか。

おとなしく駅員に言われた通り、宿から遠い方の出口から地上に出たのでした。

私が乗ってきたのが最終電車だったのか、それともまだ後に最終電車が控えていたのかはわかりません。

なんにしろ、駅構内に乗客がまだ残っている時間帯に出口を閉めてしまう駅側のやり方はどうなんだろうと思いました。

せめて最終電車到着後一時間ぐらいは全ての出口を空けておくとか、できないのでしょうか…。

何か駅側にもやむを得ない事情があるのかもしれませんが。 

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外に出てくると、午前0時を過ぎてもまだまだ活気のある鍾路3街の街でした。

遅くまで飲んで帰る人も多いだろうに、地下鉄の駅は早々と営業を終了してしまって、大勢の飲み客の人たちはどうやって家まで帰るのでしょう。

気になりました。

まあ大方タクシーか、徒歩なのでしょうけれど。

むしろ朝まで飲み明かすのかも?

私もおなかが空いています。

宿も近いことだし、この辺りで深夜の屋台料理に挑戦してもよかったのです。

近くの席の韓国人客とも交流できそうな雰囲気です。

ただ一日いろいろあって、これ以上冒険するのは億劫になっていたのでした。

宿への途上のコンビニでサンドイッチ等の食べ物を買って、部屋に持ち込みました。 

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食後の晩酌のビールと肴にするお菓子も買っています。

LOTTEが、日本のハウスの「とんがりコーン」に類似したお菓子を発売していました。

その名も「꼬깔콘(コッカルコン、三角コーン)」。

この製品は「버팔로 윙맛(ボパルロウィンマッ、バッファローウィング味)」、つまりアメリカの鶏肉料理バッファローウィングを模した味で、甘辛くて非常に美味しくいただきました。

食感はとんがりコーンほぼそのままでした。

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韓国旅行二日目(7)。ソウルに戻って鍾路3街に宿を確保。さらに夜歩き

朝から公州と扶余にかけて歩き回ったり扶余国立博物館で雑念を持ったりして、古代百済の息吹に触れつつ、ひと休みしたくなりました。

一度気持ちをリセットして、韓国の現代文明に触れたい気持ちも。

これからソウルに戻ります。

要は明日日本に帰るので、それに備えて前の日から空港に近いソウルに戻っておく、ということですね。

 

余市外バスターミナルの窓口では、数十分に一本あるはずのソウル行きバスが「無い」と告げられ、呆然とするひと幕もあり。

頭が真っ白になって窓口の脇で立ちすくんでいると、急に席のキャンセルでも出たのか窓口の係員に呼ばれまして。

一度は無いと言われたのに理由はわかりませんがチケットを売ってもらうことが出来て、何とか市外バスに乗れました。

扶余には鉄道の駅も無いので、バスに乗れなければ戻って来れないところでした。

扶余からはソウル南部の서조(ソチョ)にあるソウル南部市外バスターミナルにたどり着きます。

ソウルに到着した頃にはすでに午後8時を過ぎていましたが、市外バスターミナルから出ると街には結構な熱気が渦巻いていて一瞬気が遠くなりました。

これから、宿を探さないといけません。

 

ガイド本をたよりに、地下鉄「鍾路3街」駅近くにあるというゲストハウスへ向かいます。

鍾路3街駅の周辺は路上に席を用意した屋台風の飲食店が多く、お客でにぎわっていて、何だか博多か香港の屋台街のような活気のある界隈でした。

また駅から大通り沿いに、ゲストハウスなどの廉価な宿が多く並んでいます。

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そうしたゲストハウスに入ってみてもいいのですが、何となくの安全志向で、そのままガイド本に紹介されていたゲストハウスまで足を運びます。

件の宿の中に入ってみると、フロントの従業員の女性が流暢な日本語を話すうえに、どことなく日本人のようなたたずまいで、丁寧な接客姿勢です。

外国で疲れた旅行者に、安心感を持たせる雰囲気なのでした。

疲弊していた私は何となく彼女に甘えるような気持ちになって、この宿に決めてしまいました。

しかし空いている部屋が三人部屋しかなく、週末料金ということで一泊55000ウォン(約5500円)です。

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三人分の寝台…。

使いもしないのに、物凄くもったいない気持ちです。

部屋の掃除は行き届いているようですが、建物も設備も古いので落ち着きません。

遅くまで歩いて深夜に寝に帰るだけ、と思えば文句もない部屋ではありますが。

一泊55000ウォン、高くついてしまいました。

ソウルは物価が高いので多くは望めませんが、界隈のゲストハウスかモーテルを探せば、もう少し新しくて安い宿はありそうに思います。

もしかしたら早まったのかもしれません。

フロントの従業員の接客に心を動かされた結果でした。

 

部屋にいても落ち着かないし、夕食もまだ摂っていないしで、重い荷物を置いてしばらくソウルの街を夜歩きします。

地下鉄に乗って光化門駅へ。

閉店間際の大書店、教保文庫で韓国語書籍を買い、その店舗ビルの脇を通る世宗路に行ってみました。 

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夜の世宗路に浮かび上がる、李瞬臣の立像です。

韓国の英雄ですな。 

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さらに北の光化門に近づくと、世宗大王の座像も浮かび上がります。

ハングル文字を発明した偉大な王であります。

その叡智に私もあやかりたいものです。

背景には光化門が見えました。

光化門の向こうには朝鮮王朝のかつての王宮、景福宮キョンボックン)があるはずです。

今夜は景福宮には行かずこれから地下鉄光化門駅に戻り、弘大入口(ホンデイック)駅まで電車を乗り継ぎます。

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韓国旅行二日目(6)。クドレ船着場から定林寺址、国立扶余博物館。雑念を持った

クドレ船着場付近から市街地までそこそこ距離がありそうです。

また歩きです。

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彫刻の立っているクドレ彫刻公園でしばらくまったりすることもなく、重い足を運びます。

時間が惜しいですからね。

まだ扶余市内に見たい史跡があります。

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コンビニがあったので、ひと休みです。

船着場で메로나(メローナ)を食べたところなのに、もう喉が乾いています。

2000ウォン(約200円)とお高めなスポーツ飲料を買い求めました。

レモンとオレンジを合わせた味で、さわやかな甘さがたまりません。

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この容器はキャップを開けた状態で逆さにしても中身が漏れず、飲み口から吸ったときだけ弁が開いて中身が出るようになっています。

面白い仕組みですね。

日本の飲料でも採用されているのかもしれませんが、私はこの商品が初めてでした。

乾きのままに飲み続けていたら、ひと口でほとんど飲んでしまいました…。

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市街地に戻ってきても歩きます。

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目的地の定林寺址(チョンニムサジ)に来ました。

百済時代のお寺跡です。

見学料1500ウォン(約150円)を払って敷地内へ。

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かつての寺院の境内だった、広い敷地が開けているのですね。

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寺院の建物は遠くに見える新しい建物以外は、礎石しか残っていません。

ただこの礎石から、中央の石塔を取り巻く回廊型の建築がかつては建っていたことが見てとれます。

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以前の韓国旅行で行った新羅の古都、慶州でも同様の石塔を見ました。

百済には仏教関連の技術者が多く、新羅、日本にもこの百済の技術者を通して百済様式の仏教建築等が伝わっていたそうです。

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あの建物が気になっています。

近づきます。

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中には白々とした色合いの石仏が安置されています。

その存在感に衝撃を受けました。

ガイド本によると、高麗時代のものだそうです。

何年も前に、山口県防府市で見た「多々良大仏」を連想しました。

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はっきりしない造形ながら、味わいのあるお顔です。

何か好感が持てます。

無心に拝みました。

 

日本を含めた近隣の国にも影響を及ぼした百済仏教文化について考えながら、定林寺址近隣の国立扶余博物館へ足を伸ばします。

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また喉が渇いています。

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「子供博物館」が併設されていますが私には関係ありません。

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足早に本館へ。

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と思いましたがその前に本館脇に見つけた自販機へ。

大塚製薬ポカリスエットもありますね。

韓国の街中では飲料自販機をほとんど見かけませんが、駅の構内と博物館の敷地内には設置されていることが多いです。

博物館見学の前に、ここで炭酸飲料を飲んでいきます。

その後、館内へ。

入館料無料で、扶余から出土したかつての百済にまつわる品々を見学できます。

やはり仏像、寺院の瓦等の仏教関連の収蔵品が多く展示されていました。

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奈良県石上神宮の伝来品として著名な日本の国宝、七支刀のレプリカも展示されていました。

七支刀も百済から当時の日本に送られたものだったんですね。

  

ところで館内の展示に添えられた日本語解説を読む限り「文化的先進国だった百済後進国だった日本を含む隣国に文化を授けた」という観点からのものに終始しており、私は不満でした。

百済が一方的に与える立場だった、という趣旨しか伝わってこなかったのですね。

なぜ百済は貴重な文物、技術を惜しげもなく日本を始めとした隣国に伝えた(伝わった)のか?

私はむしろその理由の部分を知りたいのです。

国と国との交流には様々な側面があるはずなのに、「当時の自国文化が優れていた」ということだけを主張する展示方針に、正直なところ辟易としました。

もちろん韓国側が政治的、愛国主義的な意図からそうした一方的な解説をしているとは限らず、百済の文化が優れていたことを示す以上の史料は見つかっていないのが理由、なのかもしれません。

それにしても日本側の研究には「当時の百済は日本に朝貢する立場だった」という見方 もあるわけで、そうした隣国の視点も取り入れて多面的な展示をつくることはできないのか、という不満を私は国立扶余博物館の展示解説に対して持ちました。

 

出土品を見るのはいいのですが、政治的な雑念が浮かび、目が曇った感は否めません。

古代の人的交流、文化交流にも、当然生々しい背景があったはずです。

千年の時間が費やされて、その生々しさが濾過された末の残り香だけを味わっている間は、心穏やかな気持ちでいられるのですね。

ところがその残り香の味わいを解釈するのは生々しい人間である私なので、己の目的を忘れて新たな雑味を付加してしまうのです。

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先人が本当に残したものは何なのか?

雑念に迷わされることが多い私には、そのままの解釈が難しいのだと思います。

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